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京都で出会った「食」への取り組み

こんにちは!
和歌山食と暮らしプロジェクトの おりく(♂)です。
このプロジェクトでは、和歌山に住むみなさんと一緒に
「食」を中心としたさまざまな出来事をもとに
「暮らし」を考えるヒントを共有していく…
そんな取り組みをしています!

以前記事で取り上げた「循環フェス」の開催が行われるなど、京都は非常に環境保全活動等に取り組む、理解がある、協力的な人や団体が集まる地域の1つです。
さらに、漬物をはじめとする発酵食品やオーガニック食品の製造(生産)やそれを活かした飲食店が多く、食に関する意識が高いイメージもあります。

今回は京都市に旅行に行くついでに、主に「食」に関連して行われている環境保全、食品ロス削減の取り組みについていくつか出会えましたので、共有していきたいと思います。

目当ては名物、偶然にも食の安全への取り組み

京都には長年地元の方から愛されるソウルフード、志津屋さんの「カルネ」というパンがあるとのことで、食べてみたいと思っていました。
そこで京都に行った際、志津屋さんで購入し、食べてみたらとても美味しい。
噛み応えのあるパンとシャキシャキとした玉ねぎの触感とハムの塩味が合わさって、満足感たっぷりで京都民に愛される理由がわかりました。

これは翌日に購入したペッパーカルネ
美味しかったので2日連続で購入しました

後に調べると志津屋さんは合成のイーストフードを使わずに「発酵大麦エキス」を用いることで発酵させるパンを作っていたり、「健康を基本に天然のミネラル・モルト・酵素など、天然素材の力を活用し開発した各種必須ミネラルを身体に吸収されやすいバランスで配合した自然派のパウダー」であるBMP(ベースミックスパウダー)を使ったパンを作っていたりしています。
身体に良く、衛生的にも徹底した管理のもと、美味しいパンを地域住民に届けているというこだわりがあるとのことです。
引用:志津屋について(以下リンク)

さらに京都市では「食べ残しゼロ推進店舗」認定制度という取り組みを平成26年12月から行っており、平成30年9月からは食品小売店での認定制度が実施されています。
調べてみたところ志津屋さんの各店舗も「食べ残しゼロ推進店舗」(食品小売店版)に認定されており、「食料品の見切り販売(消費期限,賞味期限の近い商品の値引き等)の実施」や「売れ行きを見ながらの,こまめな調理加工の実践」を行っているそうです。
(18時頃に店舗に入ったら、まとめ売りで安くしている商品も見られました。)
「食べ残しゼロ推進店舗」認定制度は京都市食品ロスゼロプロジェクトの取り組みの1つです。
食べ残しゼロ推進店舗は、約1700店舗(令和3年度末)、さらに平成29年からは京都府でも認定制度が始まっていますので、京都に行く際は一度調べてみてください。

量り売りの魅力、京シュトレンの魅力

私自身量り売り専門店にとても興味があり、京都でもないだろうかと調べてみたところ、魅力的な店舗がいくつかありました。
食品だけではなく雑貨や和歌山食と暮らしプロジェクトでも取り上げているLFCコンポストを取り扱っているZeroWasteKyotoさんや、オーガニック食品を多く取り扱っており、シェアキッチン、レンタルスペースの機能を持ち合わせているthe kindさんなど行きたい店舗はいくつかありましたが、今回訪れたのは斗々屋さんのみになりました。
購入したのはお惣菜。
地元の野菜を使ったものから大豆から作ったべジミートを使ったものなどさまざまなお惣菜がありましたので、今回はその中から4種類ほど購入して竹皮に包んでいただきました。
なんといっても、このお惣菜、美味しい。
美味しくて、かつ環境、健康にも良い「食」を目指すのが理想だとしみじみ感じました。
他にもさまざまな調味料や雑貨、お酒なども量り売りされていました。
同時に見つけたのが八方良菓さんの京シュトレンという商品。
クラフトコーラのスパイス粕が使われているというところに魅力を感じ、購入して食べてみたところ、これがまた素晴らしく美味しい。
生八つ橋の風味や梅酒の梅の実の風味が活きており、今まで食べたシュトーレンとは全く違う新感覚の味わいでした。
地域から出るロス食材を活かして商品を作り出す活動を行うことの素晴らしさを感じるとともに、その商品を美味しく仕上げる技術に感動しました。

斗々屋さんの店頭
店内に入る前からワクワクします
左から季節のお稲荷さん、ライスコロッケ、
グリル野菜のべジミート、放牧豚ヤンニョムポーク
京シュトレン
ロス食材からこの美味しさは感動的です

住民1人1人の意識を高めること

和歌山は人口が少なく、さまざまな活動や商売を行うのに不利な面はあります。
しかし、住民1人1人が量り売り専門店で必要な分だけ無駄なく食品を購入したり、旅行に行ったときにその地域で行われている食品ロス削減の取り組みを見てみたりすることが大切です。
そのように1人1人が意識を高めることで、環境を守る活動をする際に活動の幅が広がる、地域での食品ロスが減るなどの成果につながっていくのではないかと考えています。
ぜひ京都だけではなく、さまざまな地域のさまざまな取り組みに触れ、学ぶ機会を作ってみてくださいね。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。


和歌山 食と暮らしプロジェクト

主催:一般財団法人和歌山環境保全公社
運営:NPO法人わかやま環境ネットワーク
NPO法人ホッピング

担当:越中

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