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ベトナム首都ハノイ*ロックダウン近況

ベトナムの首都ハノイではコロナ感染者が急増したため7/24(土)0時よりロックダウン状態にあります。日本の友人などにも連絡してロックダウン状態のことを話してもいまいちその大変さが伝わらないので、備忘録として経緯と近況について書きたいと思います。

不要不急の外出禁止令

現在不要不急の外出禁止令が発出されており、外出できるのは食料品などの必需品、薬を買う、病院へ行く、職場でしかできない重要な業務をする時に限られています。

私が住んでいる地域ではスーパーマーケットへは買い物券がなくてもいけますが、市場へは3日に1回、指定時間にしか行くことができません。

また地域のいたるところに公安の監視員がいて、道行く人に「どこへ何の用があって外出しているのか」を聞いています。区の境界では検問があるところもあると聞きました。もし不要不急であると見なされた場合は罰金が科せられます。罰金について詳しくはこちらの記事を参照ください。↓


ホーチミン市ではスーパーへの買い物も週2回程度と制限があるようでスーパーに入るために行列ができているのをTwitterなどで見かけます。

出勤をする場合は通行証を携帯

現在は本当に職場でしかできない重要な業務に限り出勤することが認められています。ただバスなどの公共交通機関やタクシー、バイクタクシーなどの車両が営業停止しているため、交通手段は社用車、自家用車、バイクに限られます。

通行証は様式があるので、その様式に個人情報と職務を書き込み携帯します。様式は下記で参照できます↓

必需品以外の営業停止

現在食料品などの生活必需品の販売店、薬局以外はほとんどが営業停止しています。この状態について、日本にいる家族や友人に話してもあまり大変さを共感してもらうことが難しいです。日本では緊急事態宣言が発出されても飲食店は夜間営業を短縮したり、酒を販売しないなどの制限はあるもののまだお店が開いていますし、持ち帰りやUbereatsデリバリーも可能なので、正直「自粛にも慣れたし、あまり生活で困ることはない」という声をよく聞きます。

現在ベトナムでは飲食店が営業停止なので持ち帰りもできませんし、デリバリーもできません。食料品を買って、完全に自炊しなければならないのです。これ家族がいて毎日1日3食を作る人には本当に大変な話だと思います。この生活において、ちょっと家から出てリフレッシュ、とかもできない。カフェもない、行く場所はスーパーか薬局。道中も検問に怯えながら外出しなければならない....

今この生活がはじまって13日目。ちょうどストレスの限界がきているのかもしれない。ホーチミン市ではこの状態が3カ月も続いていて、続々と日本人も帰国しています。

労働許可証の取得もこれまで以上に厳しくなっていますし、労働許可証やビザが更新できなくて帰国するという方も多いです。

コロナワクチン

コロナワクチンの接種は徐々に進んできていて、同僚はアストラゼネカワクチンを接種していました。ファイザー、モデルナワクチンの接種も増えているようで、友人は既往症や飲み薬を問診で伝えたところアストラゼネカではなく、モデルナワクチンへの接種と変更となったそうです。

ワクチン接種はオンラインで申し込みができます。

https://tiemchungcovid19.gov.vn/portal

ベトナム語のみですが、Googleでページごと翻訳して読み進めるかベトナム語がわかる人に相談して登録するのがよいかもしれません。登録するとわりとすぐワクチン接種の日程のお知らせがくると聞きました。

海外在住者は日本へ一時帰国して成田で接種することもできますが、成田の接種会場も予約がいっぱいらしく、友人は帰国チケットは予約できたもののワクチンの予約をとることができずにしばらく日本で待機することになっています。まぁ、ベトナムにいても在宅でリモートワークしかできないので、日本の自宅でリモートワークしてても同じことですしね。。

ベトナムではワクチンを2回接種した場合は入国時の隔離期間が7日に短縮されました。(強制隔離7日間+自宅待機7日間)

少しずつワクチン接種によって規制も緩和されるとよいのですが。

2021/8/5時点での近況はこのような感じです。ではまた!

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