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foodskole講師ご紹介vol.7 /中洞正さん(なかほら牧場)

現在受講を悩まれている方や、foodskoleに興味を持っていただけている方に向けて、個性豊かな講師のみなさんを紹介していく企画。

今回は、運営メンバーで副校長の大森愛がご紹介します。

講師のご紹介/中洞正さん

授業タイトル:Animal Welfare is…

中洞さんが経営されている中洞牧場は効率優先の”工業型酪農”を憂い、24時間365日畜舎に牛を戻さない通年昼夜放牧の自然酪農、”中洞式山地酪農”を行い、これからの酪農のあるべき姿を実践されています。

その手法は非合理でアナログ、原点回帰というわけでは決してありません。

いずれ使えなくなる機械に頼り、海外の餌に頼った工業型酪農と自然のあるがままの地形を活かし野草を餌とし育てる酪農。

どちらが結果としていかに永続的に続けられるかを考えた時に圧倒的に後者なのです。

目先の利益ではなく、次世代へと受け継ぎ千年先も続く酪農にするために日々向き合ってると中洞さんは話されます。

中洞さんのお話をお聞きしていると、究極「人はなんのために命をいただきながら生きるのか。」を考えさせられます。

中洞さんのお話は言葉は強いですがその裏には優しさを感じます。この授業では自分の口にする食について今一度考える機会になればと思います。

(副校長/大森愛)


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中洞正
1952年岩手県宮古市生まれ。山地酪農家。東京農業大学農学部卒業。東京農業大学在学中に猶原恭爾先生が提唱する山地酪農に出会い、直接教えを受ける。卒業後、岩手県岩泉町で酪農を開始。24時間365日、畜舎に牛を戻さない通年昼夜型放牧、自然交配、自然分娩、母乳哺育など、山地に放牧を行うことで健康な牛を育成し、牛乳・乳製品プラントの設計・構築、商品開発、販売まで行う中洞式山地酪農を確立した。なかほら牧場・牧場長および株式会社リンク・山地酪農研究所所長。2005年より東京農業大学客員教授。著書:「黒い牛乳」「幸せな牛からおいしい牛乳」「中洞正の生きる力」ほか。

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