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可能性を、最大限広げる

大学1年生が終わる頃

私の学部では

2年生から所属する

コース選択が行われました。


私は高校時代に理系を選択し

大学にも理系で進学していました。

夢であった途上国開発・支援に携わるため

それにまつわる学び、研究をしたいと

思って入学していました。


理系科目が壊滅的に出来なかった私が

それでも、理系を選択した理由は

途上国で即戦力になれるように

技術、手に職を身に付けたいと

思っていたからでいた。

その当時の私の関心事は

「子ども達の飢餓」問題。

例えば、看護師といった

選択肢もありましたが

私には血肉を看る勇気がなく

①高吸水性ポリマー等を使った

砂漠の緑地化、農地化素材の開発

②遺伝子組み換えや交配による

砂漠や荒地でも育つ食物の開発

を専門にしたいと考えていました。


そのため

理系コースを選択することになるのですが

この辺りから、少し葛藤も抱き始めます。

それは、私の個性からみて

1つのことを極めるスペシャリストよりも

様々な分野を掛け合わせるゼネラリスト

の方が、自分に合っているのではないか

という思い始めたからです。

言わずもがな、②だと

理系研究者には不向きです。

このまま理系に進み

理系研究室で学ぶことは、適しているのか

少し迷い、悩み始めた時期でした。


私は、大学選びの段階で

入りたい研究室

師事したい教授を決めていた

という話を、過去のNOTEでしましたが

実は、それは1つではありませんでした。


理系のコースにある

生物化学の研究室に加えて

文系のコースにある

社会学の研究室の

2つに興味を持っていました。

何なら、後者の社会学の研究室や教授に

より強く惹かれて入学していました。

その理由は、その先生が

インドネシアがご専門で

当地で実地研究、活動をされているのを

知っていたからでした。


そうなると、本来ならば

理系のコースにするのか

文系のコースにするのか

この2択で悩みそうなところですが

ここもまた、私の学部の良いところで

どちらのコースに行こうとも

社会学の研究室には

入れる仕組みになっていたのです。


さすがに、生物化学の研究室には

文系のコースからは入れませんでしたが。

なので私は、迷わず

選択肢(可能性)を最大限拡大できる

理系のコースを選択できたのでした。


このように柔軟な選択肢を

提供してくれた母校には

心から感謝しています。

自分の学びたいことは分かっていても

自分の適性がどこにあるのか分からず

悩んでいた私にとって、それは

実際にどちらも経験してから

自信をもって選択できる機会を

与えてくれたのでした。

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