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ボランティアに来る高校生

おはようございます☀️  加藤紘章です。

全国の飲食店に夢チケットの仕組みを普及するプロジェクト『夢食堂』の事務局をしています。

今日は、僕が各地の子ども食堂さんにボランティアや見学でお邪魔させていただく中で経験したことの一つを共有させて頂きます。


ボランティアさん


もうみなさんもご存知かと思うのですが、子ども食堂の多くは、地域のボランティアさんによって運営されています。年齢はさまざまですが、全体的にみると女性の方が多いように思います。

子育て中のママさんや、子育てを終えた方々、定年を迎えた方々も、今まで多くお会いしてきました。

男性の方も、もちろんいらっしゃいます。筋骨隆々の大柄な男性陣がたくさん動き回っている子ども食堂さんにも、参加させていただいたことがあります。見た目がおっかなくて緊張しましたが、話してみるとすんごい優しい人たちでした。当たり前か。。。

子ども食堂のボランティアさんのほとんどは大人の方々で、たまにそのお子さんが一緒に手伝っていたりするのですが、たまに高校生が自分でボランティア参加している場合があります。

すごいですねぇ。高校生でありながら、地域のボランティア活動を自分で見つけて、自分で参加している姿には、本当に驚かされました。


高校生たちの思い


僕が今までお会いしてきた高校生たちの多くは、子ども食堂のボランティアに参加する理由が明確でした。

そこにいる人たちの中では、僕は彼らと年齢が近いことが多いので、自然と一緒に会話することが多くなります。みんなとってもいい子たちで、共に活動をしていると清々しい気持ちになります。

会話のどこかでほぼ必ず「どうして子ども食堂に参加しているの?」トークが始まるのですが、多くの高校生がその答えをハッキリと持っていることに驚きました。

目的でいうと、地域と繋がりたい、将来福祉の仕事がしたい、何か役に立てることをしたい、などなど様々です。

ですが、参加した経緯を聞いてみると、結構みんな、過去に何らかのバックグラウンドを持っているんですね。学校に行けなくなった時期があったとか、いじめを受けた経験があるとかですね。

「いろんな苦しい経験をしてきているからこそ、他の誰かに同じような思いをしてほしくないから、自分は少しでも誰かの役に立ちたいんです」

そんなメッセージを、これまで出会ってきた高校生たちから受け取ってきました。

素晴らしいなぁと感銘を受けました。

そんな彼らの話を聞いていると、自分は一人の社会人として、どんな姿で毎日生きていこうか、改めて考えさせられます。

高校生のエピソードを聞いていると、心から応援したくなるし、自分も彼らの思いを分かち合えるような人でありたいなと思います。また、彼らの思いが実現されていくような世の中でありたいなと思ったりもするし、その世の中をつくる一員として、僕には責任があるなと感じます。


子ども食堂の意味


子どもたちだけでなく、ボランティアさんとの交流を通じても、子ども食堂が地域社会に対して果たしている役割は、本当に大きいなと感じます。

地域と繋がりたい、人と関わりたい、生活に楽しみを見出したい、

これらは、実際にボランティアさんとの会話の中で僕が聞いてきたことです。そんなニーズに応える場としても、子ども食堂は存在しているのがよくわかりました。

「地域とつながる場」

という言葉を口にする子ども食堂関係者の方は本当に多いです。子どもの貧困対策には、結果的になっているようなイメージですが、それが目的ではなく、「楽しい場所」として運営されています。それがたくさんの人々が集まる理由になっているんだろうなと、感じます。

これからも、各地の子ども食堂に参加しながら、学んでいきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします!



【追伸】


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