農園視察~インドネシア~

日本からインドネシアの首都

ジャカルタに到着してから

さほどの時間もなく、私たちは

今度はスマトラ島に向けて

飛び立っていました。


スマトラ島の空港に着いてからは

すぐにマイクロバスに乗りなおし

デコボコというか

ボッコボコ(笑)の悪路を

上下左右に揺られながら進みました。

天井や窓に頭を打ち付けられ続け

首が常に寝違えたみたいに痛く

おちおち眠ることもできません。

そのままバスに乗ること、8時間。

やっとの思いで、目的地である

コーヒー農園に着いたのでした。

お昼前に出発したはずが

着くころには、とっぷりと

日が暮れていました。


次の日からは

コーヒー農園を見て回りました。

当たり前ですが、本やネットにあったように

コーヒーの木には直射日光が当たらないよう

背の高い木を一緒に植えてある姿や

コーヒーの実が熟した赤さ。

そこから種を取り除いて乾燥させる工程。

直火で焙煎する姿と香ばしい香り。

五感で感じるそれに、とても感動しました。


また、生産者組合の組合長に会い

話を聞いていく中で

彼がどれだけ真摯に

コーヒーづくりと向き合っているのか

組合の仲間たちの栽培方法をよりよくするため

また、彼らのモチベーションを維持し続けるために

どれだけ奔走しているかも知りました。


実際に来なければ

頭の中での創造と妄想で

農園のことを考え、行動していたでしょう。

何事も実際に見聞きする中でしか分からない。

同じ釜の飯を食べて

飲みながら遅くまで語り合って

一つ屋根の下で眠って

そういう中で見えてくる

人の表情や心情に思いをはせること。

その大切さを学びました。

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