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おもしろ環境まつり2023参加リポート

こんにちは!
和歌山食と暮らしプロジェクトの あや(♀)です。
このプロジェクトでは、和歌山に住むみなさんと一緒に「食」を中心としたさまざまな出来事をもとに「暮らし」を考えるヒントを共有していく…
そんな取り組みをしています。

先日「おもしろ環境まつり2023」が、和歌山市の「みその商店街」で開催されました。
「和歌山食と暮らしプロジェクト」も出展させていただき、私も子どもたちと初めて参加してきました。
今回は、一参加者の視点から当日の様子をレポートします!


おもしろ環境まつりとは?幼児でも参加できるの?

おもしろ環境まつりは、日常生活における環境保全活動の実践を目的として、2017年度より開催されています。

朝11時から、みその商店街は多くの家族連れが訪れていて大盛況。
公共団体や大学、民間企業などが出展しており、申し込みさえすれば(当日でも可)誰でも参加できます。

また、出展は6つのテーマ「エネルギー」「食べ物と水」「資源循環」「生物多様性の保全」「気候変動対策」「防災」のどれかに該当していて、今回は35ものブースがありました。

参加前は「5歳の息子にはむずかしいかな?」と思っていましたが、幼児でも全然問題がなかったです!
子どもたちが主役のイベントであるため、どのブースでも、子どもに合わせた説明や対応をしてくれていたように思います。
小学校高学年のお子さんであれば、お友だちと一緒に回るのもいいかもしれませんね。

規格外や出荷時にカットされる部分を使用した「野菜クレヨン」で絵を描く


小さな体験の積み重ねが学びや行動につながる

原料油脂に廃食用油が80%使われた石けん
手でこねて型で抜き、乾燥させるとできあがり

このイベントでよかった点は、子どもたちがさまざまな環境テーマに触れられることです。

たとえば、ゴミ拾いをする、防災体験をするなど、何か一つのイベントに親子で参加する方法もありますよね。
しかし、このイベントは1ヶ所に行くだけで「ちょっとずつ体験」ができるため、気軽に楽しめます。

子どもが遊びの延長で自分の興味を広げ、環境問題を学ぶための入り口としてとてもいいのではと感じました。

たとえば、上の写真では、リサイクルした廃食用油でつくる「石けんづくり」をしていて、使用済み天ぷら油(植物性油脂)を持ち込むと無料で体験ができます。
しかも、油だけでなくペットボトルもリサイクルするとのこと。

息子にこのことを説明すると、「へ~すごいな」という返事だけで、ひたすら型抜きに没頭していました(笑)。

しかし、対応していただいた県職員の方より、「先日機能停止したエネオス和歌山製油所(有田市)で、今後は持続可能な航空燃料(SAF)など新エネルギーの製造を行う。その原料は回収した食用廃食油を使うことを目指している」という話がありました。

息子が理解できたかは置いておいて、私自身もこのような話が聞けたのは貴重です。
子どもも親も、小さな経験を積み重ねていくことが、社会に目を向けることにつながるのではと感じました。

くらしをたのしむヒントは身近にある

私たちも「くらしをたのしむヒントたち」という出展名で、食品ロスのアンケートコンポストの展示を行い、56組の方にお越しいただきました。

食品ロスのアンケート結果を見ると、「残さずに食べる」や「買いすぎない」、「冷凍保存の活用」、「賞味期限を過ぎても自分で判断する」など、日ごろからあたり前のように実践できているという方が多かったです。

アンケートにお答えいただいた方には
食品保存に役立てられるマスキングテープをプレゼントしています
冷蔵庫の中をこまめにチェックしているという方が多かったです

また、詳しくお話をうかがうと、「魚は、丸ごと一匹買って小分けにして調理する」「野菜は余ったらぬかに突っ込む」「てまえどりを意識する」など、個人によって工夫はさまざまでした。

一方で、「火入れや天日干しなどの乾燥保存」や「フードドライブへ食品を提供する」と答えた方は少数です。

私もこれらの取り組みは「少し面倒かな」と躊躇しているのですが、まずはできることから。
自分が日ごろ行っていることを続けながら、新たにできることを試していこうと思います。

ブースにお越しいただいたみなさん、寒い中ありがとうございました!


今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
和歌山 食と暮らしプロジェクト

主催:一般財団法人和歌山環境保全公社
運営:NPO法人わかやま環境ネットワーク
NPO法人ホッピング

担当:土岐

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