森とのつながりのお話(1) ~身近な樹木に注目~
はじめましての記事で書いたように、いろいろな人に森とのつながりのお話を聴き始めました。
記念すべき一人目は林業女子会友だちで、木育インストラクター、きのこ大好きなAさんです。
Aさんのお話
「森と人が楽しく支え合う関係を作る、両方がいきいきするように」という大目標には共感します。
最近、自分としては、遠くの山というより、日常の中の公園の樹木に注目しているんです。そうするとすごくいろいろな気づきがあります。日々観察していると、地域の解像度があがるんです。なんとなく自分の森になった感じがして、推しの木ができました。
近くの樹木を見ることの延長線上に山があるように思います。地元の材木屋さん、地元の森林環境税(*)の使われ方など関心を持つようになりました。
下町だと、街路樹に自分の家の箒をかけていたり、「公」と「私」がまざっているのもおもしろく感じます。市民と樹木の関係も、樹木を愛でる面もあり、落ち葉を迷惑がる面もあり、いろいろあるなぁと思います。
以前は近所の樹木にあまり関心を持たず、木育の活動をしていて、一回限りのイベントになってしまうことが多かったですが、いまは、きれいな公園をみんなで守っていくことが 山につながっていく、という意識が出てきました。こういう活動は連続性、持続性があるなぁと思っています。
街路樹の剪定をしている人に話しかけたり、落とした枝をもらってきたりしています。
Aさんのお話を聴いて
山から遠い都会の人と、山や森のつながりづくりはむずかしいと思っていました。でも、Aさんのお話を聴いて、毎日通る近所の公園に「推しの木」があったら楽しいし、「推しの木」やそのまわりを大事にしようと思えそうだし、その延長上に山や森があると思うとつながりをつくる一つのいい方法だなぁと思いました。また、その中で自分の住む自治体の森林環境税がどう使われているか調べるのもいいなぁと思いました。(考えたことなかった!)
私にとって、全く新しい視点が見つかりました。
さらにあとでお話していたら、こんなnoteを書かれていることがわかりました。おもしろい。早速フォローしました。
補足
(*)森林環境税
各自治体が「森林整備及びその促進に関する費用」として活用します。
その活用例として、以下のようなものがあります。
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