学級通信、何のために書く?
こんにちは。
『はぴねす通信』のminaです。
今回は【学級通信を書くべき5つの理由】について書いていきます。
これはnoteを書くことのメリットにも通じるところがたくさんあると思うので、興味がある方はぜひ最後まで読んでみてください。
学級通信はむしろ自分のためになる!
担任を受け持つことになると付いてくる仕事の一つが学級通信です。
発行する頻度は人それぞれで、毎週のように出す先生もいれば、4月の始業式と3月の修了式だけという先生も。
私は年間40通以上は学級通信を出しています。だいたい週一回のペースですが、行事などがある時にたくさん発行していることが多いです。
学級通信は、保護者に学校の様子を伝えるために書いているという人が多いと思います。
しかし、むしろ学級通信は書いている人=担任の先生のメリットになることがたくさんあるのです。
学級通信を書くべき5つの理由
1.クラスの現状を保護者や管理職に知ってもらえる
学級通信に子どもたちの様子や担任の思いなどを随時載せていくことで、クラスの現状を保護者に知ってもらうことができます。
「思春期に入り、家で学校のことを話さなくなった。」という話を懇談などでよく耳にします。保護者に、クラスが今どのような状態なのか、学校で今何をしているのかを知っておいてもらうことは、何かトラブルあった時などにも役立ちます。
また、子どもの感想文や担任が見ていて感心した行ないなどを学級通信に載せることで、家でも褒めてもらえたり、会話のきっかけにもなります。
(名前を載せるかどうかは各クラスの現状に合わせて考える必要がありますが…)
保護者の中には、学級通信にマーカーでびっしり線を引いて個人懇談に持って来られ、「先生の学級通信をいつも楽しみにしています」と話してくださった方もいらっしゃいました。
そして、発行した学級通信を管理職や学年の先生方にも配っておくことで、学級の状況を知ってもらうだけでなく、学級経営の実践なども知ってもらうことができます。
学級通信をきっかけに、クラスのことを他の先生と話すことができ、悩んでいることを相談することができたり、校長からお褒めの言葉をいただくこともあったりと、メリットだらけです。
2.クラスで話すときの台本になる
私はクラスで話したいことがあると、先に学級通信を書いて、話したいことを整理していきます。
例えば、行事の取り組みの中で見えてきた課題があると、放課後、パソコンでそのことを通信に書きながら生徒に伝えたいことをまとめます。そして、印刷した通信を他の先生に読んでもらいアドバイスをもらいます。
次の日の朝学活で、通信を台本替わりにしながら生徒に話しをし、そのあと配布します。
こうすることで、話す内容が明確になるし、もし話し忘れたことがあっても、学級通信を読んでもらうことで補うこともできます。
3.思考の整理、ビジョンマップとして活用できる
これはタイトルそのままなのですが、通信を書くことで思考の整理ができます。
頭の中にある学級運営の方向性を視覚化することができたり、今後の予定を載せることで、これからのビジョンを持った上で学級経営をしていくことができます。
私はいつも春休み中に、最初の5号分の学級通信を書いてしまいます。
ここに担任としてこのクラスをどんな風にしていきたいのか、自分の思いや守ってもらいたいことなどを整理して載せていきます。
この通信は年度途中にも見返して、自分の指針としてブレないように心がけています。
最初の5号分の内容は別の記事で詳しく書いています。参考にしてみてください。
4.自分の実践記録集になる
私は年度終わりに通信を全てファイルに綴じて、保管しています。
学級通信には、その1年間のクラスの軌跡がぎゅっと詰まっており、それがそのまま自分の学級経営の実践記録集となっています。
歴代の通信ファイルを並べて、それぞれ見返していると一気にその時の記憶が蘇ってきます。
また、同じ学年を受け持った時に、この時期どんなことをしていたっけ?など、サッと振り返ることができ、過去の自分が助けてくれます。
5.常にアンテナを張れるようになる
学級通信を書くことが習慣になると、書くネタになりそうなことはないかと常にクラスにアンテナを張ることができます。
普段は見過ごしてしまいそうな生徒の行動も、「この動きは素晴らしい!学級通信に載せよう」とすぐさま心にメモするようになっていきます。
また、学級通信でアウトプットをしていくと、時事的な話題や学びになる本への感度も高くなり、インプット量も自然と増えていきます。
最後に
学級通信を出すことで得られるメリットはたくさんあります。
これを読んで、あまり出してなかったけど書いてみようと思った方はぜひ、新年度挑戦してみてください。
どなたかのお役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪
人生をよりハッピーにしていくための『はぴねす通信』を発行しています。
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