概要

サンリオピューロランドで2022年7月より公演中「Nakayoku Connect」

好きなとこ・感想

コロナ渦以降のピューロのビレッジで入園すればだれでも見られる新作レギュラー一発目、ということになりますか。（よね？）気合の入ったショーです。ピューロビレッジに新たに人体に無害でカメラをぶっ壊すファイバービームを導入してライトショーとしての質を一段階ブラッシュアップしつつ、ライブエンターテイナーをビレッジ2階に配置してゲストが見上げるスタイルにすることで、ピューロランドがやたらと敏感で保守的な感染症対策もきっちり納得できるところに仕上げてきて、「なんだやるじゃ～ん」というのが正直なところの本作。影は薄いもののヴァーチャル世界との連携も打ち出していたところに来ました「ピューロランド初のサブスクサービス音源配信」いいぞもっとやれ。楽曲はポップで現代的で、かなり高級な聞き心地で最高です

誰も読まなくていいクソデカSPL感情のコーナー

コロナ渦への対応の保守的姿勢もそうだけど（永遠にMiracle Gift Paradeは復活しないし、有料パレードでピューロビレッジを濁しているし、なんでか撮影禁止な演目ばっかりやり続けるし）昨今のおそらく内製100％のショーのクオリティーやばいなって思うんですよね。一時期から「みんななかよく」に凝りだしたピューロランドですが、最近はそれを”どこかでキティやダニエルが言うこと”が先に来てしまって、ショーのプロットとか起承転結とかがむちゃくちゃになっているショーが多くて。K社長がいろいろと思想をお持ちでピューロを転換させた立役者でありつづけるために思想ショーが増えるのは同情はするんだけど…もっとクリエイティビティというか…サンリオってそういうところに縛られない自由な形の愛とか友情とかを描けるからこそ素晴らしくあり続けてきたと思うので、頑張ってほしいなあと思いますよ。その点、Nakayoku Connectはすばらしい。”みんななかよく”することのある種のあいまいさ、デジタルにはかれないところとかを切り取って、どこまでもデジタルに頼って描くからこそ、その間にある人間味とか思いとか伝わってくる不思議な暖かさのあるショーになっている気がします。これ外部入れないと作れないの恥ずかしくねえのか！と私は言いたい。

Apple Music プレイリスト

特に関連楽曲もないのでアルバム直貼り。