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シミが付いたらシミ抜きに出そう。


ホイ先輩です

シミとは洗うだけでは落ちない局部的な汚れ(汚点)の事を指します。

だから受付の時点で、衣類に汚れがあって、洗ったら取れるか取れへんかが、実際しみ抜きもした事がない受付パートさんが、100%で見分けれないのが現状です。
自社では、染み抜きはオプションとなりクリーニング代+しみ抜き代がかかるので、お客さんもできるだけ安く済ませたいのが当然ですわな! 
受付が染み抜きを勧めても、『こんなん洗ったら取れるわ!』と仰るお客さんも多く、結局洗って汚れが残ってしまう事が多々ありますねん!後からやっぱり染み抜きにしてと言われても、一度洗ってしまってるので、汚れが繊維に入り込んでしまって、落ちにくくなるんです!!

衣服を傷めないよう、また染色を損じないように取り除くのが『しみ抜き』になる。

しみの実態は複雑です。付く汚れ物質も、染み込まれる側の衣服素材も多種多用だからです。
例えば、醤油のシミの場合、刺身を食べている時に付けたシミには色素に
加えて刺身の油分、醤油のたんぱく質、わさびのタンニンなどが混ざっています。その上、酸化したり(りんごを切ってそのままにしておくと黄色になるのと同じ現象)
熱が加わったりといろいろな要因が絡み合って、全く同じしみは無いと言えます。
しみの判別に加え、繊維や染料の判別、しみ抜き剤に耐えられる状態かの判別と、しみ抜きの処理をする前にもいろいろ考えることがあって難しいものなんです。
時間が経つと酸化変色がきつくなり、しみ抜きでも取れないシミもあります。
だからシミが付いたら、できるだけ早くしみ抜きに出す事。
よく、『家で漂白したんやけど、水で擦ったんやけど取れへんねん』
と持参される方がたくさんいます。応急処置をせんと持参された方が
シミが落ちる可能性が上がると思ってほしいです。

注意をはらってしみ抜きしていても、染色が弱くどうしても少し色が抜けてしまうこともあるんです。そんな時でも大丈夫。染色補正の技術もあるからです。
『色かけ』とか『色修正』とも呼ばれます。もともとは和服の染め替え、染色補正から始まった【不入流】の技術を持っている人も自社にはいるんで!
色が抜けてしまった箇所に元の色をのせたり、変色場所に他の色を掛け、色の混合によって元の色を再現することもあります。
美術のセンスも兼ね備えた人がいるのも自社の魅力でっせ。

でも、本当はシミになる前にクリーニングに出して欲しいと思います(^^♪

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以前載せてた、血液は綺麗に取れました🎵

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