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07-08シーズンのマンチェスター・ユナイテッド。

クリスティアーノ・ロナウドがシーズン40得点を記録し、ルーニーとテベスが走り回って、ジョン・テリーがここぞというシーンで足を滑らせたシーズン。

プレミアってスゲー。
スピード、テクニック、ハードワーク、そして熱狂。
これがフットボールなんだ。
私はユナイテッドに心酔した。

そんな私の最強クラブを、ポンポンポン、と、いつのまにか「分解」してしまった08-09シーズンの「ペップのバルセロナ」。
なぜメッシのような小柄な選手に「ヘディングで」点を取られるのか。百戦錬磨のファーディナンドとヴィディッチのコンビが、いとも簡単に。
CL連覇を果たせず、フラストレーションが溜まった2009年の6月。

10-11シーズン。
またも「ペップのバルセロナ」は、リベンジを期す我がマンチェスター・ユナイテッドをあっさりと「解体」。
やはりロナウドがいなければダメなのか。ルーニーだけが「ペップのバルセロナ」に対抗できるレベルなのか。
そもそもなぜビジャをフリーにしたのか。なぜ誰も寄せないのか。


「サッカーが好きかって? 俺はオタクですよ」

そう言って彼が見せてきたのはイスコのプレー動画。

「はやくバルサにおいで」

私の新しい、そして気持ち悪い友人は、いかにバルサが優れたクラブであり、シャビ・イニエスタ・ブスケッツのトライアングルが素晴らしいユニットであり、メッシが神であり、ペップ・グアルディオラが天才であるかを説いた。

数年後、彼は指導者になった。
私も小さなクラブで指導を始めた。
私は彼に指導者としての指導を仰いだ。

「ペップは」

彼の指導は全て「ペップのバルセロナ」が基準になっている。
ペップはすでにバルサを離れ、バイエルンを経てマンチェスター・シティのベンチに座っていた。
それでも彼の理想は「ペップのバルセロナ」だ。

気がつくと、私も「ペップのバルセロナ」を基準にいろんなことを考えるようになっていた。

コールドプレイの「Viva La Vida」にのせてブラウグラナのイレブンがボールを回すYouTube動画が心の拠り所になっていた。

どんなカテゴリーのどんな試合を見ても、その場しのぎのロングボールを見ると不快になり、フリーのボールホルダーが無意味な横パスを出していると不安になった。FIFAのオンライン対戦で支配率が55%を下回ると、勝っても納得できなくなった。PSGやフランス代表に負けると、エムバペ以上のスピードでコントローラが宙を舞った。


そう、私は「ティキタカの奴隷」になっていた。

フットボールは美しい。
ティキタカは特に美しい。
ティキタカは儚い。
ティキタカは勇気だ。
つまりティキタカの美しさは、生命の美しさである。

せめて気高き奴隷でありたいと思う。
ティキタカの奴隷の、貧窮問答歌。


というキモい記事を書いておきました。
今後しばらくはFootball Manager 2024のプレイ日記になると思います。
気が向いたら現実でやってたトレーニングとかについても書けたらいいなと思います。

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