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職場の人間関係を円滑にするたった1つの方法とは?

1.はじめに

こんにちは。今日は職場の人間関係における悩み事がスッと楽になるようなアプローチをご紹介します。括りとしては組織論やマネジメントの応用ですが、個人間の場合でも応用できる内容となっています。それは、

「人間関係を“リアルタイムのケーススタディ化”する」

という方法です。

これは僕が20代のころ、当時在籍していたIT企業で急に多くの部下を持つことになり、まだベンチャーだったゆえに様々なバックグラウンドを持つ人たちが混在していた組織をどうやってまとめれば良いのか・・について試行錯誤した結果、たどり着いた発想法です。

その後、現在に至るまでに何度も説明の仕方などをアップデートし、またアメリカ留学での経験なども経て、最終的にたどり着いたのがこの名称です。

2.こんな経験はありませんか?

皆さんの組織や人間関係において、どうしてもうまくいかない相手がいたりすること、ありませんか?そして時には自分とその人の間の個別の関係だけでなく、組織の他の人にとっても「困る存在」だったり。

そんな時にその人の言動について誰かに話していると、どうしても「悪口」「愚痴」のようになってしまい、それを言った自分自身が後で反省したり、もしくはその自分の発言がきっかけで組織内の他の人との人間関係が気まずくなってしまったり。

もしくは、「あの人は誰々が嫌いらしい」「人の好き嫌いがある」などというレッテルを貼られてしまったり。前述したように場面が組織の場合には、同じ問題を感じているのは自分一人でないにも関わらず、それを口にしてしまったことで損をしてしまうような出来事。これは切ないですよね。


3.「リアルタイムのケーススタディ化」とは?

僕は以前から様々な企業のケーススタディ(成功や失敗の事例を実際の人物や組織、出来事のbefore-afterなどの具体例を交えながら学べる資料)を読むのが好きで、もはやオタクレベルに読み漁っていた時期もありました。

またプロフィールも書いていますが僕は昨年(2018年)の半分をサンフランシスコ/シリコンバレーで過ごしており、その時には学校にも通い(MBAではないですが)ビジネスマネジメントのCertificateを取っています。そこでも、グローバルな視点から様々なケースについて先生や同級生とディスカッションを重ねてきました。

そこで気づいたことがあります。それは、ケーススタディ=過去の企業の事例については実際の企業名や人物の名前を出しながら肯定・否定・意見を述べる、といった「議論」ができるのに、それが目の前で起きている現象となると何故かそうできない、ということ。

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これは渡米時に限ったことではなく、日本で社会人仲間とケーススタディを酒のつまみに集まって談義しているときも同じでした(本当にオタクですね笑)

一体なぜか。ずっと考えているうちにたどり着いた、とてもシンプルな答えがあります。それは、

ケーススタディが「過去」のものであるため、その内容がたとえ現存する企業であっても、はたまた目の前にその企業に勤めている人がいたとしても、それを「議論や学びのための資料」だとして、組織や人物についての問題を「人」から切り離して見ることができている

ということでした。

では、どうして我々は目の前で起きている問題や、特定の人の行いについて意見を述べることが難しかったり、はたまた述べてしまうと損をしてしまう時があるのか。もうお分かりでしょうか?(以下から有料記事となります)

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