漆黒の頃
西の空に帳が降りる頃
さめざめとした涙は乾き
新しい夜という定義に塗り替えられて
闇は闇でしかないのだけれど
そこにあるのは、真っ黒な暗黒ではなくて
いろんな色が入り組んで
点々と線と線とが重なり合って織りなされて
暗黒に感じている、元はカラフルな色だ
いろんな感情があったのに
ひとまとめにされて
窮屈なようでも窮屈ではなくて
ぐしゃぐしゃな頭の中が整っていくように
ふぅと落ち着ける瞬間を迎える
そんな夜だから
こんなにも待ち遠しんだ
真夜中の漆黒、優しい黒
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