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「かわうちかえるツアー」に参加してきました!②

さて、「かえるツアー」レポ2つ目。いよいよ富岡漁港を出航します。

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体全体に潮の香りと海風を感じながら、沖へと向かっていきます。

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右手に見えてきたのは東京電力福島第二原子力発電所。事故を起こした第一原発と同様、廃炉が決定しています。こんなにも近い場所にあるのか、と驚きました。このあたりからさらに船はぐいぐいと速度を上げ、広野沖へ。

また大きな施設が見えてきました。こちらも同じく東京電力の広野火力発電所。

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この浜通りが震災以前(広野火力は現在でも稼働しています)首都圏へ電力を送る重要な「電源地帯」であったと再実感しました。

船はポイントに到着したようで速度を落とし、ここで役場の方から餌のつけ方を教えてもらいました。

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寒流と暖流がぶつかり合う、好漁場である福島沖の海産物は震災前「常磐もの」として東京の寿司屋でも人気だったといいます。しかし震災・原発事故後、津波によって港湾施設の再建に時間がかかったほか、「放射性物質」という目に見えないものに関する情報が、消費者にうまく届かないことによる風評被害によって福島県の漁業は大きな打撃を受けました。

現在では、モニタリング調査によって放射線濃度が低い海産物を「試験操業」として漁獲しています。(これに関して9月中に学ぶ機会があったので詳しくまた後日書きますね)

漁獲した海産物もしっかりと検査され、市場に出回るようになってきた福島県産の魚介類は再び「常磐もの」としての発信が行われています!

いわき常磐もの 公式サイト http://joban-mono.jp/

さて、今回はイワシを餌に利用し、常磐ものの代表格であるヒラメを狙いました。

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釣り糸を垂らし、ひたすら待ちます・・・。すると、船の右前方から歓声が!

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海面に竿が刺さるほどの当たり!竿を握る学生は釣り経験者でしたがひたすらに「重い、重い」の声、そして!

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何とも大きなヒラメ!しかし役場の方のお話ではこれでも小さいほう・・・おそるべし、「常磐もの」。

このヒットを皮切りに、スポットを移動しながら多くの魚が釣れました!

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こんなに豊かな漁場がフル稼働していないのはなんだかすごくもったいなく感じました。

さて、3時間ほど海釣りを楽しみ、漁港に戻った私たちは再びバスに乗り、いよいよ川内村へ。宿泊地である「いわなの郷」に到着すると

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「かえるツアー」ののぼりがお出迎え!一度コテージに荷物を置いて(実はここでやっとちゃんと自己紹介ができました・・・)

夕食はBBQ!

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そして先ほど釣れたヒラメも!

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しっかりとした味わいながらも、しつこくない味。とてもおいしく、あっという間になくなってしまうほどの大人気。

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村役場の方も大学生も入り混じっての夕食。楽しい夜になりました。

コテージに戻ると、なんとスマホの電波が入らない!(わたしの使っているSoftbankだけのようでしたが)いつも寝るまでスマホを見ている私には大打撃!かと思いきや、船に乗っていた疲れからか、コテージのみんなあっという間に眠りに落ちていきました・・・。

1日目はこんな感じで終わりを迎え、明日は2日目の様子をお伝えします!

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