見出し画像

変わらないのは、凄いこと

私達は「○○に成る」とよく言います。

これは、何かに変わる、変化する

といった意味が背景にあると感じています。


私達人間は

安定した家庭を築きたい

安定した職に就きたい

安定した老後を送りたい

と言いつつも、実は

変化しないことを恐れているからです。


それは、この世が流動的だからです。

今この瞬間にも刻々と時は流れ

私達の細胞は生まれ変わり

思考や感情は移ろっています。

私達人間は

変わることで生きているのです。

それを本能的に理解しているため

安定した〇〇を求めながらも

変化しないことに恐れているのです。


だから人は

何かに成ろうとして焦り、もがき

何かに成れない自分を責めてしまいます。


でも、思い出してください。

今この瞬間にも

私達自身の細胞は常に生まれ”変わり”

思考や感情は”変わって”いっているのです。

私が今書いている、この文章も

1分後には、違う表現をしていることでしょう。

私たちは無意識的に、常に変化しているのです。


だからこそ私は

何かに成ろうとすることよりも

何かで在ろうとすることの方が

難しいと感じています。

変わること、変えることよりも

自分自身の本質を保つこと

別の言葉で言い換えれば

自分の信念を持ち続けること

自分の意見を貫き続けること

をしながら生きる方が

難しいと思うのです。


ここで何を言いたいかと言うと

自分が変わることに

疲れてしまったり

自分が変われないことに

落胆してしまったりする必要は

ないということです。


変わらないこと

変わらずに在ること

変わらずに持ち続けていることは

実は凄いことなのだと

気づいてほしいのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?