最期かもしれない。仕事早上がりして、宮城に行く。


「ばあちゃんが危ない。持って今日か、明日。俺は先に行く。」

緊急の連絡が、いとこから連絡が来ていた。ちなみに、いとこも、5年前くらいから東京で働いている。

ぼうっとしている。
その連絡が来て、仕事が手につかないというか、うまく脳が働かず、何度かミスをした。

ほんとは仕事なんかしてる場合じゃないんだろうけど、どうしても重要な案件があり、抜けられなかった。

もし間に合わなかったら、一生後悔するんだろうな。

2時間の休みをもらい、急いで自転車に乗り込み、新幹線に乗るため駅に向かった。

実は、今日は、インターンちゃんを労う会で、新人ちゃんとか何人かで飲み会を企画していた。

努めて明るく話し、飲み会出れないから女子会してくれと伝えると、

「実は、うちのじいちゃんも、○にそうなんです〜」とのこと。

なんか呑気すぎて、吹いてしまった。さすが新人ちゃんは新人ちゃんだ。あとは頼んだぞ。


ぼうっとしている。
実感があまりないのだろうか。意識を保ってないと、自転車も危なかった。


駅から最短ルートを調べ、かなりせかせかルートで、16時に出ても、19時前に古川駅だ。こんな時でも、駅から駅の移動で寝入ってしまい、危うく寝過ごしそうになった。


そして、なんとか新幹線に飛び乗って今に至るわけだ。

人に囲まれた真ん中の席しか空いてなかった。
非常に不快だ。
両隣に人がいるのはすごくストレスだ。

席の前に行くと、おっさんが真ん中に荷物を置いていて、すいませんと何度もペコペコ頭を下げ、真ん中に座った。
なんでこんな謝ってんだろ。

新幹線が動き出した。
あぁ。席を倒す時に、後ろの人に言い忘れた。
もういいや。何も言わず、ゆっくり後ろに下げた。

左隣のおっさんが酒を飲みながらパソコン作業をしている。咳払いの酒の匂いがストレスだ。


外はすっかり暗くなっている。
上着持ってき忘れたなぁ。寒いかなぁ、
今は、なんとなく秒速5センチメートルのサントラが聴きたかった。明るい音楽を聴く気分ではなかった。

いとこから、
「意識は戻らないが、いびきとか息はしてる。油断はできない。」
と連絡が来る。

間に合ってくれ。てか、なんとか奇跡起きて元気になってくれ。

 コロナ前までは毎年宮城のばあちゃんちに帰っていた。毎年楽しみだった。ばあちゃんは、思ったことをズバッと言ってくれるので、俺の人生観を良い方向に導いていたといっても過言ではない。

 今年の夏、コロナ前ぶりに宮城のばあちゃんちに行った。ちょっとボケてきてるなぁと、いとこと話していたが、町内会で、歌も歌ってたし、まあ、あと5年くらいは大丈夫だろと思っていた矢先だった。

仙台到着。
古川まであと少し。観光客なのか、仙台駅をパシャパシャしてる目をキラキラさせた大学生っぽい子がいる。いいな。


 不謹慎かもしれないが、今週の土日は、ペ○ーズで、マッチングした女の子とのご飯が入っていた。しかも、ダブルヘッダーの土曜日含めて3件だ。
そう、リスケしたことを、ほんのちょっとだけ残念に思っている自分がいる。そんなことを身内には口が裂けても言えない。


 ブログの方も、今週の土日は、マッチング廻戦〜上玉・玉砕(過去)
からの、ペ○ーズ廻戦〜池袋事変編〜(現在)と構成を練っていた最中の、晴天の霹靂だった。

ま、マッチング女子のことだから、リスケしたら、もう連絡なんて返ってこないだろう。
返す女の子がいるなら、よっぽどのお人好しか、熱烈な星野源ファンだろう。

てか、あれほどドタキャンやリスケに文句言ってた俺が、する側の立場になるとはな。とぼんやりした頭で思う。池袋事変はお蔵入りだ。

こんな時に、こんなことを考えてる自分が嫌になるかといわれたらそうではない。

もはや脳が思考をやめている。

本を読む気も、手帳を書く気も起きず、つれづれなく惰性で書いている。

一つ言えることがあるなら、


人生何が起こるか分からない。
今を大切にすること。

このスマホもあと8%。スマホの価値は終わり方だろうから。
こんなことなら前日、ちゃんと充電しておくんだった。

制約と誓約でブログは続けるが、明日以降なにか書けるか正直わからない。


おっと、もうすぐ古川に到着だ。微かな望みにかけるしかない。

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