2018秋アニメ感想まとめ

2018秋アニメ感想まとめ バリエーション豊かな王道作品たち!

クールごとに書くと言いつつ、一年ぶりです。

2018年秋は非常に豊作のクールで、最初の頃は20本も見ていました。そんな序盤でのアーリーレビューはこちらから。

アーリーレビューでは全作品をまとめましたが、この感想まとめでは特に気に入った9作品をピックアップして感想を述べたいと思います。その後、そのほかに見ていた作品を簡単に紹介、ついでに2018冬、春、夏に見ていたアニメも簡単にまとめます。

それでは早速、2018年秋クール、マイベストヒットアニメを見ていきましょう!

『ゾンビランドサガ』

最終回まで経て栄えある今期一を獲得したのは、ゾンビランドサガ!

初めはよくある世界観急転アニメ、からの宮野真守のギャグアニメ、かと思ったら情熱のアイドルアニメ……引き込まれる序盤の展開で躓くこともなく、中盤ではだんだんと各キャラクターの背景からエモーショナルな展開を魅せてきて、最後には王道の成長物語。

中盤では一度視聴を切りかけたにもかかわらず、Amazon Primeで追いついた愛・純子のエピソードは、本当に伝説的な脚本・構成・演出だったと思います。

印象的なオープニングテーマ『徒花ネクロマンシー』も今期一のアニソンで、非常に職人魂を感じる作品でした。

『SSSS.GRIDMAN』

続いてはTRIGGERの特撮系アニメーション、SSSS.GRIDMAN。

特撮にはそこまで興味はなかったけど、とにかくヒロインの魅力でスタートした作品。とはいえやはり王道のアニメーションという感じで、懐かしいニチアサの雰囲気を楽しめました。毎話怪獣が現れ、主人公が変身し、ピンチに陥りながらも勝ち確演出とともに快勝! やはり王道は素晴らしい。

六花も期待以上に可愛かったし、アカネも最後にはしっかりといいヒロインに。結末もしっとりとした感じで良かったです。

『ソードアート・オンライン アリシゼーション』

王者の風格、4クールアニメ。秋には第1クールが終わり、次回からいよいよ整合騎士との対決へ!

SAOアリシゼーションは、放映開始の頃はそこまでモチベーションもないタイトルでした。というのも4クールはやはり長いし、アリシゼーション原作も中盤で長過ぎて積んだので、まあとりあえず見ておくか、程度に。しかしすべてがひっくり返ったのは、段々とアリシゼーションの世界を思い出し、ふと読み返そうと原作を手に取ったとき……あまりにも引き込まれる物語にすべての感情を思い出し、そのままの勢いで原作の残り4冊を一気読み! 最後まで本当に引き込まれる、あまりにも壮大な物語でした。アニメのアリスさんも楽しみ! 推しヒロインは王道にアリスです。

アニメでも作画、演出と非常にクオリティが高く、アクションシーン、また叫びの演技など、どこを切り取ってもAAA作品と言えるでしょう。SAO愛がないと4クールは厳しいかもしれませんが、最後まで見るとここでしか味わえない感情に浸れると思うので、ぜひ見てほしい。

『となりの吸血鬼さん』

今期のきらら枠、やはり王道きららの安定感は素晴らしい。まんがタイムきららではなくコミックキューンですが。

作画がいいのはもちろんのこと、主人公がでへでへしていてかわいい、ソフィーちゃんも素直に応じてくれるのでかわいい、ひなたちゃんもガチチでかわいい、そして出番は少なめだけど個人的には朔夜ちゃんがバリかわいいと、さすがのきらら枠、かわいいのオンパレード。癒やしです。素晴らしい時間を過ごせました。ごちそうさまでした。

『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』

今期のしっかりと見なきゃいけない系アニメ。ストーリーもの的な意味で。

一昔前のラノベ原作で、やはりライトノベルらしい王道のストーリーが面白かったです。こいつなんでも王道って言うな。

本作は様々な少女が様々な怪現象に見舞われていく“すこしふしぎ”系SFで、主人公が情熱と根気で彼女たちの心を救っていきます。主人公のキザな感じも一昔前のラノベっぽくて懐かしい。

どのヒロインも魅力的で、しっかりと主人公のことが大好きな麻衣さんも尊いし、後輩の古賀ちゃんや妹のかえでちゃん、そして内田真礼さん演じる麻衣さんの妹のどかちゃんなど、かわいい女の子が目白押し。ビジュアルだけでなく主人公への接し方、感情の露出の仕方など、本格ストーリーものならではのエモい可愛さ、尊さが味わえました。ストーリーものは視聴コストが高いんですが、本作はそれを超える見たさがあった。それぞれ抱えるものがあり、それが解消されていく尊さもやはりこの手の作品ならでは。牧之原翔子さんもやっぱり可愛いので、劇場版も気になる。てか作画めちゃくちゃいいな……(公式サイトのキャラクター紹介を見つつ)。

『RELEASE THE SPYCE』

キャラクターデザインはゆるかわ系のなもり、脚本は鬱展開のタカヒロと、どっちが勝つのか!? という点に注目された現代忍者アクション。

やはりなもりの魅力は強く、どのキャラもかわいかった。特に主人公の王道な成長物語が中心となり、ときにヒヤヒヤときにドタバタと、キレのあるアクションや尊い女の子たちの想いが楽しめました。

果たしてなもりvsタカヒロの結果は……その目で確かめよう!

『アニマエール!』

今期の真のきらら枠。

チアリーディングがテーマということで、ただぽやぽや可愛いだけでなく、実際のチア部でも見たような「チアっぽい笑顔」がうまい具合に表現されていたのが面白かった。演技の際の曲も実際にチアで使われるような実在するJ-POPが採用され、制作のこだわりを感じます。

きらららしい日常系ながら、毎話様々な形で応援の依頼が舞い込み、課題をクリアしていくような楽しみも。容赦ないツッコミの冴え渡る虎徹ちゃん、可愛いと思います。

『やがて君になる』

今期のガチ百合枠。

王道のワンペア百合が色濃く描かれ、思ったほどドロドロとした展開にもならなかったので、恋愛ものならではの青春の尊さ、エモさを感じることができました。主人公のことが好きすぎる生徒会長、段々と恋心を実感していく主人公……王道ですね!

といっても、まだ最終2話見てないんですが。Amazonプライムだと急いで見なくていいから逆に溜まってしまう……。見ます!

追記:見ました! 終わってるようで全然終わってない終わりですが、しかし侑には頑張ってほしい……ほんと生徒会長がどういう心境に落ち着くかが気になりますね。みんな幸せになってくれ、それしか言えない!

『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』

この作品だけ公式サイトTOPにPVが置いてなかったぞ。そういうとこやぞ。

という感じで、今期の作画崩壊アニメ……というと身も蓋もないですが、正直心底爆笑したのはこの作品だけかもしれません。いや、作画崩壊って笑ってる場合ではない事態なんだけども。

本作はラノベ原作の妹ラブコメ。作画崩壊が話題ではありますが、内容はそこそこまともと言えばまともに面白かったです。時々セリフが普通に面白い。一昔前のラノベって感じがして懐かしかった。

守備表示はまじで笑うのでやめてください。

その他の2018秋アニメ

他にもTRPGっぽいファンタジーアクション『ゴブリンスレイヤー』、おねロリ(?)系日常もの『うちのメイドがウザすぎる!』、王道の学園ラブコメ『寄宿学校のジュリエット』と、他にも様々なバリエーションのアニメが豊作だった2018年秋。

こうして振り返ると、アイドル、特撮、ファンタジー、きらら、ラノベ系ヒューマンドラマに成長物語や百合ものと、今期はどの作品も“王道”な作品の印象が強かったですね。やはりシンプルイズベスト、少しのひねりは必要にせよ、純粋なコンセプトは心にしっくりと響きます。

2018冬、春、夏アニメ

2018年の冬は『ゆるキャン△』や『スロウスタート』、『からかい上手の高木さん』など、のんびりとした作品が印象強いですね。なろう系の『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』、銀子ちゃんがツンかわいい『りゅうおうのおしごと!』、これまた王道の青春物語が心に沁みる『宇宙よりも遠い場所』など、やはり良作の多いシーズンでした。

2018年春~夏は忙しかったこともあり、ほとんどアニメを見ていませんでした。春はきらら作品の『こみっくがーるず』、夏はライトノベル原作の異世界転生もの『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』が非常に良かったですね。個人的には良作が少ないシーズンの方がのんびり過ごせるので助かる。

春は『ヒナまつり』、『多田くんは恋をしない』、『SAOオルタナティブ ガンゲイル・オンライン』『ダーリン・イン・ザ・フランキス』『刀使ノ巫女』なども見ていましたが、忙しくて最後まで見れてないのが惜しいですね。夏はほんと異世界魔王一本しか見てない。アニメ追うのに疲れてた時期。

という感じで、ザーッと2018年秋、及び2018年のアニメ作品感想でした。

さて、そろそろ本格的に始まる2019年冬シーズン。今期の注目作品は……これだ!


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