昌也我慢

【ジュビロ磐田対サガン鳥栖 プレビュー】 ~すべては磐田のために♪ 2か月ぶりの参戦~

今回は、ジュビロ磐田対サガン鳥栖が10/19(土)に行われるにあたり、サガン鳥栖の攻守の特徴と個人的注目ポイントをまとめてみたいと思います!

前節のマリノス戦は、僕にとって2試合目のレビューになったわけですが、たくさんの人から反応(いいねやRT)をいただきました!ありがとうございます!

その大半(7割くらい)はマリサポさんだったことからも、やっぱりマリサポさんの戦術界隈は賑わってることを実感し、少し羨ましかったです(笑)。

ジュビロサポさんにもたくさん読んでいただきたいので、読んだよ!くらいの気軽さでいいねやRTいただけると嬉しいです!
意見・感想(内容だけじゃなくて、見づらいとかこういうことにも注目してほしい等、なんでも!)お待ちしてます!

~鳥栖情報~

鳥栖戦に話を戻します!

ジュビロは、鳥栖戦に万が一負けた場合、残り5節で自動降格圏外の16位との勝ち点差は13。降格がほぼ確定です。つまり、超重要な試合なわけです。
個人的にも、第22節ベルマーレ戦以来の参戦!ということでとても楽しみにしてます!(会社の都合で、22日の休みの代わりに21日が休みになったので2週連続の3連休です♪)

まずは鳥栖の簡単な情報から。
ジュビロと鳥栖のここ3年の対戦成績は、

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3勝1分け1敗。もっと負けてるイメージあったんですけど、むしろいい感じなんですね。ただ、1試合当たりの平均得点は1.4と手堅い試合になりがち。今回も試合の重要さを考えると手堅くなりそうな気がします。

〇過去2戦のスタメンと結果

9/28第27節 vs浦和レッズ 3-3(△)

レッズ戦スタメン

10/5第28節 vsFC東京 2-1(〇)

FC東京戦スタメン

スタメンは、レッズ戦とFC東京戦で4人入れ替わっています。

2試合とも先制されながらも、しっかり勝ち点を伸ばしており、勢いをもってヤマハスタジアムに乗り込んでくることでしょう💦

さて、ここからはサガン鳥栖のサッカーと、ジュビロが対戦する上での注目ポイントについてまとめてみます。2試合とも前後半で試合内容が大きく異なるので、どうまとめるのかとても悩みました(笑)。

【ジュビロのボール保持時】
~形状変化に鳥栖がどう対応してくるか~

鳥栖は、ジュビロと同じ4-4-2ですが、運動量に特徴のあるチームカラーと献身的に守備ができる選手が前線にいることもあり、相手の最終ラインに対していける時は積極的にプレスをかけてきます。

FC東京戦は、4-4-2のミラーゲームになったこともあり、その傾向はとても顕著でした。

FC東京 ボール非保持時

一方で、レッズ戦は前から取りにいくものの、システムのかみ合わせの悪さを利用されました。そのため、ボールを奪取することができず、撤退する形になりました(主に前半)。

浦和レッズ ボール非保持時

もし、ジュビロがボールを保持したいなら、これまでのように中盤の一人が下りる形状変化(Footballistaでこの表記が出てきてましたけど、一般的な名称なんですかね?)が有効になりそうです。

それに対して、鳥栖側がどういう対応をするのかは、序盤の注目ポイントになりそうです。球際勝負は分が悪い気がするので、形状変化による数的有利を作ることで、ボールを保持する時間帯は作りたいなと思っています(下図)。

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また、もし鳥栖側が下りた力也についてきた場合は、空けたスペースを使いたいところです(下図)。

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◎ジュビロボール保持時の狙いどころ

個人的に感じた鳥栖戦での狙いどころは4点。以下にまとめます。

①右サイド(鳥栖の左サイド)
②前に出てきたCBの裏

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①鳥栖の左サイドはストロングポイント(後述)でもあり、ウェークポイントでもあります。その理由はクエンカです。ボール非保持時の鳥栖は4-4-2で、クエンカは中盤4枚の左を担っています。

しかしながら、クエンカの守備意識はそこまで高くなく、戻りが遅い場面が目立ちます。また、ボールウオッチャーになる傾向にもあるので、右サイドの裏への抜け出しもチャンスになると思いました(上図①)。

②鳥栖の守備はボールホルダーに激しいです。しかしながら、少しアプローチが遅れることがあります。また、前に出たことにより空いたスペースをカバーする意識が、少し低いように見受けられる場面がいくつかありました。

トップの近くにサポートする選手を置き、3人目の動きでそのスペースを利用したいところです(上図②)。

①、②は押し込んだ場面になりますが、③は鳥栖が前から取りに来た場合です(下図)。

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上述したように、鳥栖は前からボールを奪いに来ることが多いチームです。前からプレスをかけられた場合に真っ先に考えるのが最終ラインの裏になりますが、注目したいのは、SHのポジションです。

前節のマリノス戦は、SHも飛び出す選手として相手の最終ラインに張り付いてしまったため、飛び出すスペースを自ら潰してしまっていました。

大分戦のようにSHが内側に入る、あるいはボールを貰いに受けに下がることで相手のSBをおびき出し、SBの裏を空け、そこにFWを走り込ませたいところです。マリノス戦、トリニータ戦のレビューは以下をご覧ください。

憶測が強めな私見になりますが、CBが引き出された場合、逆サイドのSBが絞って中央を埋めることが多いと思います。

しかし鳥栖は、裏を取られたSBがスペースを埋めるというシーンが1度ありました。これが、偶然なのか約束事なのかは分かりませんが、約束事であるならば、人よりスペースを優先したことになり、対面していたSHがフリーになるかもしれません(下図)。

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サイドまで運べてもなかなかシュートまで結びつかない最近のジュビロですが、しっかり中に合わせることができればチャンスになるのかな~と思いました(これは分析でもなんでもなく願望)。 

最後に、鳥栖の攻撃はサイドからのクロスというのを1つのパターンとしています(後述)。そして、クロスに対して逆サイドのSHも中で待ち構える傾向があります。そこで、カウンターの起点として逆サイドを利用したいというのが4つ目の狙いどころです。

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☆ボール保持時の注目ポイント

・最終ラインに力也が下がるのか
下りた場合に、鳥栖がどう対応するか

・スペースを作る動きができるか


【ジュビロのボール非保持時】
~球際で負けない!!!~

続いてジュビロの非保持時における注目ポイントです!サガン鳥栖のボール保持時の基本的な攻め方はサイドからのクロスということになるのですが、その上での特徴は、

①出し手の確保と
②左サイドの連携

になります。そこに、③金崎の飛び出しが加わりますが、流れの中で決定機はあまり作れていない印象です(下図)。

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サイドの崩しは、SBとSHの2人のユニットでクロスまで。という形が多いです。2人だけでクロスまでつなげられるのも凄いんですけど。。。

クエンカのキープ力は抜群です。しかし、運んだ先の1工夫があまりなく、カットインしてシュートや3人目の関係性という場面はほとんどありませんでした。

ジュビロの右サイドは対人に強い大貴が予想されるのでそこまで心配はないかな。。。という印象です。あとは、誰が誰をマークするのかをはっきりさせておく(あるいはきちんと受け渡す)ことが重要だと思いますし、注目です。

ジュビロの右サイドの守備でもう1点。ここ最近の試合で1つ気になっているのが、守備時の昌也のポジショニングです。

後ろ3枚で回す相手に対して、昌也がアプローチに行く場面が何回か見受けられます。2試合ともですし、前後半で特に変化もないので、指示なのか、許容している個人判断なのかは分かりません。

鳥栖戦で仮に、昌也が原川選手にアプローチに行くと、右サイドで数的有利を作られることが予想されます。マリノス戦の2失点目は、この点を利用されて起点を作られたので、次節もこの点(昌也がアプローチに行くのか)を注目しています。

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☆豊田&安による攻撃の活性化

サガン鳥栖の直近2試合の得点は5点です(レッズ戦3点、FC東京戦2点)。その全てが後半20分以降であり、内3点がラスト10分です💦その背景には、豊田選手、安選手の投入があります(FC東京戦は豊田選手はスタメン)。

安選手投入以前は、上述したような理由から、左サイド(クエンカ選手中心)からの攻撃がメインになります。しかし、1人でボールを運べる安選手の投入後は、右サイドからの仕掛けも増えます。

これにより、両サイドから押し込まれるので、相手の陣形の重心はとても低くなります。この時、鳥栖の中盤2枚はパスの出し手になり、崩しにかかわることはあまり多くありません。その結果、
クリア→セカンドボール拾えない→ロングボール or クロス→クリアの無限ループにはまります。(図はジュビロ戦のイメージ)

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直近2試合の得点は、この展開の中で放り込んでからの得点でした。

実際に前後半でのスタッツを比較してみると、鳥栖は後半で得点、シュート数、クロス数、支配率のすべてが増加しています。

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次節、ジュビロに対して鳥栖がどこまで勝ちに来るかは分かりませんが、(引き分けでゲームが進んだ場合、リスクを冒してまで勝ちを目指すか)ジュビロがリードしたまま後半を迎えたら、間違いなくこの展開になるでしょう。

そうなった場合にどう対処するのか。どこを起点にし、時間を作るのかという点に注目したいと思っています。個人的には、アダの投入は不安要素もありますが、起点としてはありかなと思っています。

☆ボール非保持時の注目ポイント

・形状変化を起こす選手に対して、対応をはっきりとすること

・対人で負けない!!!!!!!!!

~最後に~

プレビューでは、個人的な注目ポイントをまとめています。試合を見る上での参考になれば嬉しいです!

皆さんはもう『挑戦の血統』という本は読まれました?(宣伝でも何でもないです笑)てっきりクラブの歴史の話(昔の話)だけかと思ってましたが、目次を見たら最近のことまで書かれているんですね。

元々、シーズンが終わったら、シーズンの振り返りとともに、今後のジュビロについての思いをまとめてみようと思っていたこともありますが、

それに加え、図らずも他クラブでクラブの歴史、クラブのあり方、サポーターとクラブの関係性を考えさせられる案件があったこともあり、この本を読んだらたくさんのことを考えさせられそうだなと思っています😅

なので、おそらくシーズン終了するまで読まないんじゃないかな...と(笑)ですが、読んだ際は、感じたこと等をまとめるかもしれないので、その時はご覧ください!

最後までご覧頂きありがとうございます!

では、スタジアムで!
絶対勝ちましょう!!