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Twitterのマナー? 〜見る専からの提言

こんばんは、飛び亀です。

実は、僕は10年以上Twitterをずーっと見てきました。
ところが、未だに誰かとリプライ飛ばし合って会話することもなく、フォロワーも2桁。ツイート数も年平均1000ちょっと。

むしろ10年やってそんなことってあるんですね。
つまり、読む専見る専です。

それでもというか、それだからこそTwitterを眺めていて、
人のツイートを毎日読んでいて、
たまーにフラストレーションが溜まることもあります。

今回は、それをグダグダと吐き出す回になります。
年の瀬に何を?

呟きは自由だ

結論を先に言うと、僕はTwitterの使い方は自由だと思います。
Twitterのルールや法に触れない限りは。

この記事のように、
テレビに出てくる出所不明なマナー講師のように、
Twitterのマナーを語りたがる人は多くいます。

しかし、そんなものはクソくらえです。(自己否定)

寛容であれ。
これが理想だと思っています。
話すことも自由、話さないことも自由。


例えば「○○ジャンルの垢だと思ってたのに、関係ないこと呟くな」などと言い出す人がいます。呟くことは自由です。別に言ってもいいとは思います。

しかし、相手の呟きもまた自由です。
仮にプロフィールでジャンル指定していたとしても、そんなものは目安です。企業や団体垢でない限りは、中の人は個人です。色々なことを喋りたいものです。

まあそんなことは誰しも分かっていると思うんですが、
たぶん「Twitterはジャンルごとに垢を分けるもの、それが常識」だと思っている人がいるんですよね。

そんな常識も決まりも風潮も無いよ、と僕はそれだけ伝えたい。
あまりに聞きたくない話が多いなら、フォロワーから外すしかありません。

人に求める前に自衛することがTwitterの鉄則だと僕は思っています。


呟きは自由です。
しかし世界中に発信される以上、その呟きやRTひとつひとつには責任が伴います。どうしたら自分を守れるかは自分で考えるしかありません。

先のような非常識を押し付けてくる人はどうしたって存在しますので、それが怖いなら「あんまりジャンル外のことを喋らない」とか、「最初からジャンル表記などしない」とか、対策を取ることはあるでしょう。

しかしこれは自衛であって、マナーではありません。

※ちなみに人気アカウントになりたいなら、「あんまりジャンル外のことを喋らない」が鉄則だと思います。何でもかんでも呟いて、それでも全人的な人気を得るには人間的魅力が必要です。ただ今回の記事は、人気アカウントになるためのコツを伝えるものではありません。そりゃそうだ。

プライバシーは自分で守ろう

そういうわけで、個人情報・プライバシーも自分にしか守れません。

現代のSNS界隈では、昔のように「本名を出すな」とは言われないでしょう。僕なんかは未だに抵抗あって無理ですけど。

しかしTwitterは過去を遡れますから、ちょっとした油断が自身の正体をバラすことに繋がりかねません。日常のツイート、写真から地域、学校、職場、身近な関係などがバレていった先人たちは無数にいます。

身バレの何が怖いのか。
こればっかりは性格や年齢、職種、性別にもよりますが、有名人になりたいのでもなければ隠しておくのが得策だと僕は思います。

10年後に掴んだ成功を、過去のツイートを掘り返されてオジャンにされる。
そんなことも現実化してきている世の中です。

特定班って本当とんでもない奴らですね。

140字を超えて語る

本来、Twitterは140字におさめて短く太く語るための高度なツールです。
要約力を求められ、(僕のような)ダラダラと喋り続ける人間には難しい仕様になっています。

タイムラインはバラバラに流れていくし、140字を超える=2ツイート以上に渡る文章は基本的にマトモに読んでもらえないと考えましょう。

しかし、Twitterは進化を続けています。
今は自己リプライによるツリー表示機能があります。
自分のツイートにリプライする形で続きを書くことで、少し読みやすくなります。

こうして、Twitterは長文を書くことにも寛容になってきました。


ところが。

読み手側が「返信を表示」を押してくれないとツリー全体が表示されなかったり。
数分ペースで連投すると、タイムラインはおろかユーザーページでさえ一部ツイートが抜け落ちたり。

やっぱり今のTwitterでも、連投しての長文はマトモに読まれない、というか読めない仕様になっています。例えば企業垢が新情報を連投してるとき、一部ツイートが消えてたりしますね。

あくまでTwitterは140字の単発ポエムが基本なのです。
こればっかりは仕方ない。

それでも長文を呟いたり連投したりしたい貴方。
各ツイートに1・2・3と番号を振ったり(続く)(続き)などを文末、文頭につけたりすると、読み手側にも長文であることが伝わるし、抜けがある時に気付いてくれたりします。

まあ、それでも読み手が全部読むかどうかは分からないし、全部読む義理もないことは頭に入れておきましょう。

リプライのマナー

リプライ(返信)に関するマナーが語られることも多いですよね。

例えば「ff外より失礼します」の挨拶。
「フォローもしてないしフォロワーでもないのに急に話しかけて失礼します」という挨拶です。最近は減ってきたかしら。

こちら、もちろん言う言わないは自由です。

まず挨拶を、って気持ちは分かりますし、僕は未だに使ったりします。
でも知らん人といきなり会話できるのがTwitterらしさですし、不躾に話しかけることに何の問題もありません。

「何となく挨拶しないと気持ち悪い」という本人が使えばいいのであって、「挨拶しろ」と押し付けるのは空気を悪くするだけですね。ああもちろん「使うな」っていう注意も空気を悪くするだけです。

好きにさせてください。

巻き込みリプライはダメ?

「巻き込みリプライ」って、どれだけの人に認知されているのでしょうか。

通常、あるツイートに対してリプライを付けると、そのツイート主にリプライ通知が飛びます。
ところが、「RT(引用RT)ツイート」や「アカウント名(@○○)を含んだツイート」などに対してリプライを付けたとき、デフォルトではRT元や文中に書かれたアカウントに対しても通知が飛んでしまいます

この仕様が「巻き込みリプライ」です。

友達にメール返信したら、実は宛先やCCに別の友達のアドレスも入っていて、個人宛のつもりで複数人にメール送っちゃった、ってのと同じです。

初期のTwitter、それこそ手打ちで「@○○」と打ち込んでいた時代にはあり得ない現象(そもそも通知なかったし)でしたが、今はこれが頻繁に起こっています。そして巻き込みリプライを受ける側にとっては、時に不要な通知が大量に舞い込んでくることになります。

これを防ぐためには、リプライを送る前に対象アカウントのチェックを外す作業が必要です。(あるいはツイートへのリプライじゃなくて、旧来のアカウントへのリプライ使うとか)

そういうわけで、「巻き込みリプライをしないようにしましょう!」と声高に叫ぶ人が、当社比で非常に増えています。(「ff外失礼します」言え論者より増えている気がします)

しかしこれ、誰のミスかと言えば、はっきり言ってTwitter側のミスです。
ひと手間挟むことで誰にでも防げるとは言え、巻き込みリプライがデフォルト仕様なのです。つまりTwitter側はむしろ巻き込みリプライさせようという意図がある、とさえ思います。

良心に従って注意喚起しているものとは思うのですが、巻き込みリプライしてる人を捕まえて注意をするほどのものじゃないと僕は思います。

やるべきことはTwitter側に仕様変更を訴えること、そして通知が嫌なら通知オフなどの自衛をすることです。自身が気を付けるのは結構なことですが、これも人に押し付けるレベルの必須マナーとは思いません。

140字で議論はできない

さて、リプライと言えば相手との会話であり、たぶんTwitterの醍醐味のひとつなんじゃないでしょうか。僕はやってないけど。

Twitterが気持ちのいい言葉を伝え合える平和な世界だったらいいですよね。しかし現実は冷たく、時に言葉のドッジボールがスタートします。

ドッジボールを防ぐひとつの考え方として、何度か言っていることがあります。それは「Twitterで議論はできない」ということ。

「議論」は客観的な根拠に基づいてのみ話し合うものと思われがちですが、人間が行う以上そんなことはありえません。意見をすり合わせ、あるいはぶつけ、片方に決める、あるいは昇華させるのが議論の目的です。

そこには、誰がどうやっても主観が挟まります。

主観が挟まる以上、文字面だけでそれを行うのは不可能と言ってもいい。
顔を見て、いや、せめて声を聞けないと、相手の思いや感情は全て「自分の中の想像」でしかなくなります。そうすると人は都合よく、あるいは都合悪く相手の意見を解釈します。議論は良くて平行線、最悪加速度的に離れていきます。

……つまり、文字面だけで議論するのは無理ってことです。
言いたいことを言い合うだけのレスバにしかなりません。
Twitterを広く眺めてみてください。一般の人は言うまでもなく、専門家のツイートでさえ往々にしてレスバトルになっています。悲しいことです。

そしてTwitterが議論に向かないのには、もう一つ大きな原因があります。
それは、「1ツイート140字」の制限です。

先程も書いたとおり、2ツイート以上に渡る長文や連投は、読み手に全て読まれる保証はありません。議論においてこれは致命的になります。

議論の相手が、こちらの文章(全ツイート)を全て読むとは限らないからです。

まあこれはもちろん匿名掲示板で長文を書いても同じことが言えるのですが、Twitterでは一斉に表示されないぶん、さらに致命的と言えるでしょう。

肉声でやり取りする議論と、文字面の議論が同等になるはずがないのです。

リツイートのマナー

リツイート(RT)は、他人のツイートをまるまる引用できる機能です。

かつては「RT @○○」と冒頭につけて該当ツイートをまるまるコピペしていました。今では1操作で簡単にRTできるようになっています。

また引用RT(かつての非公式RT、QT)は、他人のツイートを引用したうえで自分の呟きを付けてツイートできる機能です。こちらも、かつてはコピペと手打ちで行っていました。

引用RTは非公式RTと呼ばれていたこともあり、昔はマナー違反だとされることもありました。しかしTwitter側が引用RTを公式仕様化した以上、そうしたマナー議論も廃れたものと思います。

もちろん極稀に「勝手にRTしないで」「引用RTはやめて」という方も見られます。しかしきっちり通知は飛んで把握できますし、自ら世界に向けて発信している以上はRTを拒否することは厳しいでしょう。ちなみに鍵アカウントにすればRTはされません。

そういうわけで、RTは自由です。
ただし、RTしたことはRT元の人にはバレます
批判するなら責任をもって行いましょう。

強いて言うなら引用RTではなく通常のRTをしておいて、次のツイートで批判しておくと若干バレにくい、という手もあります。(よくやる)
でも逆に僕がRTされたら相手のツイートを一通り眺めに行くので、本当は無駄です(笑)

いつだってそれはデマ

SNS、特にTwitterでのデマ拡散が問題視されて久しいですが、その主要因はRTです。ワンタップでRTできる仕様になってから、デマの拡散は大変お手軽になりました

Twitter側も対策は練っていて、リンク元を開かずにRTすると警告メッセージが飛んできたりします。しかし、それでもデマは減りません。

なぜなら、誰しもそれがデマだとは思っていないからです。

この人が言っているから。
みんながRTしているから。
事実が入ってるから。
ちゃんとした記事の体裁になっているから。

誰しもそれだけでデマを信じてしまいます。
しかし、どれ一つとして真実である理由にはなりません。

事実100%でない限り、それはデマです

そういう意味で「いつだってそれはデマだろう」、そう思って情報に当たることがTwitter、ネット、ひいてはメディアを見るうえでの鉄則になります。

スクショ引用はルール違反だ

先程、RTと引用RTについて書きました。
そして今はRT元に通知が飛ぶようになっていると言いました。

ところが、近年「第3のRTもどき」が流行っているのです。
それは相手に通知が飛ばない仕様になっており、まさに令和の非公式RTと言える手段です。

それがいわゆる「スクショRT」、文字通り相手のツイートをスクリーンショットし、その画像をツイートすることです。

わたくし、Twitterの使い方は自由だと再三訴えてまいりましたが、スクショRTだけは別です。こちら大変卑怯であるとともに、Twitterのルール違反とも考えられます。Twitterは公式仕様以外でのツイート引用を認めていないからです。

こちらの記事にあるとおり、スクショ引用が著作権侵害とする判決が出たとの話もあります。1つの判決であって、今後どうなるかは分かりません。
しかしこと著作権に関しては、慣例に習うよりも慣例を正す方向に動くことが多いので、これが覆されることは考えにくいと個人的には思います。

スクショRTは当然ながら相手に通知が飛ばないことから、主に「喧嘩を売らないため」の批判手段として常用化してきたものと思います。
つまり陰口ということです。

直接喧嘩を売るべきか、陰口で済ますべきかは意見の分かれるところでしょう。

僕としては、引用してまで批判するなら真っ向から喧嘩を売るべきだし、陰口に留めるなら引用などせずに仄めかしに終わるべきだと思っています。もちろん先に書いたとおり、直接ぶつかったって議論にはなりません。喧嘩です。だからこそ、ツイートには責任が伴うのです。批判するなら喧嘩を覚悟しなくてはいけません。

何にせよ、スクショRTはルールに抵触する行為であり、僕としてはやめておいてほしい、と言わせていただきます。


140字のやり取りの中で、常にポジティブであれとは言いません。
呟きは自由ですから、ツイートでネガティブな感情を独白し、発散することも大切なことでしょう。

しかしスクショ引用は明らかに独白目的ではなく、ネガティブの連鎖を生むための行為です。あんまり人を巻き込んでほしくはないですね。

せっかくのTwitterですから、自分のためになるような使い方を見つけていきたいところです。

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