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「佐々木麟太郎、米スタンフォード大に進学」というニュースを見て私が感じたこと

おはようございます。
【一生勉強・親子で勉強】でnote書いてるPです。
今日もさっそく書いていきましょう❣️

本日は、
「佐々木麟太郎、米スタンフォード大に進学」

というニュースを見て思ったことを書いていきます。

このニュースを20代、30代の頃に見ていたら、たぶん、

小さいころからそういう環境で育ったからだよね
親がきちんと教育してくれたんだよね
周りにサポートしてくれる人がたくさんいたんだね
やっぱり生まれでほとんどが決まるんだよね
あー、私もこういう親の元で育ちたかった
なんで私の親はあんなんなんだろう、、、
私がふがいない人生なのは全部親のせい
小さいころからきちんとした教育を受けたかった
私が今苦労しているのは全て親のせい
悔しい
大学に行けるのがうらやましい

なんて事を思っていたと思います。
というか、50歳になろうという今でも多少思っています。
しかし、この20数年で私もたくさんの経験をし、自分がどれだけ愚かであったかをかなり理解できるようになりました。

佐々木麟太郎さんは、そりゃあ生まれた環境が良かったのは確かですが、それだけでここまでこれるわけがありません。
私では絶対に出来ないであろう努力に努力を重ね、寝る間遊ぶ間を惜しんでたくさんの事を考え、勉強し、掴み取った結果であると思います。
勝手にチャンスが来るはずはありません。
自分でそうなるように動いていたと思います。
生まれてから18年間ずっと考え、努力し続けてきたんだと、今の私は理解できます。

私の親は、かなりの変わり者でした。
父は、競馬やパチンコ、お酒ばかりの生活で、あまり働かず、家にも帰ってこず。
母は、父と喧嘩ばかりで、自分が働くことも考えず、家事もろくにせず。
両親は親戚や世間からも見放されていました。
家には民生委員の方が来られていましたが、相談することもなく。
このような両親の元で育った私は、友達もおらず、小学校、中学校時代を振り返っても、楽しい思い出はありません。
お金はもちろん、たくさんの事に対して余裕のない生活をしており、今日明日のことしか考えていませんでした。

そんな環境で育った私でしたが、大きく道を外れることはありませんでした。
私が住んでいた地域は学力も低く、荒れていた学校でしたので、普通に授業を聞いていたら成績は上位でした。
私は特に努力しなくても成績は良い方でしたが、家は荒れ放題、友達もいない、そんな状況だったので、生きる意味を見い出せませんでした。
そこで、私が学校の先生を頼っていればもっと違う将来があったかもしれません。
しかし、前を向くことは出来ず、
親がこんなだから、私は不甲斐ない人生しか送れない
親がこんなだから、塾にも行けない
親がこんなだから、みんなと同じように欲しいものが買えない
親がこんなだから、友達もできない
親がこんなだから、行きたい高校にも行けない
親がこんなだから、親がこんなだから、親がこんなだから、、、
と、全てのことを親のせいにしていました。

今あの時を振り返ってみると、私の心の奥底には、なんとなくこれが好きかもとか、こんな勉強がしたいっていうのがあったように思います。
行きたい高校もあったように思います。
しかし、やりたいことをやろうと思えば多少のお金はかかります。
行きたい高校は遠いので、バスや電車に乗らなければ行けません。
しかし、そんなお金さえも家にはありませんでした。
そんな相談を聞いてくれるような親でもなかったと思います。

では、バイトしてそのお金で行きたい高校に行けばいい。
寝る間遊ぶ間を惜しんで、努力して、役に立たない両親に頼らず、なんとか自分の道を自分で開けばよかったのではないか?
と今では思います。
しかし、当時は、両親の経済力の元に自由に勉強や趣味や部活を楽しんでいる周りの子たちを見ていて、なぜ私だけが自由に遊ぶことも出来ず、寝る間も惜しんでバイトをして、部活もせずに、自分で自分の学費を払わないといけないのか?
と思ってしまいました。
で、結局、自転車で通える公立高校に進学しました。

通学費用がかからない、公立なので学費もほぼかからない、制服代もかからないという理由で進学した高校だったので、入学しても特に目的もなく、お金がかかるので部活も出来ず、勉強しても大学に行けるわけではないので勉強もほぼせず。
高校生になっても、親を怨むことばかりで、自分の人生をまともに考えることはありませんでした。

私と佐々木麟太郎さんを比べても何の意味もありません。
生まれた環境、子ども時代の生活環境、生まれた時代も何もかもが全く違います。
比べるなんて恐れ多いし、比べようなんて思っていません。

子どもの物の考え方、行動などは親の影響は多大だとは思います。
しかし、基本的には本人がどう考え、どう行動し、どう努力するかにかかっていると思います。
佐々木麟太郎さんだって、両親の影響は多大だったと思います。しかし、本人が考え、行動し、努力を惜しまなかったからの結果だと思います。

今、あの頃の自分に言いたいこと

自分の生まれた環境を悲観し過ぎない
周りを羨まない
親以外の大人を頼る
学校の先生を頼る
学校の成績トップを目指せ
努力を惜しまない
寝る間遊ぶ間を惜しんでバイトしてお金を貯めろ

そうすれば、何かが見えてくるかもよ!!

今現在、私は生まれた環境の割には豊かに生活しています。
今の私があるのは、10代の頃にごっそりと抜け落ちた「勉強すること」「知識を付けること」「努力を惜しまないこと」などに、20代から30代にかけてようやく気付いたからだと思います。

親からどれだけ良い環境を与えられても、自分が相当の努力をしないと成功は手に入りません。
自分の将来について、どれだけ自分で考えられるか、どれだけ自分で努力し続けられるかです。

最近のニュースでは、出生率低下、人口減少とありました。
社会保険制度改革や税制改正は、広がるばかりの貧富の差を何とか埋めようという方向にしか見えません。

20年、30年後がどのような時代なのか想像も出来ませんが、自分で考え、努力し続けられる人間でないと、多種多様な世界を生き残ることは難しいと思います。


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