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【クラファン掲載後インタビュー】「殺処分される牛を1日でも長く生かす。『牛の幸せ』に配慮した牛肉を広げたい」#STANDFORGOOD

この記事では、実際にFor Goodを通してクラウドファンディングに挑戦した方々に、活動のキッカケやクラファンでの取り組み、これから作りたい社会などについてインタビューしていきます。

今回ご紹介するのは、生まれてすぐに殺処分されてしまう牛たちを救うために立ち上がった「殺処分される牛を1日でも長く生かす。「牛の幸せ」に配慮した牛肉を広げたい!」というプロジェクトです!


プロジェクトの概要

■実行者:宝牧舎代表  山地竜馬さま
■達成金額:1,016,000円

■目標金額:1,450,000円
■支援人数:113人

処分されるはずだった、“ミルクの出ないオスのジャージー牛”、そして“子どもが産めなくなった黒毛和牛の母牛”を引き取り、自然放牧にこだわって、育てている山地さんの挑戦です。
生まれて間もない時に殺処分されてしまう牛たちがストレスなく過ごせる環境を整えるため、そしてこの現状を一人でも多くの人に伝えるためにクラウドファンディングをスタートさせました。


クラファン掲載後インタビュー!!

Q.プロジェクトの概要について教えてください。

今回のクラウドファンディングでは、生まれてすぐに殺処分されてしまう乳牛の雄牛に対するご支援をいただきたいということでクラウドファンディングに挑戦させていただきました。

Q.解決したい課題を教えてください。

乳牛の雄牛が生まれて一ヶ月以内に殺処分されてしまうという問題です。
もちろん牛は経済動物なので、最終的にはお肉になったり、ミルクを絞ったりして人間のために命を捧げて、一生を終えるということはやむを得ないと思っています。
ただ、生まれてきて1ヶ月も生きることができない命が存在するという現実を目にした時に、「一日でも長く一頭でも多く」の牛たちを私の牧場で自然放牧しながら育てることはできないか?と思ったのが今回プロジェクトに取り組む背景です。

Q.クラウドファンディングをやったキッカケはありますか?

もちろんお金が必要ということは当然ながらあります。
しかし、それだけではなく、そもそも経済動物である雄牛が殺処分されている現実をほとんどの人が知らないという状況の中で、この問題をどのように解決していこうかを考えていた時に、まずは一人でも多くの人にこの現実を知ってもらいたいと思い、クラウドファンディングを決心しました。

Q.実際にクラウドファンディングをやってみてどうでしたか?

クラウドファンディングで広い層の方に周知できたと思っています。
今回のプロジェクトでは100人以上の方から支援を集めることができたのですが、支援のコメントやオープンチャットでのやり取りを通じて、人それぞれの共感のポイントが異なることに驚かされました。
私たちが思っている価値や共感してもらいたいポイントに対して、別の視座を持っている方と交流できる機会が、自分の学びにもなったと感じています。
「そういった視点で私たちの事業を見てくださっているのか!」「そういった部分に共感してくれるんだな!」
という部分に関しては、ただSNSで情報を拡散するだけでは得られない価値があったと気づかされました。

Q.あなたの作りたい社会を教えてください。

宝牧舎として目指している社会としては牛の幸せが私たちの幸せにも繋がるような社会を作りたいと思っています。
もっと具体的に言えば、経済動物の命をいただくということを通じて改めて『動物や自然に対する感謝の気持ち』や『命を大切にしていきたいという気持ち』がこの世の中に広がることで、戦争や貧困、イジメなどの社会問題の根底の考え方の部分で役に立つのではないかと考えていますし、今後私たちが目指していくべき社会だと思っています。
そのためにもまずは、牛の幸せを考える牧場をこれからも運営していけるように頑張っていきたいです。

山地さん貴重なお話ありがとうございました!


STAND FOR GOOD

貧困・災害・紛争・環境破壊・人権など
今、世界では多くの社会問題が立ち塞がっています。

そんな中で「社会を変えるため」「誰かを救うため
クラウドファンディングへ挑戦された方々はどんな想いを持っているのか?
クラウドファンディングを通して成し遂げたい未来の姿について語っていただきました。

STAND FOR GOODでは、For Goodで生まれた「社会を変えるアクション」を多くの人に広め、これから社会を変えていきたい思っている方の原動力になればと思っています。

For Goodから生まれた「社会を変える初めの一歩」をぜひご覧ください。