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高学歴のデメリット

最近はいろんな人の記事をみて、書き方や話題などを参考にする時間を設けています。投稿する時間よりも閲覧している時間のほうが休日は非常におおくなっています。

そんな中、記事を見て自分も共通することがあったので、勝手にリンクを張らせていただきました。

今の会社ではありませんが、新卒で入った会社にも東大卒の方がいらっしゃいました。当時の自分はプログラムとかすごいんだろうなと思っていたのですが、この方と関わって思ったことがひとつありました。

それは、にょろさんの記事にもありますが

「頭がいいので、わからないことが理解できない」

これは、自分の場合も当てはまります。

自分が新卒3年目の時に、新人教育の担当を1か月半担当することになったのですが、当時の自分はまだできないことだらけで自分が担当でよいのがとてつもなく不安でした。

なんとか担当として最低限の役割はこなせたと思いましたが、新卒の会社を辞める寸前の時にある話を聞いたことがありました。

前年の新人教育の担当は、先ほど話にあった東大卒の方。
当時の社長とかもこれならば大丈夫だろうと思ったのですが、あまりうまくいかなかったみたいで、それを受けて自分が新人教育担当の白羽の矢が立ちました。

自分にはあって、その東大卒の方にはないものがありました。


「わからないという経験をしているかどうか」


自分は、1年目の新人研修の時は一番できなかった人間でした。苦労もしたし、できない自分を恨んだし、周りに置いて行かれる恐怖で泣きたいこともたくさんありました。仕事向いていないのかもと思っていました。

ですが、これが新人教育担当には必要不可欠な要素でした。

新人さんの中には、バリバリできる人もいれば自分みたいにまったくの初心者が来ます。頭の良さは人によってさまざま。自分は基本的にできなかったため、自分と同じように人間が困っていたら同じ目線でアドバイスを送ることができました。

一方、東大卒の方は頭がいいので、インプット能力はずば抜けています。
よくわからない分厚い参考書も全部読破して敵なんかいない状態。
ですが、わからなかった経験がないので、質問をしたとしてもこの方はこう答えていたみたいです。

「なんでそんなこともわからないのですか?」


言ってみたいセリフだけど、こんなこと言われたら新卒1年目の自分だったらやる気をなくしてしまいます。
(ちなみにその方に当たった新卒の方は耐えて即戦力になっています。)

こんな経緯もあったため、次の年の新人教育担当は
「わからない経験をいっぱいした人間にやらせる」という方針になったみたいです。(でも、自分はわからなすぎてきちんと教育ができていたのかどうか・・・・。)


能力に優れているから優秀とは限らない。

できなかった経験や苦労が逆に武器になる。

これをその方から教わりました。
頭が良すぎたり、高学歴でも必ずデメリットがあるんだなと。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
そして、にょろさん 記事を参考にさせていただきました。

foagura

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