2018年12月24日(月) #097 2018年のテーマトーク㉔「制作活動」(最終回)

お疲れさまです、フォルトです。

本アドベントカレンダー企画「2018年のテーマトーク」も、ついにこの記事で最後のテーマとなりました。12月はあっという間に終わった気がします。

本日クリスマスイブのテーマは、2018年の制作活動。

結論から言えば、今年はまだまだ精進の一年となりました。

成果物という観点で見ればほとんどなく、とはいえ心構え、下地作りというレベルで言うなら、ある意味大きく転換できたのかもしれません。

成果主義になって足元が見えなくなるのは良くないけれど、かと言って実力だけつけば成果がいらないなんてことはなく。一つ大事なのは、「長い目で見る」ということでしょうか。「挫折を受け入れ、それでも立ち上がる」とか。完成しないゲームを5年以上追いかけてる時点で、良く言えば不屈の精神は決して人に負けないものがあるとも言えるでしょう。

そういう意味では、この一年は今後の制作活動を見つめ直す一年でもありました。

ゲーム制作だけでなく、小説執筆、イラスト制作、そして楽曲制作。どの分野も素人どころかまだ製作者の土俵にも立てていないような段階ですが、しかし「やりたい」という気持ちを大事に、何がしたいか、何を目指すかを改めて考え、一から取り組んでいくきっかけを得ることができたと思います。

現在は、1月末の発表を目指して新作小説を書こうと頑張っています。企画もなかなか確定までたどり着けませんが、思いつくままに書くだけでなく、この描写は必要か、読者はこの順番で文章を読んで本当に没入できているか、といった様々な視点で一つ一つの要素を細かく検討し、丁寧に書いてみたいというのが今の目標です。

ゲーム制作も、きっと学生中には終わらないでしょう。小さなVRゲームやデモコンテンツはちょくちょく作っていますし、Unityの扱いにはどんどん慣れてきていますが、しかしWebやGoogle Playで公開できる作品はまだ作れていません。やっぱり諦めず、王道RPGとして『Arti-Fact』を作り上げたい、というのを大きな目標にしていきたい。

イラスト制作はなかなか手を付けられておらず。時間をとるのは事実だけど、時間をかければ少しずつ進められるのも事実。気合を入れねばいけないと思っています。やはりド素人の状態で一から十まで作ろうとすると話が壮大になってしまうので、フェイスのみ、立ち姿のみ、衣服のみ、手や足のパーツのみ、アクションポーズのみ……と細かく分けて練習をして、いつかしっかりと二次創作イラストを描けるようになる、というのが当面の目標になります。

そして、来年からは楽曲制作にも手を付けていくことになります。DTMやギター練習を年内にはやらないことにしていたことに大して意味はありませんが、何でもかんでもやる、ではなく、ある程度タイミングを区切った方が切り替えが効くかなというのが理由です。ひとまずはギターを整備して練習、及びStudio One Prime(無料版)を用いてDTMの勉強からです。オーディオインターフェースを用意してギター録音、アニソンのリミックス、最終的にはボーカロイド楽曲制作やゲームBGM制作に挑戦するという目標を立てています。

そのためにも、まずは小説の企画、及びイラストの練習。できるところから一つずつ、時間を見つけては取り組んでいきたいですね。

他にも、Blenderに一回しっかりと取り組むきっかけが得られたのも良かったです。とにかくいろんなツールに慣れて、作りたいものを作りたいだけ作れる人生を送っていきたいと思います。

今年の標語「魅力」について

最後に、2018年の制作活動とも絡めて、今年の初めに標語として掲げた「魅力」について振り返ってみたいと思います。

今年の標語は「魅力」。
これまで自らの研鑽と成果を目指して邁進してきたが、今年は少し視点を変えてみよう。
魅力。
例えば他人に魅力を感じるとき。作品に魅力を感じるとき。
そのとき自分は、何を思っているだろう?
魅力とは、人を惹きつける力。
その目に留めて、離さない力。
自らを、自らの作品を、誰かが見たとき。
そのとき誰かは、何を思うのだろう?
魅力とは何か、何に宿るのか。
2018年を通して、様々な目で考えていこう。

という文言が、自サイトのどこかに掲げられていました。

自らの魅力を突き詰めるのはまだまだ難しいです。

でも、誰かの作品を「共通項」で見るのではなく、一つ一つの作品が持つ「魅力」で捉え、解釈する。そうした姿勢で、より「魅力的な作品とはなにか」という命題に取り組むことはできてきたのではないかなと思っています。

作品は決して、八方美人ではないものだと思います。誰かの作品を好きになるとき、自分の目ではその作品がとても素晴らしいもののように映るので、どうしても「全てにおいて素晴らしい作品」と見えがちです。一方で自分で作品を作るとき、「全てにおいて素晴らしい作品」を作ろうとして挫折……という流れが、どうしても大きなネックになっているのではないかと思うのです。

かと言って、じゃあ彼ら作者はどんな思いに基づいて作品を作っているのか。確信? 答え? 法則? 好み? その“思い”を表す言葉は分かりませんが、しかしその“思い”を探すこと、自らの作品に主観的に、客観的に向き合うことが、結果的に「魅力的な作品」を作る唯一の道なのではないかとも思えてきます。

ということで、2018年の標語「魅力」。魅力を得ることはできなかったかもしれないけど、魅力を得るための道は見えてきたかもしれません。2019年も、頑張っていきたいと思います。

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