仮面ライダーは、世界征服を狙う悪の秘密結社『ショッカー』と戦う正義の味方である。

今日もショッカーと戦うのであった。

出たな、怪人！

なんにゃ
私は（悪事を働きながら）ずっと前から
ここにいたにゃん。

「出たな」って言いたいのは、こっちにゃ

仮面ライダーめ
突然出てきて邪魔するにゃよ。

怪人め、
その人を離せ
お前の名前は、なんだ。

にゃにゃ
にゃんで名前を言わないといけにゃいにゃ？
（番組の都合です）

驚くにゃよ！
私は、怪人『蟹ニャンコ』にゃ
カニカニにゃにゃにゃ〜

そう、怪人蟹ニャンコは、
強力な爪を持ち、何でも破壊してしまう
恐ろしい怪人であった。

仮面ライダー、
いくぞ、蟹バサミパーーンチ
カニカニにゃにゃ〜

怪人蟹ニャンコの強力な爪が
容赦なく仮面ララダーを襲った。

仮面ライダーも必死に反撃するのだったが、怪人蟹ニャンコの攻撃は、じいじわと仮面ライダーを追い込んでいった。

仮面ライダーは反撃をしたものの、
その攻撃は、堅い甲羅によって
次々と阻止されていた。

カニカニにゃにゃ〜

ハッハッハッ
どうしたカニ？
貴様の攻撃など、私には全く効かぬわ
にゃ～っはっはっは！

くそ〜
怪人蟹ニャンコ、
私の必殺技を受けてみろ。

ライダーキーック

ぐえ（怪人の声）

更に、ライダー連続キーーック

にゃ〜〜〜っ

仮面ライダーのキックが怪人蟹ニャンコに
ヒットした。

その時
怪人から 蟹の甲羅が
外れた。

パッカーン
（にゃにゃ）

にゃにゃ〜っ
わ、私の甲羅が〜〜

甲羅が外れたとたん、
過去の記憶が、次々と浮かび上がるニャンコ

わ、私は、、、

ニャンコの頭の中に、
港の景色が思い浮かんできた。

いつも散歩してた海辺の景色
楽しかった思い出は、浮かんでは消えた。

思い出した、
私、港を散歩してたら
急に悪そうな奴が現れて、連れて行かれたんだった。そいつ、蟹の姿をしてた！

こ、これ、

この蟹の頭が私を、、
（ガジッ）

やっぱり、こいつだ。

この味は、あの時の蟹
（あん時もかじってたのね）

そう、このニャンコは、
突然、襲われて、
『蟹ニャンコ』に改造されていたのだった。

甲羅が外れたことにより
怪人蟹ニャンコは、元のニャンコに
戻れたのだった。

か、仮面ライダーさん、
私はショッカーによって操られてました。
もう、悪いことはしませんから、
許してください。
（ぺこり）

怪人蟹ニャンコは、元の姿に戻り
あの港街で
またのんびり暮らすのでした。

おしまい

蟹ニャンコの「カニカニにゃにゃにゃ〜」が
可愛かったので、また会いたい気持ちに
なってしまいます。
あなたは、どうですか？