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甘エビ作ってみた

どうも!マジキチの缶詰め、フォリアです(^ཀ^)

アミノ酸を食べてみたシリーズ連載中ですが、少し寄り道をしましょう。

グリシンは甘いということが前回までの食レポで判明していますが、このグリシンの甘さは甘エビの甘さでもあります。と言うことは…?

甘エビじゃないエビにグリシンかければ甘エビになるんじゃね?!

と言うことで実験してみることにしました☆

ここで甘エビについて簡単に説明しますと、、、甘エビはホッコクアカエビという海産のエビで、他のエビに比べてタンパク質分解酵素をたくさん含んでいます。
甘エビを漁獲した後、エビが死んじゃうとその酵素が漏れ出し、エビのタンパク質を分解し始めます。分解されたタンパク質は特有の立体構造がなくなり、細長い糸のようになります。これがたくさん集まり、ネットリと粘性が出てきます。
このネットリ成分がグリシンなどの甘み成分を含んだ状態で舌にまとわり付くことで甘さを感じやすくなるそうです。

つまりグリシンをエビにかけるだけでは不十分で、エビのタンパク質を分解してネットリさせないといけませんね。
たんぱく質を分解する酵素はプロテアーゼと言います。では、プロテアーゼを多く含むものをエビにかければ良いということになります。

今回は、プロテアーゼ源としてキウイを選びました!
パイナップルと共に、お肉を柔らかくする果物としても有名ですね。それも、プロテアーゼの働きによるものです。


さて、雨の中材料を買ってきました!
甘エビが1パック400円で売られているのを見ないフリして、バナメイエビとキウイを買ってきました。合計400円になりましたが、甘エビより圧倒的にボリュームが多いですw
しかもキウイも食べられるのでお得ですね~笑


まずはエビの下ごしらえです。



殻をむき、背ワタを取っておきます。プロテアーゼが染み込みやすくなるよう、切れ込みを入れておきます。

加熱用と書いてあったのが気がかりですが、ちゃんと防御すれば大丈夫でしょうw
生食用のエビは (甘エビ以外) 売っていなかったのです、、、笑


続いてキウイです。何の変哲もありません笑

キウイの皮をむき、薄くスライスします。潰しちゃった方がプロテアーゼはたくさん出てくるのですが、後でキウイも食べたいので、、、笑

キウイをエビと馴染ませラップをかけ、反応を促進するために37℃の培養装置にINします!

で、2時間経ったものがこちら。キウイを取り除き、酸っぱさが残らないよう軽く水洗いしました。

今回は、対照実験としてキウイと混ぜないエビも用意しました。

なんか両方とも赤くなってますね、、、
おそらく、37℃というのはエビにとっては高温なので、茹でエビみたいになっているのでしょう。

ではまず、キウイと混ぜてないエビを普通に食べてみます。
、、、うん、エビですね。おいしいです。

では次に、キウイと混ぜていないエビにグリシンを付けて食べてみます。


、、、甘いエビですが、あまりおいしくはないです、、、笑
決して甘エビの味ではありません笑
では最後に本命の、キウイと混ぜたエビに、さらにグリシンを付けてみましょうw

ん?!
んん?!

ハイ、何もしてないエビにグリシンを付けたのと全く変わりませんでしたw
おいしくはないです笑

なんか甘ったるいだけで、エビの風味がかき消されてよく分からない食べ物になってしまいました、、、笑
ちなみにキウイと混ぜたエビを、グリシンを付けずにそのまま食べたのですが
こちらもトロみは無く、普通のエビでした。


結果!!


キウイのプロテアーゼで少々分解しても、グリシンを付けても、まったく甘エビにはならない!!


でした!

もっと長時間プロテアーゼを反応させれば甘エビみたいになったのかもしれないですが、流石に傷みそうですからね、、笑

残ったエビはハーブを付けて焼きました笑
これが一番おいしかったです(^ཀ^)


あと、加熱調理用のエビを生で食べるのは流石にやばいと思い、ストレプトマイシン100mgを飲んでおきました笑
塩酸塩なので弱酸性で、若干酸っぱい味がします。
経口投与では体に吸収されず、消化管の殺菌だけできるので安心です(^ཀ^)


では、今回はこの辺で!
また何か思いついたらやってみますね~笑

あと、よい子はマネしないでねw


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