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動画の背景に「Adobe firefly」の生成塗りつぶしツールを使う

プロンプト入力が日本語に対応したのでAIに理解させやすい英単語の羅列を考える手間が省ける分楽になるかな……と思ったらそんなでもなかった。


Adobe firefly

AdobeのジェネレーティブAIのあれこれです。

Photoshop(ベータ版)では「生成塗りつぶし」画像生成機能が使えます。

何が嬉しいか

・それなりに高解像度
上限は2000x2000(px)です。印刷に使うには若干足りない場面も出てきますが、フルHD程度ならどうにか……
・慣れたUI
選択ツールやブラシなどをそのまま使えるので画像編集・作画の延長でサッとお出しできる
・学習元の権利関係がクリア
学習元の権利関係は火種になりがちなのでここがクリアだと炎上リスクが1つ減りますね。
一方で学習データをメガコーポが寡占する状態になるとそれはそれであまりよろしくないのでは?と思っているのでいい感じの場所に落ち着きませんかね(Adobe製品が事実上のDTPデファクトスタンダードになっている現状に思いを馳せながら)

早速作る

まずは適当な塗りつぶしを作り、キャンバス全体を選択して「生成塗りつぶし」のプロンプトを入力します。

「横から見た地面、藪、背景に森林」

3パターン生成される中でいい感じのものをチョイス。今回は段差を正面から見た感じが作りたかったので地面の部分だけを選択してもういちど生成

「真横から見た土の山」

コピースタンプツールでざっくり修正

崖下がもうちょっと欲しかったのでキャンバスサイズを広げて広げた部分を選択、プロンプトなし(周辺画像を参照して生成されます)で生成

これで素材としては完成したので、草を切り出して別途透過pngで保存

こういう複雑な切り抜きもPhotoshopなら楽勝

MMDから書き出した画像を配置・調整して、できました。

今作ってる動画の一部です。8月11日公開なんですがまだ動画ができていません。なので今回はここまで。

追伸:動画ができました

新曲「有耶無耶の境界」です。ここで作った背景画像を動画に使っています。

https://www.nicovideo.jp/watch/sm42609423


手書きで「おさいせんばこ」と書かれた箱が置いてある。投入されたサポートはガソリン代になり、動画の素材になります。