マガジンのカバー画像

ボリスタラボ・ラボメン日記

33
フットボリスタ・ラボのメンバーが、日替わりで記事を発表します。どんな記事が出るかは彼ら次第。
運営しているクリエイター

記事一覧

サメ映画とポジショナルプレー、あるいはストーミング(2)

はい、ジェイ(@RMJ_muga)です。 前回↑↑↑の続きです。 ポジショナルプレーとストーミングの違いについて、大ヒットサメ映画【シャークネード】と【MEGザ・モンスター】を例にして説明していきたいと思います。基本的には与太話ですので、あまり真に受けないでください。。。  下敷きにするのは林舞輝氏のこちらの記事。  ポジショナルプレーとストーミングは、それぞれ重視するものが違う。サッカーそのもので攻略すべき5つの要素 ①自分 ②相手 ③ボール ④スペース ⑤時間

サメ映画とポジショナルプレー、あるいはストーミング(1)

みなさんこんばんは。 フットボリスタ・ラボのサメ担当ジェイ(@RMJ_muga)と申します。 ずいぶん前にこんな与太記事を書かせていただきましたが、その続編というかなんというか。 明るい話題の少ない昨今、こんな与太記事で少しでも笑ってくれる人がいれば幸せます。なお、学術的価値は一切ない内容ですのでマジレスは石を投げるのはご遠慮ください。。。 そもそもポジショナルプレーとは これについては「戦術ではなく原則、概念的なものである」という理解がだいぶ広まってきているのではな

過去イベント振り返り(1)横浜F・マリノス分析官のお話【ラボ日記】

 みなさんこんばんは、ジェイ(@RMJ_muga)と申します。  COVID-19(暖房機器製造販売メーカーによく似た名前のウィルス)のおかげであらゆるイベントが中止となる昨今、みなさまいかがお過ごしでしょうか。  フットボリスタ・ラボでも先週、某チーム監督のお話が聞けるという面白げなイベントが行われる予定だったのですが、残念ながら中止に。そこで今日は、過去に行われたイベントをレポートしてみようと思います。 2019年12月13日、都内某所 この日は「Jリーグクラブで

【ラボ日記】山口でブログ書いてたらエルゴラ浦和担当になってた件

 みなさんこんばんは、ジェイ(@RMJ_muga)と申します。  このnoteを読んでいるという事は、貴方はフットボリスタの読者であり、かつ「フットボリスタ・ラボ」についていくらか知っているひとではないかと思います。  ただそんな方々でも 「フットボリスタ・ラボは実際のところ何をやっているのだろう?」 「気になるけど、月額5,000円の価値があるのだろうか?」 と疑問に思っている方も多いでしょう。そんな方々の疑問にお応えできるかは分かりませんが、今回はわたしがラボと

ゲームモデルに基づいたPDCAサイクル~最終章~

 みなさんこんにちは。わっきーかもしれません_(:3」z)_  今回は、昨年度から継続的に取り組み発信してきました、「ゲームモデルに基づいたPDCAサイクル」のとりあえずの最終章をお届けしたいと思います。線路は続くよどこまでも、です。 【要点】 ■ゲームモデルがもたらしたもの ■ゲームモデル型チーム作りで感じた課題 ■振り返りからの展望へ  こんな感じでいってみましょう_(:3」z)_ <はじめに> 粉河高校サッカー部では、監督が好奇心旺盛すぎて、1年間を振り返っただ

ソフトウェアの教科書を使ってサッカーを理解する

要約すると ・サッカーに対する理解を上げるには? ・学際化はひとつのヒントである ・ソフトウェアの知識を生かしてサッカーを理解する! はじめに 世界には無数のサッカーチームがあり、チームの歴史・環境に応じた戦略が存在します。チームは戦略に基づいて選手の強化、トレーニング、マーケティングを行います。私達がスタジアムやテレビで見る試合は、そんな努力の結晶です。チームが磨き上げた努力の結晶、せっかくなら正しく理解したいですよね。 僕自身そんな思いを抱えながらもなんとなくサッ

サッカー界にとっての大きな一歩 『プレー経験ゼロでもできる 実践的ゲームモデルの作り方』(脇真一郎)書評【フットボリスタ・ラボ発】

【書いた人】 六(Twitter:@frontale_foot6, note:note.mu/6_culture) 北海道出身なのに川崎フロンターレサポ。 はじめにかつての私と同じように「どうやってゲームモデルを作成し、どうやって活用すれば良いのか?」に悩んでいるのではないでしょうか。これについては、まさにそこにヒントを提示することこそが本書の目的でもあります。(p.17)  この本の目的はまさに上のとおり「ゲームモデルを用いてチームを作ろうとする」指導者に向けられた本だ

【フットボリスタ・ラボ発】「ココロとカラダの研究所」(片野道郎×ロベルト・ロッシ)書評 その1

【書いた人】黒田 泰孝(twitter:@an_tropical) フットボリスタ・ラボ3期生 サッカーの指導者でもなく、サッカーチームの運営に関わるでもない一般人だが、ラボ内ではあっちこっち顔を出して色々勉強したい欲張り。 わっきーさんのゲームモデル本でも座談会にお邪魔している。  フットボリスタ発書籍群の第一弾として刊行された、片野道郎さんの「ココロとカラダ研究所」。本書を拝読した際に、真っ先に頭に浮かんだことがある。 「確かに、メンタルというのはスポーツゲームの中に

ゲームモデルに基づくPDCAサイクルについて③-2

みなさんこんにちは。今回はあまり間をあけずに登場しましたわっきー(@kumaWacky)です。 前回の記事は、和歌山県1部リーグ開幕に向けた準備~開幕戦までの内容でした。予定では第4節までの流れをまとめて記事にするはずだったのですが、あれよあれよと長くなってしまいまして、途中で区切りを付けて「その①」「その②」という形を取ることとしました。 と言うわけで、今回は第2節~第4節にかけての取り組みとマッチレポートを中心にお届けしたいと思います。 前回最後の予告通り ■[第

乃木坂46のメンバーをサッカー選手に例えたら 〜卒業メンバー編〜

<要約すると> ・乃木坂46ではメンバーの卒業が続出している。 ・メンバーが卒業する悲しみを癒す必要がある。 ・卒業する乃木坂46のメンバーをサッカー選手に例えてみた。 筆者:せこ(@seko_gunners)  2006年、高校球児時代にドイツワールドカップを見てサッカー観戦にハマる。大会後に見たアンリのプレーの影響で、アーセナルとプレミアリーグを追いかけるように。国内では川崎フロンターレ(2012~)のファンであり、シーズンチケットも保有。推しの両チームについてはnot

ゲームモデルに基づいたPDCAサイクルについて②

みなさんこんにちは。相も変わらずわっきー(@kumaWacky)でございます。 今回は、以前お届けしました粉河高校サッカー部の新人戦に向けての取り組みの続きとなります。まさにトライ&エラーという感じとなりましたので、強い気持ちでご覧いただけたらと思います。 【要約】 ・2回戦勝利後の成果と課題の抽出および次戦への取り組みへの接続 ・3回戦に向けた準備 ・3回戦を振り返って 今回も、チームの戦い方の土台となるゲームモデルは以前に作成したこちらになります。 そして、3回戦に

ゲームモデルに基づいたPDCAサイクルについて①

みなさんこんにちは。少しだけお馴染みになりつつある?わっきー(@kumaWacky)です_(:3」z)_ 今回は1月13日に行われました、和歌山県高校サッカー新人戦(2回戦)における、粉河高校サッカー部の実践報告をお届けします。 【要約】 ・ゲームモデルに基づいた試合に向けての準備 ・試合における実践とその評価 ・抽出した成果と課題について 今回は「①」ということで、実際の成果や課題の落とし込みについては後日「②」としてまとめたいと思います。まず、新チーム始動(2018年

指導者の「選手化」は正しい道なのか?

文・Haru(Twitter→@haru_fb0810) 大阪出身。サッカー未経験のサッカー好き。南アフリカW杯からサッカーにはまり、現在はサッカー三昧の日々を送っている。サッカーの素晴らしさを世の中に広められる人になるのが目標。 【要約すると】 ◇「川口氏のGKコーチ就任要請」報道に関してラボ内で議論が起こる ◇重要なのは「指導経験」と「選手経験」のギャップ ◇この議論をコーチングライセンスについて考えるきっかけに 年末に向けて日を追う毎に寒くなってきたこの時期、とある

【ラボ】拝啓、伸びしろしかない現役高校サッカープレーヤーたちへ

■要約すると ・現役高校サッカープレーヤーに最大限のポテンシャルを発揮してほしい ・現代においては学ぶ機会はいくらでも得られるのだから、有効活用してほしい ■筆者:seizmen(@seizemen)  サッカーを愛する社会人。サッカーとは一切関係ない仕事に従事しているものの、頭の中はサッカーのことで一杯なフットボリスタ・ラボ一期生。応援するチームはサンフレッチェ広島とチェルシーFC。しぶとく、したたかに戦うサッカーがたまらない。 今だから伝えたい、この羨ましさ 小学校3