見出し画像

【クラファン掲載後インタビュー】 「テロとコロナで大打撃!ブルキナファソのシアバターを届けて女性たちの未来を応援したい!」 #STANDFORGOOD

この記事ではFor Goodでクラウドファンディングに挑戦した実行者さんに活動のキッカケやクラファンでの取り組み、これから作りたい社会についてインタビューしていきます。
今回はブルキナファソでテロの影響をうけた女性たちの雇用創出のソーシャルビジネスを行う原口さんにインタビューしました


プロジェクト概要

実行者:Borderless Burkina Faso inc. 代表  原口瑛子さま
■目標金額:500,000円
■支援金額:1,476,000円
■支援人数:136人

原口さんが暮らすブルキナファソでは、現在過激派によるテロが多発しており、その影響で雇用問題が、社会問題のひとつとなっています。
働きたいけど働けないそんな現状を変えるために、原口さんはシアバターを使って雇用を生み出すソーシャルビジネスをする中で、For Goodのクラウドファンディングを活用しました。

実行者さんにインタビュー

Q.事業の概要について教えてください

今私は西アフリカのブルキナファソという国にいます。
ブルキナファソは、西アフリカの6か国に囲まれた内陸国で、最貧国のひとつと言われています。さらに2019年以降は、イスラム過激派を中心としたテロが多発しており、国内避難民が急増しています。2024年現在、国民の10人に1人、200万人以上が避難生活をしている、と言われています。
テロの脅威は、ブルキナファソの人々に直接的にも間接的にも影響を与えています。
直接的には、避難民が増え続けている、ということ。また間接的には、もともと存在していた経済活動に負の影響を与えていることです。
そんな現状を変えたいと考えて、2022年に現地に単身移住して、ソーシャルビジネスを始めました。
私のソーシャルビジネスでは、直接的に影響を受けた国内避難民の人々の雇用創出を目的としていますが、今回のクラファンでは、その前段階として、間接的に影響を受けている、シアバターをこれまで製造していた女性組合のシアバターを購入するために行いました。
ソーシャルビジネスとして、シアバターの製造販売するには、シアバターの製造技術が必要ですが、その技術移転を依頼しようと考えていた女性組合もまた、テロの影響を受けてシアバターの需要が落ちていたためです。

Q.今までぶつかった大きな壁はありますか?

ソーシャルビジネスとしては、ブルキナファソと日本の物理的な距離が遠いことが1つの壁だと感じました。
例えば、シアバターを日本のお客様にご提案する時にも、「ブルキナファソってどこ?」「どんな人々が住んでいるの?」などそもそもブルキナファソという国のイメージが湧かない現実があったのです。
メディアでは軍事クーデターやテロの影響など、どうしてもネガティブな側面ばかりが取り上げられやすいと感じます。
だからこそ私が、ブルキナファソのポジティブな面もネガティブな面も、その国が抱える社会課題やそこで働く人々、そして未来の希望についても伝えていきたいと感じました。

Q.クラウドファンディングに挑戦した理由を教えてください

私のソーシャルビジネスは、日本の法人向けのビジネス(B to B)ですが、多くの方々と一緒に社会を変えられる方が取れればと考えたので、個人の方々も「応援」として参加ができるクラウドファンディングを選びました。

Q.For Goodを選んだ理由を教えてください

For Goodで応援してくださる方々は、社会課題に対する意識が高いと感じたからです。たとえ、自分が現地には行けなくても、そこで挑戦する人を心から信じて応援して、社会を変えたいと行動してくださる方々だと感じました。
私がクラファンに挑戦した当時は、ForGoodが始まったばかりで、そこまで多くの方々に認知されているステージではありませんでした。それでも、集客やプロモーションに強いクラファンよりもFor Goodを選んだのは、応援してくれる方々と社会を共に創る同志でありたい、と考えたからです。

Q.これからの目標について教えてください

For Goodのみなさんの応援のおかげで、2022年は女性組合のシアバターの発注ができました!現在も女性組合ととてもいい関係性が続いており、その関係性は未来にも繋げていきたいと考えています。
私自身のソーシャルビジネスでは、テロの影響によって避難してきた女性たちに、安定的な収入と安心して所属できるコミュニティーを創りたいと考えています。そしてより多くの女性たちやその子どもたちが「自分の手で未来を描くことができる」ような社会にすることがまず第一の目標です。
しかし、ブルキナファソにも多くの社会課題があり、1つの事業だけではすべてを解決することができないと考えています。だからこそ、ボーダレス・ジャパンのように、社会課題を解決したいと考える社会起業家が挑戦できるプラットフォームを、アフリカで作れたらと考えています。

原口さん貴重なお話ありがとうございました!


STAND FOR GOOD

貧困・災害・紛争・環境破壊・人権など
今、世界では多くの社会問題が立ち塞がっています。

そんな中で「社会を変えるため」「誰かを救うため
クラウドファンディングへ挑戦された方々はどんな想いを持っているのか?
クラウドファンディングを通して成し遂げたい未来の姿について語っていただきました。

STAND FOR GOODでは、For Goodで生まれた「社会を変えるアクション」を多くの人に広め、これから社会を変えていきたい思っている方の原動力になればと思っています。

For Goodから生まれた「社会を変える初めの一歩」をぜひご覧ください。