子:「言われないと何もできないと思っているの?」

 いつも朝から私はガミガミと「~しなさい」「~してあるの?」「今すぐ~やって」・・言ってしまいます。
 それは、どうしても、時間通りに家を出てほしくこと、つまりは時間を意識した生活をして欲しいからです。
 つまりは自己管理をできるようになって欲しいと思っています。

「早くしなさい」はたぶん、自己管理できない大人になっちゃう。。という不安から出てくる感情からです。何度も言ってしまうのは、それだけ不安が大きいと言うこと。とはいえ、この前の、

 君の「言われないと何もできないと思っているの?」には、反省しました。確かに、日頃から、言い過ぎてるし、これでは自分の事を考えて動けないようになってしまうと感じていたからです。君たちはすぐに「これどうすればいい?」と聞いてくるのを、少し考えれば分かるのでは?と思って、むっとしてしまってました。
 でも、きっとそうしたひとつひとつの家事、仕事を見せることもなく、あれやれ、これやれといってやってきたのだと改めて思いました。

 君たちを信用してないわけではないけど、それ以上にちゃんと遅刻させないようにしなきゃ、って思っていました。しかも、その深層心理は遅刻する子の親にはなりたくない、という私個人の感情があったことを否めません。もちろん、はっきりとした認識があったのではなく、振り返ってみるとそういうことなのかもしれない。

 だから、君たちが遅刻してどう考えるかは君たちの問題と考えようと思う。朝も自力で起きて欲しい。  
 本当は自分で起きることができると思う。よし、明日から起こさない。

 ほかにも洗濯物を毎日出して欲しいし(洗濯サイクルがあって場合によって洗濯が間に合わなくなるから)、ちゃんとお風呂で体を洗ってきて欲しい(思春期はとくに体臭がでやすい、体臭で嫌な思いをさせたりしたりしてほしくない)、身の回りをちゃんと整理整頓して欲しい(すぐに準備などに取りかかれるし、捜し物をする時間がなくなる)等々あるけれど、どうしてそうして欲しいかは伝えるけど、もうそれ以上は自分で判断してください。

 どうしても仕事、家事で毎日がカツカツの私には、時間通りにやってくれないと、自分が遅刻してしまう・・(人に迷惑掛けたくないなど)、寝る時間がなくなる・・などあるけれど、もうやってないモノは仕方ないね。
 自分たちでどうにかしよう。私は腹をくくってみます。

 もうじき定期テストです。今朝もカレンダーに定期テスト◎日前と書き込んだのは私です。それ以上は言いません。

 先日「言われないとなにも・・?」を発言したあと、君は給食着を初めてアイロンがけしたね。意外とちゃんとできていて驚きました。アイロンの場所も知っていてちょっと意外。今回教えたから次はもっとできるかもね。
 家庭科の授業は(それ以外の科目でも)、ハンカチをアイロンがけするくらいしか教えてくれないかもしれない。でも、実際アイロンがけする対象物は沢山ある。だから、もうハンカチのアイロンがけを応用しまくるしかない。私もだれかに教わったわけじゃないけど、色んなことを積み重ねて経験することで、こうすればいいのかな?というアイデアが浮かびます。
 きっと君たちにもこうした思考ができるようになると、信じることにします。まだ経験がたりなくて発想しきれないだけとおもうようにします(発想力がなくて。。と嘆きたかったけど)。

 君たちは案外自分の事ができるんだね。いつまでも赤ちゃんじゃないね。
分からないことは聞いて欲しい。そのうえで、自分の事は自分でやっていこう。これで少し私のガミガミが収まりますようにと。

 今までガミガミしててごめんね。

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