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出来るかではなく、やりたいか

成績も順調に伸びた

高校1年生の終わり。

高校2年生に進級する前に

人生2度目の進路選択として

”文理選択”の時期が訪れました。


300人中290位だった落ちこぼれの私が

なんとか1年必死に頑張って

300人中75位まで上がりましたが

その要因は、全て文系科目。

元々、理系科目が苦手だった私は

数学ⅠA、特に物理なんて

もうチンプンカンプン。笑

それに、夢は

途上国支援・開発に携わることだったので

なんとなく、国際関係学部に行けばいいのかな

と思っていて、何の迷いもなく

文系を選択するつもりでいました。


ある一人の先生と出逢うまで、は。


その先生は、私の苦手な物理の先生でした。

担任でもなければ

担当の物理の先生でもなかった。

今でも、何のキッカケで仲良くなったのか

よく覚えていませんが

ひょんなことから、話をするようになりました。


文系に進むことを全く疑っていなかった私は

先生にも相談ではなく、報告という形で

文系に進むことを話していました。

その中で、私の夢が

途上国に行って子ども達を救うこと

現場で即戦力として活躍すること、だと言うと

「理系も一つの選択肢になり得るよね。

工学や農学、理学分野の技術者になれば

現場ですぐに役立てるんじゃない?」

そう言われたのです。


これは、その当時の私にとって

全くもって新しい、未知な世界。

目から鱗が落ちた瞬間でした。

即戦力になれるなんて、カッコイイ!

自分の技術を持てば、オンリーワンになれる!

そんなことを思い、理系への進学に

気持ちが急速に傾いていき

ついには、理系に進学することを決めました。


その時の私は、今の自分に想像できること

理解できる世界を生きることよりも

よく分からないけど面白そうで刺激的な

そんな世界に挑戦してみたくなっていたのでした。

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