ものすごくお久しぶりのnoteになってしまいました。
今日は、少し前にハヤカワ五味さんやゆうこすさんなどのSNSで見かけた、「 #NoBagForMe project」というプロジェクトにとても共感したので女性の生理が恥ずかしい事、隠すべき事と認識されている事について書いていきたいと思います。

学校での生理用品のやりとり

私は中学時代、公立中学と私立の女子校の二つに通いました。
そこでわかったのは、生理用品のやりとりや生理に対する考え方が全然違う事。
それはまぁ当たり前とも言えますが、でもやっぱり少し違和感のある事でした。

女子校では

女の子ばかりの女子校では、教室の端から教室にいるクラスメイトに向かって「今日ナプキン持ってる人ーーー！！」という大きな声が聞こえたりする事はよくある事です。

また、急に生理になってしまったり、経血が漏れてしまって椅子についてしまった時などは、トイレに行って応急処置をしている間に他の子が椅子の掃除をしておいてくれたりします。

生理痛がひどければ痛み止めをくれたり、体育で休んでいる時何も言わずに気を遣ってくれたり...。

男性の先生方も理解してくれていて体育の先生が男性だからって「生理痛がひどくて休めません」と言えない状況でもありませんし、休ませてもらえないこともありません。

生理というのはみんなに当たり前に来るもので、一週間我慢すればいいだけのこと。
隠す必要もないし、恥ずかしがることでもない。
そういった風に特に何を隠すわけでもなく生活していました。

女子校にきてとてもびっくりしたんです。
それまでとは全く違ったからです。

共学では

まず、先ほどの女子校でのことと比べてしまいますが、
ナプキンの貸し借りはこそこそと「誰が持ってるかな。〇〇ちゃん持ってるかも聞いて来る。」とこんなように男の子に聞かれないように、気付かれないように行なっていました。

生理痛が酷くて保健室で休ませてもらうことも、体育を見学することも、してはいけないような雰囲気です。
体育で休みたい時は、生理で見学したいと言うのではなく、体調不良で見学したいと伝えるのが普通でした。
生理痛がひどい時はまだ体調不良とも言えますが、プールの授業の際は生理痛がひどくなくても休まなくてはいけないので体調不良という言葉を使うのは違和感がありました。

このような学校生活を送っていた人の方が多いのではないでしょうか。
男の子には話してはいけないこと、そもそも女の子相手でもベラベラと話すような内容ではないことのように生理というものを扱ってきたのではないでしょうか。

男の子がいるかどうかじゃない

女子校だから生理はあたりまえなトピックであり、日常的なことだったのでしょうか。
確かに、女性の割合が多ければ多いほど女性特有のトピックはあたりまえに扱われやすくなるのは分かります。
でも、私は違うと思います。

なぜなら共学の時、私は吹奏楽部に所属していました。圧倒的に女の子が多い部活。男の子は数えるほどしかいませんでした。
ある意味、その空間は男女比率で言えば女子校と同じと言えます。
では、その中で生理の話をオープンにできてナプキンのやりとりを普通にできたかというとそれはできませんでした。

まず、男の子が女の子の生理についてどう考えているかというのは別にして、女の子自身が自分たちの生理を恥ずかしいものだと思っている気がします。
私が「生理痛がひどくて立っていられない」と言うと、
「男子に聞こえちゃうよ！！」と注意された事があります。

別に聞こえてもいいし何も問題はないのに...と思っていたのですが、それを言われてから生理の事については人前で話さない方がいいのかなと考え始めました。

女の子の意識が変わればいいのに

私は彼氏に自分の生理の時の体調や精神状態などを共有しています。
あらかじめ知っておいて欲しいから。
そうするだけでものすごく楽で、気遣ってくれるとイライラがだいぶ収まるものです。

つまり、周りの人がどれだけ生理について知っていてくれて、体調面、精神面共に「今私辛いんです」と言えたらどれだけ気が楽でしょうか。

それを言えるためには、恥ずかしいものだと女の子自身が思わない事。
もっと楽に生理休暇取れたらいいのに、もっと楽に保健室にいけたらいいのに、、、
そんな風に周りに”言えない”が辛いことの理由になるべきではありません。

自分に当たり前のように毎月くる”アレ”の存在をもっとオープンに当たり前に話していきたいですね。

NoBagForMe

生理用品を買った時についてくるあの紙袋。まるで私たちの生理用品が見えてはいけないものみたい。

恥ずかしくない。隠すものでもない。

まずは、生理用品を買った時に「紙袋、いらないです」と言ってみませんか。