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2024/03 ベトナム・タイ旅行[1] 3月24日 成田~ハノイ

激安ではないが魅力的な航空券

コロナ禍もある程度落ち着き、2023年も韓国に赴き一通り楽しんだが、やはりこうなってくるとまた海外に行きたくなるものである。中国クラスタの界隈ではシアヌークビルがアツい今日このごろであるので、カンボジアあたりどうかなぁと思いつつ、ある日Trip.comを見ていたら

激安ではないが、ハノイで一泊できるので魅力的と思い予約してしまった。

こんな感じの航空券を発見し、カンボジアじゃないんかいとなるが、まあいずれにせよ行ったこと無いしお土産もそんなに買わないだろうしLCCでいっかぁ…なんとかなるやろということで予約。ついにその日が来たということで開始いたします。そこそこ長くなりますので、1日につき1~2エントリに分割していこうと思います。

2024-03-24 7:00
成田空港の東横インから送迎バスで第2ターミナルへ。 出国手続きをして制限エリアに行くと、久しぶりに「最後の最後で日本の間違ったイメージを植え付ける免税店」に出会えた。相変わらず人気である。あとシャワールームがあった。これなら家から直接成田空港に行っても良かったな。

ベトジェットエア VJ933便でハノイノイバイ空港へ 機体は新しかったが、LCCらしく椅子の間隔があまりにも狭い。荷物は椅子の下に置けるが、やめたほうがよかった。

ハノイまでは約6時間。座席指定をケチったら窓際に。トイレに行きづらいのであまりうれしくない。 後方列だが、LCCだしどうせハノイでもバス移動が必須なので、ゆっくり降りよう。

177cmのぼく、前の席に足がつく。

道中、やっぱり尿意が発生し、通路側の一般ベトナム人に頭を下げてトイレへ行く。
斜め前のベトナム人キッズがとつぜんハッピーハッピーパッッピ~!!とか歌いだして笑った。少々のざわめきも聞こえて日本人の生息を確認した。

ハノイに着陸。入国審査は何も書かず喋らずで通過。社会主義国らしく、軍人の制服が派手で大変格好いい。出口でTAXIと声をかけられるがノーを言いながらバス乗り場へ。ちょうど発車の瞬間だった。

ハイウェイバスを銘打っているが、どう見ても普通の路線バスだ。

ホテルへはいかず、まずは旧市街の端にあるロンビエン橋で下車。
帰りのために空港行き側のバス停を探したがなぜか見つからなく、早々に挙動不審男性になってしまった。
某フォロワーおすすめのプリン屋へ。ハノイはプリンが有名らしい。メニューが読めず翻訳アプリを通してもサッパリ。写真を指差す。おいしかったからヨシ。



公衆トイレを探していたら列車が通った。シャッターチャンスを逃してしまったがなんとかiPhoneで。悔しい。この先頭車の下あたりにトイレがあった。無料だったが、そのぶん衛生面はお察しの通り。常人は高級レストランに行くか、ホテルにチェックインして済ませよう。

裏通り感があり観光地ではない。正直居心地は良くないが、屋台のオバサマがバインミー?と声をかけてくれた。話に乗り、1つ注文。

野菜がないのでコレジャナイ感があるが、フランスパンがあまりにもふかふかで美味しかった。100円くらい。
あと観光地らしい水道塔。若者が大挙として映えを追求していた。

ロンビエン橋付近を歩くと「Bánh Cuốn」の文字が。知ってるぞ。蒸しライスロールだ。広東料理の腸粉。180円くらい。中身は肉ときくらげ。ライムを添えたつけ汁とともに美味しくいただく。

付け合せのさつま揚げのようなものも自家製だろうか?プリップリで最高。

満足したのでロンビエン駅へ。首都の隣の駅にしてはしょぼくない?と思ったが、南新宿駅もこんなもんだと思う。ただ、ここは裏口だったみたい。高級そうなレストランが併設してあり、貸切パーティっぽいのを催していた。踏切も何もないのが衝撃。あとトイレが綺麗。ここで済ませればよかった。

本当の入口はこっち。おしゃれな駅舎だ。

この日のお目当てのスポット。ロンビエン橋を訪れる。1902年にフランスによって建設されたので鉄骨はパリ製。パリのエッフェル塔と同一人物が設計した...という説は実は嘘らしい。しかし同じ時代に建設されたので似たような作りに思える。鉄道とバイクの共用で、ひっきりなしに大量のバイクが通る。

橋の長さは1.8kmほど。しばらく歩いているとバイクとは違う光がみえた。列車だ。事前に調べていたものと違う時間だったが、ゆっくりと通過をしたのでなんとか撮影。今年から改修工事を始めるとニュースが有り、すでに見られない可能性があっただけに感動した。

ロンビエン橋の架かるホン河は漢字表記で紅河。中国雲南省から流れる大河で、酸化鉄で水が赤くなる...らしいが、下流だからかそうは感じなかった。霧に包まれていい天気ではないが、風情がある。 本命の列車を撮影する場所を探す。ここがよかろう。上半身裸のおじさんで華南を感じた

とりあえず渡りきったが、お目当ての列車の通過時刻まで1時間ほどあったので橋の袂のカフェで休憩。店員がいないと思ったら常連客のテーブルの中に潜んでいた。ブラックかホワイトか、ホワイトを選んだのがこちら。白いところは練乳である。甘すぎるからか?お茶をつけてくれた。

久々に腰を落ち着けられたので道の流れをボーッと眺めていた。が、日本で見られない車ばかりで盛り上がってしまう。日本車はもちろん多いが、日本で買えない車種も多く、また韓国車も多く見かけた。


目星をつけていた撮影スポットに戻る。 古い橋なのでそれなりに揺れるし、歩道が狭い上にその足場が数センチ厚のコンクリ製なのでいささか不安は残る。河原は農場になっているらしく、17時という時間もあり激しく人が出入りするため完全な邪魔者外国人である。

17:26 ベトナム鉄道LP8列車がほぼ定刻でゆっくり通過。北部の港湾都市ハイフォンから長大編成を連ねてやってきた。 ロンビエン橋の特徴的な骨格と、ベトナムらしいバイク集団を同時に収めようと待機していたが、うまくタイミングが合わず。 まあギリ及第点といったところ。

こんなもんかねぇ...と首を傾げながら旧市街に戻る。次の列車の時間には日が暮れているのでチャンスは先程の1回だけ。鉄道写真は一日にしてならずとはこのことよなぁ。橋の下ではパイナップルが大量に積み上げられていた。屋台で食べられるらしい。新鮮なパイナップルはなにか違うのだろうか。

名物なのか、梅を売っている屋台もけっこうあった

旧市街で腹ごしらえをしたかったが、食事系の区画ではなかったみたいで、ランタンや星型の提灯をたくさん売っていた。鉄道よりもフォトジェニックだなとか思う現金な人間なのでシャッターを切りまくる。 持って帰れる大きさではないので目で楽しむし、店の人々もそうだろうなという目線で見てきた。

その後はバインミーの名店?へ。とにかくGooglemapに表示され続けていたのでどんなもんかと立ち寄れば、白人系の観光客の人だかり。観光客向けの店だが、まあ、自分も間違いなくその一人なので。No パクチー?と聞かれたのでモアパクチー!と答えたら苦笑い。まあ美味いわ。250円くらい。

ハノイ駅に併設されているホテルを予約したので、Grabのバイクに乗り移動。歩いても良かったが、初日から飛ばし過ぎて疲れるのは良くないので。 Ga Hà Nộiでハノイ駅。Gaはフランス語のGare(駅)が語源らしい。首都の駅にしては小ぶりだが堂々とした佇まい。中には入れなかったが、夜行列車が準備を進めていた。

1泊4400円で、ハノイ駅から徒歩10秒。水回りが少しボロく、壁のタイルも一部欠落していたが大きな問題ではない。冷蔵庫も動かなかったが格闘したら動いた。 「朝食は7時からで、xxドンするけどどうしますか?」 「5時半にチェックアウトするから大丈夫」 フロントの人苦笑い。


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