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坊や、一生の"おともだち"を見つける

 坊やが今週、生涯の友を見つけた。それは自分の影だ。

 快晴だったこの日、通りを歩きながら自分の影に大はしゃぎ。日なた、日陰に入るたびに「いた!」「いない!」と叫んでいた。パパが要求すると、そのとおりに「影さん、こんにちは」「影さん、バイバイ」と挨拶する坊や。しかも影の方向に行かせたい時は「影さん追いかけて」と言えば話は早い。

 パパは「おかあさんといっしょ」の「シルエットはかせ」を歌ってあげたかったけど「シルシルシルシル、シルエット~」のところしか覚えていないから、そこだけひたすらリピートして歌ってあげるしかなかったよ。TWICEの「TT」日本語版のサビなら覚えたけどね。次までの宿題…。

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 生きとし生けるもの、すべてに寿命がある以上、どんな親しい友でもどちらかが先に死んでしまう。学校のお友達ともいつの間にか疎遠になり、永遠を誓い合った恋人ともいつか別れが来る(注:パパとママは例外)。

 影だけは違う。死ぬ瞬間までずっと一緒。死ぬのも一緒だ。どんなに速く走っても影はぴったりついてくる。だから仲よく楽しんでほしい。

 もう少ししたらパパと一緒に影送りをして遊ぼうか。そして、年を取って影を見た時に親子で影を見たことを一度でも思い出してくれるとうれしい。

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