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【ラボ】拝啓、伸びしろしかない現役高校サッカープレーヤーたちへ

■要約すると
・現役高校サッカープレーヤーに最大限のポテンシャルを発揮してほしい
・現代においては学ぶ機会はいくらでも得られるのだから、有効活用してほしい

■筆者:seizmen(@seizemen
 サッカーを愛する社会人。サッカーとは一切関係ない仕事に従事しているものの、頭の中はサッカーのことで一杯なフットボリスタ・ラボ一期生。応援するチームはサンフレッチェ広島とチェルシーFC。しぶとく、したたかに戦うサッカーがたまらない。

今だから伝えたい、この羨ましさ

 小学校3年生でサッカーを始め、中学生のころは地元のクラブで、高校では部活で、大学ではサークルでサッカーに熱中していた僕も26歳となった。プレーヤーとしてピークであっただろう高校時代から、8年経ったことになる。8年というと、もっと年齢を重ねられている大先輩方からすると大したことない年月なのかもしれない。ただし確実に、サッカーをとりまく情報の流通量や流通スピードは大きく変わっている。だからこそ、そのような時代に高校サッカーを謳歌できる現役プレーヤーたちが、たまらなく、羨ましいのである。
 「昔は大変だったぞ」と自慢げに語るおじさんのように映るかもしれないが、その伸びしろを最大限に発揮してほしい一心で、伝えたい。


サッカーを観ることによるインプット

 まず何よりも、国内外問わずプロのサッカーを観ることができること。つまり無数の教材を観る機会に恵まれているということは、忘れないでほしい。DAZNに加入すれば、月額1,750円でJリーグやプレミアリーグ、チャンピオンズリーグの試合を観ることができる。チームとしての戦い方を観察するもよし、自分と同じポジションの選手がどのような状況でどのようなプレーを選択しているか学もよし。多少のクルクルは発生するかもしれないが、気になるシーンは何度も繰り返して観ることが可能だ。
 DAZNがあるとはいえ、無料で利用可能というわけではない。月1,750円の出費は重いという人もいるだろう。でも、考えてみてほしい。DAZNではサッカーのみではなく、プロ野球やBリーグ、メジャーリーグやWWEも観ることができるのだ。君がうまくプレゼンテーションを成功させれば、きっと親も納得してくれることだろう。(DAZNの広告記事ではない)

DAZN(ダゾーン)

 これは余談だが、DAZNへの加入を決断し、かつ応援しているJリーグチームがある場合は、DAZN年間視聴パスを是非利用しよう。これは、売上金の一部が応援するチームの強化費に充てられるというもので、各チームのHPやオンラインショップページから購入することができるようになっている。チームにリターンがあるだけではなく、視聴料も1か月分お得になるので、検討してほしい。(DAZNの広告記事ではない)

DAZN ヘルプ(年間視聴パス・ハーフシーズン視聴パスについて)


Twitterによるリアルタイム解説

 サッカーを観る環境が整ったとしても、一人で観るだけでは気づけること・学べることに限界がある。そこで是非活用してほしいのがTwitterだ。Twitterには、サッカーを読み解くヒントが山のように転がっている。
 例えば、サッカー中継を観ながらのTwitter。そこには、同じ試合をリアルタイムに観ながら、その試合に臨むチームとしてのポイントや、各選手の何が良かったか/すごいか、何が悪かったか/良くなかったかを解説してくれる人たちがいる。自分ひとりだと気づけなかったような部分も、その人たちのツイートによって気づくことができるのだ。
 他にも、戦術的な場面を切り取ってツイートしている人たちもいる。どうしても数多くの試合をフルで観る時間は、なかなか確保できない。そんなときに、画像または動画付きで、戦術的な意図を読み取り、発信してくれる人たちのツイートはおすすめだ。
 もちろんプロの試合を例にしても、レベルが違いすぎて真似できない、ということもあるだろう。しかしほんの少しでもプロの試合から学び、自分のプレーに転用することができれば大きいし、それができる可能性があるのだ。

★以下、勝手に紹介

結城 康平さん(@yuukikouhei
羊さん(@GP_02A
サッカーアナライザーさん(@_socceranalyzer
Temma H.さん(@fammet_h
とんとんさん(@sabaku1132


YouTubeの解説動画

 Twitterと同様に、YouTubeにもサッカーの試合を分析・解説している動画は多く存在している。これらも使わない手はない。YouTubeなのでもちろん無料で視聴可能であるし、気になる動画を発見したら、チームメイトにシェアしてあげてほしい。
 そしてYouTubeで動画を漁っていると、きっと気づくことがある。それは「英語で戦術を解説してそうな動画がもっと大量にありそうだ」ということである。これはどの分野にも当てはまる話なのだが、何かの情報を得ようと思ったとき、英語はその選択肢を一気に広げてくれる。「日本に住んでれば英語なんて必要ないじゃーん」は、確かにそうなのかもしれない。ただ、あなたの好きなこと、得意になりたいことについて可能性を広げてくれるツールとして、今回はサッカーをより学ぶ手段として、英語があるということを、どうか覚えておいてほしい。


その可能性を、最大限に発揮したプレーが見たい

 かけがえのない高校サッカー生活を、どうか精一杯謳歌してほしい。
 君たちが持っているそのポテンシャルを、最大限に発揮してほしい。
 きっとそれは、高校サッカーを思い懐かしみ、「もっとやれたんじゃないか」という想いを抱えるおじさんたちの願いであり、今の君たちを支える大人たちの願いでもある。とは言ってみたものの、周りのサポートに感謝を示すことは必要だったとしても、他の誰かのためだけに頑張る、というのも妙な話だ。精一杯、自分のためにプレーをしてほしい。GAINT KILLINGの達海猛監督が言った通り、サッカーの主役は選手なのだから。

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