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~2019年ガンバ大阪補強あれこれ ここを補強しないと優勝できねえぞ!~

全くの独断と偏見です。俺なりに来季の各ポジションの補強重要度を考える

GK

東口が33歳になるもののトップパフォーマンスが落ちることなく来季以降もしっかりゴールマウスを守ってくれると思う、長期的なスパンで見ても2ndGKとしてベンチにいても安心感抜群だろう。今季東口不在時GKの先発を務めた林の成長も著しい。長い目で見れば彼を正GKとする未来が妥当ではないか。下部組織出身というのもポイントが高い。よって補強する必要は無さそう

SB

オ・ジェソクの残留が決定的というニュースが流れコリアンファイターが来日7年目を迎える日も近い。親日家で個人チャントも完成したので来季も戦ってもらいたい。
米倉は絶えず毎年オファーが届いてるので出番が与えられないのならそろそろ移籍も覚悟をした方がいいだろう。という意味での後釜確保に動く準備もした方がいいのではないか。レンタル組の平尾を戻すのもあり
初瀬が今季で契約切れとの事で神戸からオファーが届いてるらしい。どこかの○森さんみたいに0円移籍も実現するかもしれない。キャラも似てるし(さほど関係ないが)、伸び悩んでるのは事実であろう。藤春が三十路を迎えるので残留して貰い、レギュラーとして挑んでもらいたい。

万が一補強する事があれば横浜FCで台頭した北爪、横浜・F・マリノスからレンタル中の下平匠、川崎フロンターレの武岡優斗とかはどうだろう。北爪は年齢的にもアジャストする上にキャリアとしても脂に乗ろうとしてる時期でもある。下平は言わずとも下部組織出身、ガンバのサッカーを熟知してる事からマリノスで出番がないのなら戻ってきて欲しいという願望すらある。川崎の武岡は契約満了を発表、米倉移籍時に狙ってもありではないか。

ここはとにかく両サイドこなせるオ・ジェソクの残留が大きい故初瀬米倉のどちらかが残留すれば基本的には重要度は大きくない。

CB

事実上の戦力外の西野、今季で契約切れのファビオは退団決定的、後はリリースを待つのみという事だ。2年間彼が残したものは大きく、ポカはするもののエアバトルの強さ、最後の一歩のシュートブロックという踏ん張りの効いた選手なだけにレギュラークラス1人確保するのは急務である。
フィード力の高さは評価されてたが空中戦勝率が著しく高くなった三浦の成長は著しく、日本代表CBの相棒を探す事になりそうだ。

既に噂が上がってるのは広州恒大のキム・ヨングン、左利きで足元に定評のあるCBだ。FC東京や大宮アルディージャでJリーグを経験し、広州恒大での世界経験も積んでいる。三浦の相棒にはもってこいだ。
個人的な願望ではキム・ヨングン+丹羽大輝カムバック論も訴えたい。高さはないもののラインコントロールに長けてる上、広島東京と渡り歩いたが出番も多くはない。丹羽個人としてもガンバへの愛情は強く、そしてガンバを知ってる選手の1人である。

重要度だけで言えば三浦の相棒は必ず必要となる

ボランチ

センターラインを支えているのは今野遠藤の2人。特に今季の9連勝は今野復帰後にあったものなのでまだまだやれるし彼の重要度を痛いくらい思い知った。遠藤は通算600試合出場を達成。名実共にクラブのレジェンドの1人に名を刻んだ。
ただ彼らへの依存度が大きすぎる故世代交代が進まない三冠達成後ここ4年の最大の課題でもある。井手口という新たな希望が見えた時に彼は海外移籍し、ポスト遠藤の呼び声高い市丸も伸び悩みレンタル移籍先を探してるそうだ。
『ポスト遠藤』なんて存在しないし彼以上の選手など出てこないので新たな司令塔を探すべきではと思う。その意味では仙台にレンタル中の矢島慎也のレンタルバック濃厚というニュースは明るいはずだ。前任者では全くといっていいほど出番はなく(先発出場は2節鹿島戦の45分)、振るわなかったシーズンだろう。彼が戻ってきたら矢島VS遠藤というレギュラー争いも見てみたい。ヤットをベンチに追いやる事が出来たら本物だろう。
深刻な問題は今野の後釜確保ではないか。この手のタイプの選手は各クラブ重宝されてるので多少の出費を強いられるだろう、しかしそうでなければ今季前半の二の轍を踏む危険性がある。

理想は柏の中山だろう。ボール奪取率が高いだけでなく、ミドルシュートや得点力も兼ね備えてる。CBも可能なのでユーテリティー性の高さも評価できる。複数年契約も組んでおらず、比較的コスパはいいのではないか。
時点で豚のソウザ、今季で契約切れの彼はミドルの強さも兼ね備えつつボール奪取に長けた豚には珍しいタイプ。唯一豚から欲しい選手でもある。現実問題あの隣のチームは山口蛍杉本健勇山村和也という中核大脱走(笑)があるので狙っても良いのではないか。

世代交代含め重要度自体はかなり高いのではないか

2列目

右の小野瀬、左の倉田が固定されてから9連勝という劇的な展開が待っていた。とりわけ山口から今夏にやってきた小野瀬は運動量、意外性のミドル、チャンスへの嗅覚、まさに掘り出し物であった。倉田も好不調の波があるが良いときはドリブルのキレは良く、運動量が豊富であった。彼らをベースにした2列目構成を考えるならこのポジションの重要度はさほど大きくない。
藤本は3年契約が今季で切れてボスマンプレーヤーとしての移籍もあるかもしれない。
なので熊本の田中達也が報道されてるがあくまで2番手という程度だが必要度は高いかもしれない。
レンタル組の泉澤はロティーナヴェルディで躍動し、彼について行くように豚へ行く可能性もある。まぁダービーで痛い思いするのはキミだよと一言言っときたい。
井出は出番に恵まれないのでレンタルも視野に入れてるのではないか。残してジョーカーにするという意味でももう1年チャンスを与えてもいいのではないか、とは個人的な考えではある。U-23で左サイドにコンバート、33節の長崎戦で決勝ゴールを挙げた中村を2列目の控えに置くのも有りではある。

FW

神戸にレンタル中の長沢駿はどうやら足元に定評のあるFWとして仙台に完全移籍するらしい。足元に定評のあるFWとして見たことは無いんですけどね…
今夏長沢に代わり神戸から来た渡邉千真、慢性的な怪我が癒えた後のアデミウソン、前任者が冷遇してた中でもゴールを決め続け、宮本政権で圧倒的エースとしてクラブレコードタイとなる6試合連続ゴールを含めた今季16得点のファン・ウィジョの3人が来季も中心として回すであろう。
渡邉千真は32歳という年齢ながらボールは収まり、周りを活かし、献身的に守備をして移籍後3得点に留まったが数字以上の貢献度は高かった。
アデミウソンも夏以降、とりわけ宮本政権になってからの躍動は目を見張るものがあった。当然ブラジル人ストライカーとしての数字にしては物足りないかもしれないが東京戦やダービー、浦和戦というリーグの大一番で結果を残した事は来季に向けた明るいニュースである。後はシーズン通して活躍してくれれば優勝に近づくかもしれない。
問題はファン・ウィジョかもしれない。大型連勝に大きく貢献し、今季チームMVPというのは誰もが認めるものだろう。高さや裏への抜け出し、セカンドボールの反応や1人で持ち込む打開力や推進力、周りを活かす事も出来る。近年ガンバのストライカーでここまで完成された選手はいないかもしれない。とりわけ国外からも関心も強く、ステップアップもあるかもしれない。現にドイツ2部からオファー届いてるのは事実らしい。ただガンバも松波強化部長が契約延長の合意に漕ぎ着け、違約金引き上げの話も進んでるそうだ。サッカー選手として欧州移籍はある意味望むもので夢だろう。とはいえクラブが降格圏に沈んでる中、アジア選手権にオーバーエイジとして送り出したガンバへの恩義もないと困る。申し訳ないが何も言わず移籍されたらウィジョ自身の人間性すら疑う。チームのJ1残留に導いた今季のパフォーマンスは大きく評価するが彼自身の引き際がガンバサポーターへの評価を大きく分けるのではないか。今冬に契約延長合意したので今冬の移籍はほぼないと思うが欧州がオフシーズンの今夏が1番彼を引き止める大きな鍵になるのではないか。将来的に移籍するにしろ多額の移籍金を置いてステップアップを後押ししたい。
もちろん1年でも長く彼の応援歌を歌いたい。そして彼とタイトルを掴み取りたい。しかしこればかりは本人の意思にかかる。


となると外国人枠拡張が正式発表されたのでFWに1枚2桁得点が見込める外国人ストライカーが必要不可欠ではないか。
東京のディエゴ・オリヴェイラは完全移籍したが横浜F・マリノスが退団決定的なウーゴ・ヴィレイラは狙いどころではないか。神戸移籍の話も消滅したらしく13得点を挙げたポルトガル人ストライカーは必要度が高くなるかもしれない。同じポルトガル語を話すアデミウソンもいることから溶け込むのにも時間はかからないだろう。また、ウィジョの躍動により韓国人ストライカーという味をしめたならKリーグから今後日本上陸するストライカーもいるかもしれない。
日本人という括りであれば成長著しい清水の金子翔太、J2→J1とステップアップしたもののチームが降格した柏の瀬川祐輔、辺りが名前に挙がってても良いのでは無いか。
幸いな事に万能型の渡邉千真がいることで彼の相棒という枠にする事も可能である。1枚は必要かもしれないがこれも全てウィジョの去就次第だ。ただ後手後手になる補強は御免である。
呉屋のレンタル動向も気になる話だ。彼が戻ってくるのならレギュラー争いも激しくなるのではないか。ただJ2でもう少し武者修行してもらいたい自分もいる。

比較的重要度は高いものの良くも悪くも来季通してウィジョがいるかいないかというある意味賭けに出てるポジションかもしれない。

毎年恒例の家長オファーの話だがリーグMVPの活躍を見せた彼はもう暫く帰ってこないであろう。いつかまた帰ってきてね!

総評

重要度が低いのはGK、2列目、SB
重要度が高いのはCB、ボランチ、FWというセンターラインではないか。
U-23の意味も込めて一美や高、高江、福田辺りの今季トップデビューを飾りながらU-23を主戦場として戦った選手の突き上げもリーグの覇権奪還に不可欠になるのは明白だ。

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