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MEOについて思うこと

「サービスや商品を開発したけどどうやったら知ってもらえる?」
「色々やっているんだけど、思うように人が集まらない」

自分がかつて現場に出ていた際、このような相談はかなり多い内容でした。
特に最近はオンラインやデジタルの必要性が高まったことで増えているのではないかと感じています。

そのなかでも結構おススメの1つである「MEO」
ざっくり言えばGoogle マイビジネスの最適化ということです。

業種にもよりますし、海外ではもはやGoogleを使って検索をしない。
すなわち「タグる」という名のインスタなどで検索する流れもありますのでどこまで通用するかは何とも言えません。

けど個人的にはもう少しこのMEOは日本においては重要になると思っています。なぜなら、以前として日本のネットユーザーの半分以上はGoogleによる検索をしているからです。


少し時間が出来たので、整理も含めて簡潔に記しておきたいと思います。
少しでも参考になると嬉しいです。


理念・ビジョンは何ですか?

MEOとは一見関係なさそうな話ですが、これはとても重要なことです。
以下、アクセンチュアをはじめ、多くのところでは、理念・ビジョンが根幹にあり、現状とのギャップを埋めるための1つの方法としてMEOもあると考えるのがポイント。

一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会でも以下のような図をもとに経営理念があってのマーケティングやブランディングであることを強調しています。

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MEOからいきなり入るのはNGということ。

自分も聞けるところであれば必ず聞いていたことですね。ただし相手によっては「?」になってしまうため、機械的に聞くということは避けていました。


どのあたりのターゲットにどう思われたいですか?

すみません、まだMEOの話ではありません(汗
けど、これもとても大切なことだと思っています。

前提として、この辺りを導くためには外部環境や内部環境の分析が必要です。
外部環境であればPEST分析や5FORCE分析、内部環境であればAB3C分析(一般的には3Cですが、ゴンウェブコンサルティングが独自でアレンジされたAB3C分析は分かりやすい)やSWOT分析はよく実施されているものですが、この英文字&分析というキーワードだけで、抵抗を感じる人も多いのです。だからなるべく噛み砕いたカタチで質問していました。

例えば「最近税金上がりましたねー、結構影響ありますか?」
や、「最近中国と仲悪いですけど、今後の日本心配ですよねー」など。
これ、実はPEST分析の項目にも繋がるのですが、変に雛形見せるよりも
こうして翻訳して質問した方が、相手によっては分かりやすく、かつスッキリしてくれます。

こんな感じで聞いていく内容を踏まえて、この辺りのエリアで、そしてターゲットは誰で、自分の魅力が出せる場所はどこにするかなどを話すのです。

これらを踏まえたことをMEOにおいて重要な、正しい情報登録と定期的な情報発信の軸としていくとよりいいのではないかと考えます。


ここでMEOの話、業者に依頼する前にまずは自分でやってみる

自分がMEOを知ったのは2013年頃でした。ある支援先で、月額15万で業者に依頼しているという話を聞いたのがきっかけ。どんなことをやっているのかと聞くと、タイトル名の改善や情報発信、口コミの投稿(つまりサクラ)だったのですが、今思うと問題だったよなあと思っています。特に口コミのサクラは。

後にGoogleはこのようなことを違反行為とみなし、厳しいペナルティを課しています。それ以外にも基本Googleは「ユーザーにとって有益な情報」でなければ結構厳しい処置を行うので、理念・ビジョンにそって正しいことを地道にやり続けることが一番なのかなと。

MEOとは別にSEO(Googleなどの検索で上位にいかせるための対策)という言葉もありますが、SEOにおいても、Googleは「ユーザーにとって有益な情報」を重要視しているわけで。要は一緒なのです。

そこに変な技術などない。いかにターゲットの気持ちになって正しい情報を配信し続けられるかが大切だと思います。配信方法もメールを打つ感覚で難しくありません。まずは自分でやってみることをお勧めします。

以下の動画が個人的にはとても分かりやすいです。こちらの動画でもまずは自分でやってみる話をされています。


ポイントは必要な項目を正しく登録すること、そして正しい「口コミ」、ターゲット目線の「写真」「情報発信」

Googleマイビジネスの登録方法なども前述の動画内の説明が分かりやすいのでお勧めです。

個人的なMEOで押さえるポイントは以下の5つ。

1:登録できる項目は登録する
営業時間やサービス分類、ビジネス情報、開業時期など…Googleマイビジネスでは、色々な登録内容があります。業種によって内容は一部異なりますが、入力できそうな項目は出来る限り登録するようにしましょう。ただし嘘や変な誤魔化しはいりません。相手目線で考えることが大切だと思います。

特にビジネス情報は750文字まで入れられますが、内容が大切ですので、無理に文字数ギリギリまで入れなくてもいいと思います。もちろん上記を踏まえて結果的にそうなれば問題ありません。


2:写真は見る側にイメージが湧くものを登録

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写真を上記のようにいくつかの分類で登録することができます。この辺りは見る側に視覚的に訴求できますし、Googleの画像検索でも出てくる対象にもなりますので、すべて登録できるようにしましょう。ただし、実際と写真があまりにも違っているとマイナスですので、そこは注意。


3:常連客に口コミを書いてもらうように打診

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よくGoogleで検索すると、検索結果に上記のようなものが目に留まりませんか?この星がかなりの影響を受けると言われています。上記は2,000件近くの投稿があり、評価が4.1ですからそれだけで安心感に。

けど想像して欲しいのが、もし評価が2.5や1.5だとしたときにどう思うかです。ちょっと不安になりませんか?自分は店を探すときに最低でも3.8とかないと一瞬躊躇するときがあります。

その後、別のところの口コミを調べたりして、別の情報を探すこともありますし、最悪、そこに行くことも辞める決断になることも。

それくらい結構重要なところになります。何も評価なないよりは数件でもいいから高評価の口コミを獲得することを目指しましょう。理想は何もせずに書いてもらうことですが、難しい場合は常連や応援してくれる方に書いてもらうのもありです。

ただし、サクラ的なことは駄目なので、思ったことをそのまま書いてもらうようにしましょう。さらにGoogleマイビジネスの管理人(オーナー)になればその口コミへの返信も可能です。リアルの場で言われたことをここにも残してもらい、誠実な返信をするという流れがいいかなと。


4:定期的な情報発信、詳細リンク(自社WEBサイトかnoteなどのブログ)
Googleマイビジネスでは、最新情報やクーポン、イベントなどさまざまなジャンルで情報を発信することが可能です。さらに詳細へリンクを貼ることも可能。

理想は自社のWEBサイトですが、難しい場合はnoteなどのブログでも問題ございません。ただし、詳細へ飛ばす以上は見る側にとって有益な内容をしっかりと掲載することが大切です。


5:自分たちの理念・ビジョンを常に意識
これは長く運用していくと良くあるのですが、掲載内容に「ズレ」が生じるときがあります。このズレは、見る側によっては違和感に繋がる可能性がありるなど問題です。

そのため、理念・ビジョンを羅針盤的な存在として、照らし合わせたり、立ち返ると言ったことも大切だと思います。これはMEOに限った話ではありませんね。

MEOはあくまで1つの手段、他の方法と組み合わせながら伝えたい方へ情報を届けましょう

MEOはあくまで1つの手段です。このようなことをしっかりと継続していきつつ、ターゲットにどうすれば届けられるかを考えて、オンライン・オフライン、ネット上の世界とリアルの世界で対応していくことが大切になります。

より短期的に効果をだしていきたいのであれば、広告も1つの手です。インターネットはテレビを超えた大きな媒体。Google広告やfacebook広告など様々ななかから、どの広告であればターゲットに届けられるかを考えて検証していくことが大切になります。

そしてそれだけではダメで、ターゲットがリアルの場で目に入るようなところに広告をだすことも必要ですね。もちろんすべてとは言いませんが。
このあたりも前述の分析結果がポイントになるわけですね。

これについては、以下の記事が簡潔で分かりやすいかなと思います。

これらを補う手段としてMEOもあるという考えがいいかもしれません。
何か1つでも参考になると幸いです。

WEBディレクター5年、WEBプロデューサー3年、WEBアドバイザー(コンサル)3年を経て、現在は自社部門のWEBマスターをしながら、デザイン、ブランディング、動画編集スキルなどを勉強中のゼネラリスト。