見出し画像

5.「繰り返す」親の気持ち【0歳3ヶ月】

こんにちは、閲覧ありがとうございます。
このブログは、2018年生まれの息子を持つ母の、将来大きく育つであろう息子へ宛てた手紙のような日記のようなブログです。時系列はバラバラです。
※文章を飛ばして漫画のみでも読むことができます。


【笑ってくれることが嬉しくて】

「笑う」という行為って、どうしてこんなに癒されるのでしょうか。

1歳を過ぎた今では笑うことが普通になりましたが、勿論生まれたばかりの頃は微笑むことはあっても笑うことはありませんでした。
ゆう君がこちらの行動に反応して「笑う」という行為をし始めたのは、生後2ヶ月の頃。

最初は生後2ヶ月頃、脇腹をくすぐると時々へらっと笑う程度。それが生後3ヶ月の頃には、声を出して笑うようになりました。
その様子があまりに可愛くて嬉しかったもので、何度も何度もくすぐっては笑わせていました。

ゆう君もキャッキャ笑って楽しそう。私もゆう君が笑ってくれてとても楽しい。
Win-Winの関係だと思っていました(いやそんなに深くも考えていなかったけど)。

でも実は、そんなことはなかったようです。

この時のゆう君の表情と言ったら。

まだ生後3ヶ月、あまり表情豊かではない頃なのに、「もうやめてもらえます?」という気持ちがありありと分かる表情をしていました。

そりゃそうですよね。自分だって、1回面白がったり嬉しがったりしたことを、何度も何度も繰り返されちゃ「いやもういいわ…」って思いますよね。
でもこの頃は、まだくすぐる以外に笑ってくれる術を知らなかったので、ずっと繰り返してしまってました。他の術も探るべきだったね、ごめんねゆう君…。


【「繰り返してしまう」親の気持ち】

この時、少し「親あるある」の気持ちが分かりました。

「子の好きな食べ物をいつまでも繰り返し作ってしまう」
「子の好きなものは成長してもいつまでも好きだと思っている」

よくエッセイなどで語られる時、「いつの話だよ…」と言ったニュアンスで描かれることの多いあるある話。
私も、どうして親ってアップデートできないんだろう、年齢的なものなのかなと不思議に思っていましたが、そうではありませんでした。

子が初めて「喜んでくれた」「笑ってくれた」ことが、とにかく嬉しくてたまらなくて、強く記憶に残るんですね。

生まれてからずっと一緒にいて、色んな手遊びや歌遊びをするものの、いまいち楽しんでいるかどうかも分からない。
沢山色んな遊びをやってきた中で、成長して笑顔が出るようになった時に初めて「くすぐる」という行為で楽しそうに笑ったら。

そりゃあ何回も繰り返しますよね。

それを理解した時に、思ったんです。

食事が始まった頃は、美味しいのか美味しくないのかも分からず、とにかく「栄養のために食べて」と言って作ったのを食べさせる。
それを吐き出されたり、いっぱい食べたりもしながら、「これが美味しいの?」「これは嫌いなのかな」と悩みながら過ごしてきて、その中で成長して言葉が出るようになった時に初めて「これ美味しい」と言われたら。

そりゃあ何度も作っちゃいますよね。


今食事に関してはまだ想像でしかありませんが、きっと将来「これ美味しい!」と初めて言われた日には、その料理を毎週作るに違いありません。
きっと、その後に「これも美味しいね」「これも好きだな」と他の料理に言われたとしても、初めて言われた日のことは忘れないでしょう。

しかし、小さい頃私もよく親や兄にくすぐられて苦しくなって、怒った記憶があります。でもあれは、初めて笑ってくれた記憶が強く残っていた名残だったのかもしれないですね(兄に関してはただただ反応を楽しんでいただけの気もしますが)。


私もゆう君に怒られたり飽きられたりしない程度に、喜んでもらえるよう頑張れるといいなと思います。


______________________________

初めましての方は、以下の記事も合わせて読んでいただけると嬉しいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?