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過去の話 怖い先輩に聞けなかったしくじり

昔は、わからないことを聞くことが非常に苦手だった。周りを気にしすぎて信用を失った懐かしい思い出だけど、当時の考えを書いてみます。

皆様、本日もお疲れさまでした。
今日も記事を見つけてくれてありがとうございます。

ようやく仕事もひと段落。来週から遅めの夏休みを予定しておりますが、なにごともなくプログラムが動いてくれることを祈ると胃が痛くなる。

今日は、昔の恥ずかしすぎる新卒時代の大失敗というか自分という人間がまったく通用しないんだと精神ボコボコにされた苦い経験をお話します。


はじめに

新卒の会社での2か月の研修期間を終え。現場への配属となったわけですが、最初に教えてくれる先輩の良しあしでその後の運命が大きく変わるといってもよいくらい誰かの下につくことはガチャのように運の要素が含まれます。

当時の自分が、配属となった現場で一緒に仕事をすることになったのは

「20も離れた女性の大先輩」

今でも忘れません、とにかく口数少ないしまったく他人への興味を持たないし、仕事優先で聞かないと本当に何も教えてくれない人。でも仕事はバリバリできる。

当時は、誰かに聞くことをよく思っていなかったので、自分なりに考えてからわからなくなったら聞くというスタンスを取っていましたが・・・・

仕事をしていくうちに、この先輩のオーラに飲み込まれていました。

聞くことがとにかく怖い

どっかでビビッていました。

なので、自分なりに考えてからわからなくなって聞くというサイクルがどうしても遅くなる。ある程度は聞くけれど、上司はもっと積極的に聞けと言われる始末。

聞きすぎて先輩に悪く思われるのが嫌だという変なことを気にしていることもあったが、怖くなると仕事のパフォーマンスも悪くなった。

期待をされて配属になったのに、期待はどんどん下がっていく。

聞くは一瞬の恥とはいうけれど・・・・・

ある時、同じ現場に配属された同期から、話があると言われて
飲みに誘われて言われた。

「なんでもっと積極的に聞かないの!?」
「上司がこの業界には向いていないんじゃないのかと思っているよ。」

どうやら、上司が直接言うのでは自分は変わることはないだろうという判断をして、同期を介して伝言を伝えることで自分をなんとかしようとした。
同期も泣きながら現状のヤバい状態を伝えてくれた。

でも、当時の自分は何で同期にこんなことを言われなきゃいけないんだと悔し涙が出た。心配をしてくれたことよりも、自分が恐れながら仕事しているのがわかるのかと言いたかった。でもそんなこと言ったら同期からも嫌われると思って言いたいことを我慢するのが精いっぱいだった。

自分なりにやろうとしていることが、うまくいかない時期は一番つらい。

ちなみに、この一件もあって、当時の女性の大先輩からはサジを投げられてしまった。違う人との仕事はそれなりにうまくいったけど、半年ももたず別の現場への異動となった。

確かに、自分がもっと積極的に仕事に向き合えばこういう結果にはならなかったのかもしれないと当時は思ったけれど、自分の良さが全然出なかった苦い思い出です。

今の自分の見解

会社の人間関係は非常に難しい。一緒に仕事をする人全員が善人だけれども相性だったり、その人自身が気が付かないオーラみたいなのがある。
聞きたいけれど、聞きにくい。

でも、今数十年が経過して、当時の女性の大先輩と同じ年齢に近づいて、あの時どうすれば自分は信用を落とさずに済んだのか冷静に考える。

でも、やっぱり答えはこれしか出てこない。


その人のルールがあって、それに適用できなかった自分が悪い。」

当初は先輩がもっと自分を見てくれたらとか、話しかけてくれたらとか、その女性の先輩を批判しようとしていたが、

結果としてはこれです。残念だけどすべて自分が悪いとするしかない。

当時はベテランの女性の先輩は仕事も早かったし、正確無比だったし上司の信頼も抜群によかった。だからこそ、期待を過剰にされていた自分がこの人の元でやれば絶対にうまくいくと思っていたのかもしれない。

でも現実に自分はその人の元ではうまく立ち回ることができなかった。
沢山の悪い部分があるとは思いますが、新人の人間に相手が悪いという発言権なんてありません。

上が決めたルールが正義です。

誰と仕事をするかは非常に重要なことですので、こればかりはコントロールできないものだと割り切るしかありません。

おわりに

世の中には、いろんな人がいます。
相性がいい人もいれば、悪い人もいます。
そういう上司だっている。

当時の自分は、相性が悪い人と当たってしまい、その人のルールに適用できずに信用を失う。誰が悪いというわけではない。

自分にも問題があったのも一つの原因ですが、当時は色々なことが全部空回りする負のスパイラルの状態でした。

解決方法があるわけではないですが

「次に生かすしかない。」

でも、少なくとも自分が仕事をして下に新人が入ってきたら、自分が女性の大先輩のような教育は絶対に経験させたくないと思っている。
何故ならば

「仕事ができることと、仕事ができる人間を育てることは別の能力が必要」

と断言できるから。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ふぉあぐら


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