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胸の大きな女の子の広告はセクハラか

今回のライターは猫田です。

今回は献血PRに胸の強調されたキャラクターが起用されたことについてたくさんの声が上がっています。それについて考えていきたいと思います。

今回のトピックについて簡単に

まずはこちらの記事を読んで見てください。簡単にまとめられています。

胸を強調したキャラクターを日本赤十字社が起用したことにより、それはセクハラになる。という意見や若者に献血に来て欲しいからアニメキャラクターを起用しただけだ。という意見が出て話題になっています。

激しい胸の強調について

まず、実際に胸の大きな女性がシャツを着てもこのようにはならないということ。そこから、胸が大きい女性を勝手に理想の姿で描かれ、これを見る人たちはこのような胸の描写を望んでいるのだろうと言われているように感じます。
このキャラクターは確かに性的に描写されていると思います。
ただ女性を性的に扱うことがいけないのではなく、女性を性的に描いたものを日本赤十字が献血のPRに起用したことが問題だと思います。

このキャラクターでなくてはいけない理由はあるのか

若者に人気のキャラクターを起用することで、若者の献血者数を増やしたいのであれば他のキャラクターでもよかったのでは、と思います。

このキャラクターの胸の描き方はあまり一般的だとは思いません。
私はアニメを見ないので、もしかするとこれはアニメ業界ではスタンダードなのかもしれませんが。ただ、献血というのは多くの人が対象です。
アニメが好きな方に限るものではありません。
公的な広告に起用するのであれば、不快に思う方が出てこないようなキャラクターにしなくてはいけなかったでしょう。

これを性的だと認めること

私は確かにこのキャラクターは性的に描写されたものだと思いました。
しかし、こんな意見も見つけたのです。

胸の大きなイラストをいやらしいと認めてしまうと、実際に胸の大きな女性も同じように見られていると認めてしまうような気がして嫌だ。

この意見に対してはすごく納得させられました。
ただ、私は"胸が大きいこと"ではなく、"胸の強調の仕方がわざとらしくあえて胸に注目を集めるような描き方であること"が問題であると思います。

私たち若者の献血者数について

若者(16歳〜29歳)の献血者数は明らかに減っていっています。
そして確実に他の世代よりも少ないです。

日本赤十字社が若者を必死で集めたいのもわかります。
年々減っていっており、平成11年には採血の年齢の上限をあげたそうです。
そこまでしないといけない状況になっているのにも関わらずどんどん減っていっているのです。

一番大事なこと

1番の目的は若者が献血に来てくれること、ですがこの広告からは一番大切な「献血へ行こう」というメッセージが伝わって来ません。
セクハラだと捉えられてしまったことも、この広告を見て不快に思ってしまったこともどちらもとても残念です。
しかしこの騒動により、献血者数が減ってしまうことはもっと残念です。

受け取る側には多くの考えの人がいることを、広告に限らずSNSなどたくさんの人が目にする場所では気をつけて欲しいものですね。


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