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FOODIE ROOKIE

ゴハンの記録をはじめることにした。
料理はわたし、写真は同居している恋人です。

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丁寧な暮らしとはかけ離れた生活を送っていても、心が荒れていても、お花屋さんで見つけた綺麗な花を飾ると少し気分が良くなったりする。そんなお花みたいな料理を作りたい。

一昨年、わたしは精神的に参ってしまい、毎日ソファで泣くか寝るかをして過ごしていた。その頃の主食はタバコで、恋人が仕事帰りに買ってきてくれたミスドのチョコリングひとかけらやリンゴジュースで1日の食事を終えたりして、とにかく食べるということをほとんど放棄しているような状態だった。それまで夜ゴハンは毎日恋人と一緒に食べていたので、お腹を空かせて帰ってきた恋人の静かに食べる音と、キッチンから聞こえるレンジの"ピー"という音が悲しくてよく泣いた。

そんな状況から脱するべく、とりあえずわたしはお米を炊いてお味噌汁を作ってみることにした。当時はお味噌汁の作り方もまともに知らないレベルだったので、お味噌汁の作り方を探し求めネットを徘徊していたら、煌びやかな料理の写真の数々に心が持っていかれた。落ち込んでいた日々が嘘のようにエネルギーが湧いてくる。わたしはどうしてもモリモリなプレートや見て元気の出るゴハンが作りたくなった。最初はものすごく時間がかかったし、失敗はつきものだけど、レシピに沿ってやってみたら意外と出来て、それが楽しくて日常的に料理をするようになった。本当に料理に救われた。

映画に出てくるような、毎日がピクニックみたいな食卓を囲んでみたいけど、でもああいうのってそもそも家や街やライフスタイルや本人そのものがキマってたりする。わたしはというと、雑・気づいたらキッチンがぐちゃぐちゃ・片付けができない、の三拍子が揃っている。少しでも気を抜けば料理後のキッチンはとんでもないことになってしまう。だからせめてお皿の上と写真の中では映画を気取ってみる。そして日常の延長のコスプレが好きなので、和食のコースに挑戦するなら若女将を自称して割烹着を着てみたり、小さなフレンチレストラン風ならキャンドル灯してギンガムチェックのランチョンマットを敷いてみる。見よう見まねで演じる大人のおままごとが楽しくて料理をしている面もある。キッチンはキッザニア。

もちろんそういったハレの日ゴハンは毎日ではなくて、基本的には土井善晴大先生の提案している「一汁一菜」を取り入れている。つもり。頑張れない日が続くと落ち込んだりもするけど、出来なかったらやらない、やらない自分は悪くない、やったらえらい、料理とはそれくらいの距離感でいると心の平穏が保たれる。

基本的にはあちこちのレシピを混ぜたりして作っているし、大したことは出来ないけど、料理を日常的に作るようになって1年の料理ルーキー大学生のゴハンジャーナルなので大目にみてください。

ちなみに FOODIE ROOKIEというのは、英語的な意味はともかく、語感が気に入って勢いでつけたのでちょっと恥ずかしい!

2018年のクリスマスケーキでおわりです!
ケーキについてはまた今度。

#食生活 #料理 #料理日記 #クリスマスケーキ
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ワクワクするゴハン作りたいです