見出し画像

3D プリンタ自助具製作インタビューvol.5

実際に 3D プリンタで自助具などをつくっている方々に、「始めたきっかけ」や「つくったもの」、「具体的な現在の想い」などをインタビューしてみました。是非、動画をご覧になってください。

インタビューした人:林 園子(FabLab Shinagawa Director, 作業療法士)
今回のゲスト:木村さん(今は大工さん)

概要

元々仕事で CAD を活用していた木村さん。精神的に辛かった時期があり、CAD で「つくる」ことや、CAD を「教える」ことで支えられた経験があるそうです。CAD のスキルが「自助具製作」のような、他者に貢献できる活動になり得ることを知ってから、活動に積極的に参加してくださるようになりました。福祉や医療に携わったことのない木村さんにとって、作業療法士などの医療関係専門士と共に自助具をつくることは、安心した製作につながるそうです。つくること、そしてそのデータをオープンソースにすることで、一人での作業も、社会やより大きな世界とつながっていると実感できており、活動継続の大きなモチベーションになっているとのこと。地元茅ヶ崎でこの取り組みを広めるべく、障害当事者やそのご家族、支援者などと共に活動する機会を増やしておられます。

そんな木村さんの作った自助具の数々をご紹介いただきました。
是非、動画をご覧になってください。


インタビュー動画


考察

新たな視点でつくられた、完成度の高い自助具の数々、素晴らしいですね!

「つくる行為」には、自己肯定感を高める作用がもともとある上に、3D プリンタで自助具をつくり、データをオープンソースにする行為は、「ネットワーク」で離れた人の役に立てたり、「イベント」では目の前の人の喜ぶ顔を直接見ることができる。生きがいや癒しに繋がる可能性があることが、お話を聞いて改めて嬉しく思いました。

木村さんは 3D プリンタを複数台お持ちで、地元、茅ヶ崎では順調に仲間が増えつつあるようです。お近くの方、もしご興味あれば尋ねてみてはいかがでしょうか?

地元で繋がり、世界ともインターネットで繋がり、互助や相互理解が伝播して、世界から少しでも不安が減らせることを願っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?