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Z世代女子(合法)とイタリアン行ったら、彼女できま(中編)~彼女できるまで毎日投稿公務員day19


前回までのあらすじ

もし、これが合コンなら、全体ラインで「楽しかったです!」と送り、個別ラインで、「○○ちゃんと話してて、すごく楽しかったです。今度二人で飲みに行きませんか?」と、送るところだろう。

しかし、今回は「Z世代」「知り合い多し」「なんといっても狭い公務員」「そもそも彼氏いるかもわからない」という制約があるので、慎重にならなければいけない。

とりあえず、二回目を開くことが大事だ。

1 初夏に、二回目飲み開催!

7月の某花金に開催!
しかし、ニコニコちゃんが来れなくなった。事前に言っておいたはずだが、全体ラインに投下した瞬間、「別の予定入っていました!」ということだ。もう一回リマインドすればよかった・・・!それか、乗り気じゃなくなった...?

「楽しそうだったんだけどな。
もうちょっと話振ればよかったかなぁ。」とやや後悔が残る。

今回の飲み会はパパチョイスだ。おしゃれなイタリアンだ。やるやん。ちなみに、パパと貴族の3人のラインに「雪ちゃん、マジ可愛かったです!」と言ってあるので、ある程度は察して動いてくれるはずだ。

ちなみに、新人ちゃんにも「アラサー先輩、雪ちゃんのこと絶対いいなとか思ってますよね?」と、
普段絶対見せない「勘の良さ」を発揮され、なぜかバレてしまったのだ。女の勘ってやつはすごいな。

職場飲みの次の日だったので、一杯目はトマトジュースを頼んだ。
新人ちゃんが、俺の顔を指さして笑い出した。「わー、酔ったらトマトジュースとアラサーさんの顔同じ色~笑」といじってきた。俺一応上司だぞ笑

雪ちゃんは、マジでできる子だ。料理は誰よりも早く取り分けてくれるし、「はい、どうぞ。」と丁寧に渡してくれる。新人ちゃんが嫌いなものを把握し、お母さんのように、食べ物を除いてくれている。

二回目なので、やや打ち解けて、砕けた話題になった。
新人ちゃんの「人のラインを見る男を最低か?」という話から、アラサー男のこじれ恋愛の話になった。

パパは、5年間片思いしている同期がいる。「お盆に飲むのだが、友達関係になっちゃっている。どうすればいいんだろう」とのこと。

雪ちゃんが一喝。

「まずは、好きって気持ちを伝えたほうがいいです!」

続けてこう言った。

「いくら、まだ恋愛相手として見れてなくても、別に違うなぁと思ってる人でも、「好き」って言われたら意識しちゃいます。好きって言われてうれしくない女子はいないと思います。少なくとも、私は好きって言われたらうれしいです。」


雪ちゃん、今好きって言っていいすかwww?


パパは、雷に打たれたように、ハッとした顔になった。

「あ、俺吹っ切れましたわ!ありがとうございます!あー、すげー。そうか、そうだよな。」

本当に大丈夫だろうか?まあ、吹っ切れたならよかった。

次は、貴族先輩のターンになった。

「いや~、俺保育士の女の子の友達いるんだけどさ、」

もうそれだけでうらやましいのだが?

「めちゃくちゃかわいい子紹介するって言われて、期待してたんだけど、その子が22歳でさー、冷めちゃったんだよね~」

何してんだあんた!!!!!

思わず言ってしまった。
「も、もったいない!!!!え、先輩恋愛対象の年齢はいくつですか?」

「んー、30歳~35くらいかなぁ」

せ、せまい。狭すぎる。

貴族先輩は、こういう制限を取っ払えば、すぐに彼女ができるのに。Z世代女子も、確か返答に困っていた気がする。

そんな中、雪ちゃんがこう言った。

「好きになっちゃえば、年齢なんて関係なくないですか?」


雪ちゃん・・・。その通りだよマイハニー(になってほしい)。
貴族さんは、「んー、まあ・・そうだよね~!」と少し煮え切れない返事だった。


最後に、俺のターンに回ってきた。ちなみに、もう大分酔いが回っていた。

「うーん、名前でひと聞き惚れして、顔見て一目惚れした子がいるんだけど、どうすればいいかな?ちなみに名前は雪ちゃんっていうんだけど(ドヤ)」


って、ゲ○はいてても、そんなこと言えんわ!!

ここは、カッコつけて、「(架空)彼女のプレゼント何がいいかな?(キラリ)」とキめるか、
無難に「いやー、今は好きな人いないんだよね!」と逃げるか、
ありのままで向き合うか。

数秒の逡巡の末、俺は口を開いた。

「実は・・・!」


後半に続く!


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