大学2年生になって、遂に

夢にまで見た途上国への渡航が

実現しました！

場所は、インドネシアでした。

なぜ、インドネシアだったかというと

当時、入ることを決めていた

研究室の先生の研究対象地が

インドネシアだったからです。

ただ、これは単なる

研究室の研修旅行でもなければ

先生の研究への同行でもありませんでした。

私達には、別の目的があったのです。

それは、私たち研究室が支援していた

インドネシアはスマトラ島にある

コーヒー生産者の農園視察でした。

なぜ、コーヒー生産者の視察に

出かけたのか。

それは

このコーヒー生産者を支援する活動を

研究室主催で行っていたからでした。

この活動は、私達の先輩が始めており

先生の知り合いで、精力的に活動していた

若手生産者を支援することが目的でした。

平たく言ってしまうと

フェアトレードのような活動です。

彼らのコーヒー農園の豆を

現地で適正価格にて購入し

それを大学のある

地元のコーヒー店へ卸し

店頭でコーヒーにしてもらい

販売するという形でした。

少し割高で提供される、そのコーヒーは

売り上げの一部が現地に還元される仕組みです。

いただいたお金が

現地で不正利用されることがないよう

私達が代わりに日本で焙煎機を購入するなどして

お金をモノに変えて現地に送っていました。

この活動は、研究室単位だったので

数人でマネージできるくらいの

とても小さく、細々としたモノでしたが

私が初めて

途上国開発・支援に携われた経験で

この時の達成感は、ひとしおでした。