彼女できるまで毎日投稿公務員Day15~オ○ジン弁当の新人ちゃんのミスを紳士的にフォローしたら、彼女ができま
今日は、外に食べに行く余裕がなさそうなので、オリ○ン弁当で買うことにした。なんとここもICT化していて、セルフレジが導入されていた。
米は持参していたので、ハヤシライスとおかずを買うことにした。
ハヤシライスは店内調理、おかずはその場で購入できるイメージだ。840円。まあまあだろう。
しかし、5分経っても調理する様子がない。もしや、レトルトでどっかに売られていた!?しかし、見当たらない。研修中の新人ちゃんに、
「あの、ハヤシライスって店内で調理してくれる感じですか?」
新人ちゃん「はい、今から作りますね!」
しかし、もう3分経っても、調理する様子がない。新人ちゃんは、老害ジジイに、「バーコードできないんだけど!」と文句を言われ、それに対応していた。奥にいる男は何をしているのだろうか・・・?
そして、新人ちゃんがハッとした顔で俺にこう言った。
「すいません!ハヤシライスはモーニングメニューに入ってません!ハヤシライスの返金します!」
「あ、そうなんですね。気づかなくて申し訳ないです。じゃあ、ハヤシライスに合わせて、おかず選んじゃったから、おかずと合わせて840円くれるとありがたいです!」と、レシートを渡す。
「!?!?!?!?」
新人ちゃんの頭がショートしたみたいだ。男はこちらにきたが、ぼうーっと見ていた。
「あ、ハヤシライスが400円で、おかずが440円だから、二つを合わせた840円を返金してくれるとありがたいです!」
新人ちゃんの頭から、ピコーンと音が鳴った気がした。
「あ、はい!そういうことですね!ただいま!」
「じゃあ、その間に俺別の選んどくからよろしく!」
具だくさん豚汁と、からあげと、貝柱とタコのサラダに決めた。540円。むしろ結果オーライだ。これは安い。
しかし、新人ちゃんが電話を片手にずっとてんぱっている。
「あの、店長・・・、はい、どこ押せばいいんですか!・・・できないです!はい、別のでやれと、、、別のもダメなんですけど!」
どうやら、まだ返金は教わってなかったらしい。ここで、デジタル化の弊害が出てしまったようだ。
さらに5分経ち、焦りから思わずにやけてしまった。こちらが焦ると向こうもミスしそうだから、こちらは余裕を装っていたが、これ、仕事遅れるデッドラインに入るぞ。
「あ、ごめん。仕事遅れるから、お金あげる!笑」
新人ちゃん「いや、、、そんなわけは、あの、その!店長!」
とっさにひらめいた。
「あ、じゃあ俺仕事終わったら行くから!あと、これ渡しとくから大丈夫でしょ?」と、新人ちゃんのレシートに電話番号をボールペンで書いて渡した。
おい、新手のナンパか!!!!
と突っ込まれるわけはなく、新人ちゃんは「ありがとうございます泣」と何度も頭を下げていた。ミスを重ねられても困るので、
「いや、初めてだといろいろ分からないことありますよね。俺も昔はやったことあります笑(いや、ねえよ。)」
「そうなんですね。ありがとうございます。」と少し笑顔が戻ったから、及第点だろう。
そして、ずっと無関心に突っ立っていた気になっていた男の方に目をやった。お前は、何をしているんd・・・・
ネームプレートには、「研修中」
いや、お前もかい!!!
にしても、レシートに電話番号を書いた瞬間、デジャヴに襲われた。なんだったんだあれは?
時は夕方。
オリジン弁当は、帰り道を1kmくらい逸れなきゃいけないし、交差点をいくつか通るので、ややめんどいのだ。
到着して、店長っぽい人に話しかけた。
「あ、朝電話番号書いたものです!」
硬直3秒。
ああって顔で、「申し訳ございません。うちのスタッフ新人でして・・・。」それは知ってる。「俺は、全然大丈夫ですよ!ありがとうございました。」と、840円を渡されながら、ちらりと店内を見渡すと、新人ちゃんと目が合った。
ハッとした顔をして、奥に逃げられた。
え、えええええええ。
アラサーちょっと悲しかった。終わり。
オリジン弁当の新人ちゃんのミスを紳士的にフォローしたら、彼女が
できませんでした。
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