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足の健康~外反母趾編~

こんばんは。靴手鳥です。

先日U-nextで「閉鎖病棟-それぞれの朝-」という映画を見たのですが、冒頭のシリアスなシーンでストーリーよりも俳優さんの外反母趾が気になってしまいました。もはや職業病ですね。(学生なので学業病かもしれませんが)

そんなわけで、今日は外反母趾について書いていこうと思います。

外反母趾って何?

ご存じの方も多いかと思いますが、外反母趾は足の親指がくの字に変形してしまった状態のことを言います。多くの場合、趾の付け根が大きく膨らみ、痛みを伴うこともあります。

外反母趾

ひどくなると親指が人差し指に乗っかってしまったり、反対に人差し指の下に潜り込んでしまったりすることもあります。

外反母趾の原因は?

ご存じの方も多いかもしれませんが、外反母趾はどちらかというと女性に多いといわれています。その理由の一つとして、女性はつま先の細い靴を履く機会が多いことが上げられます。足が靴に圧迫され、外反母趾の原因になります。

また、遺伝も関係があるといわれています。外反母趾自体が遺伝性というわけではなく、外反母趾になりやすい体質が遺伝するということです。例えば骨を固定する靭帯が柔らかいとか、足幅か広く市販の靴と足がフィットしにくいなど、足の構造が外反母趾になりやすい原因であることがあります。

外反母趾の予防

外反母趾の予防には足に合った靴を履くことが一番だと思います。きつすぎない靴で、いい感じにフィットしたものを。緩いとそれはそれで違う症状が出ることがあるので、注意が必要です。

「そんなのわからないよ」という方はぜひお近くのシューフィッターさんのいるお店に行ってフィッティングして貰うといいと思います。

また、「足ゆびジャンケン」や「タオルギャザー」も有効といわれています。こちらは外反母趾になってからも症状の改善や悪化防止のためにされることもあるようです。

タオルギャザー(ゆびでタオルを引き寄せる足ゆびの運動)


整形靴でできること

最後に、私が勉強している整形靴でできることです。残念ながら外反母趾の方に対して整形靴でできることはあまり多くありません。

というのも、整形靴は保存療法(外科的治療を行わない治療方法)なので、外反母趾を治すことはできないのです。

ただ、インサート(中敷き)で足の横のアーチが落ちないようにサポートすることで足幅が広がらないようにしたり、オーダーメイドで作ることで足にフィットした靴を作り、外反母趾の進行を予防したり、痛みが出る部分にクッションなどを使い痛みを軽減したりすることはできます。


終わりに

どうだったでしょうか。外反母趾はとても身近な足の問題です。途中で女性のほうが多いと書きましたが、男性にも多い問題で、個人的には扁平足の次くらいにメジャーなのではないかと思っています。

足の問題には靴が大いに関わっていますので、ぜひ毎日自分を支えてくれている足と靴に関心を持っていただけたらと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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