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~2019年、宮本恒靖は日本に衝撃を与えられるのか?~

久しぶりの更新となり申し訳ないです。
というのもネタというネタがなかなか無くてプロ野球キャンプインと言っても専門的知識はなく、データで読み取る能力はないので…最近やっとURZを覚えたレベルの凡人なので長く知っているガンバ大阪のサッカーについて少し紐解いていきたいと思います。

ということで今回は2次キャンプに突入し、練習試合(ライターの分析等から)で読み取ったガンバの今季のサッカーを自分なりに噛み砕ければな、と思います。あくまで文書から読み取った内容なので本当の意味で今季のガンバを知るのは筆者含めサポーターの皆さんが感じるものだと思います。

アジアカップが終了し、日韓の代表組が2次キャンプから合流。新加入のキム・ヨングォン
を含めた主力5名が合流していよいよフィジカル重視の1次キャンプと違い戦術の落とし込みに本格的に入った我らがガンバ大阪。新体制発表会で発表されたスローガン『GAMBAISM』を体現する日が近づいてきた。

『GAMBAISM』とは?

新規のガンバサポーターや他チームのサポーターはあまりガンバの伝統的なサッカーを知らないのと思うので簡単に説明する。
ガンバを古くから知る人や好きになった人たちの多くの理由というのは現監督の宮本恒靖やHCの山口智といったレジェンド達がCBを務めてた時代の2005~2011年に8つのタイトルをもたらした時であろう。最終ラインから短い縦パスを入れてビルドアップ、両サイドバックの果敢なオーバーラップ、今も尚司令塔である遠藤保仁や二川孝広がボールを受けてバイタルエリアで細かいパスを繋げ、絶対的なストライカーが仕留める。そんなサッカーである。

『GAMBAISM』が薄れた時

2012年のJ2降格でチームの舵取りをショートカウンター主義者長谷川健太に任され、彼は「奪ったら早く」を信条にした。昇格即3冠やACLベスト4といった紛れもない功績はもたらされたがタイトルが取れなくなり、勝ち試合も少なくなるとサポーターからも不満が多かった。ガンバ黄金期のサッカーは「負けたけどこんなゴール見れた」という悔しいけどいいシーンが見れたという感想がそれなりにはあった。ただ長谷川サッカーで勝てなくなると「得点もない、見所もない」という悪循環でしか無かった。昨季、ポゼッション志向のレヴィー・クルピを招聘したが彼もまた、面白いサッカーを魅せることは皆無だった。昨夏に宮本監督が就任した訳だが2度目の降格を避ける為にとにかく結果重視のサッカーだったので比較的長谷川健太の目指すサッカーに比重はあったかもしれない。結果的に残留した為、今季こそ『GAMBAISM』を取り返そうという事も念頭にあったのかもしれない。

キャンプを通じて今季の方向性は?

本題に入っていきたい。キム・ヨングォンの加入により足元が上手いCBという最大のピースが埋まり、EL GOLAZOの補強診断では80点というものだった。欲を言えばストライカーとアンカーに1枚づつ欲しかったが懸念とされていたCBのレギュラーとバックアッパーがヨングォンと青山で施されたのでピンポイント補強はされたであろう。先日のFC東京との練習試合ではアジアカップ組が全員出場して彼らが交代するまでは2-0というリードした展開だったという。田中達也や小野瀬康介という推進力のある選手が持ち上がりショートカウンターをする展開もあれば遠藤が最終ラインまで引いて両CBが開き、全体の押し上げも行われたという事だ。そうすれば出し手が遠藤、三浦、ヨングォンという幅が広がり前に重心もかけられる。
ボランチの起用法にも今季は変化が見られるかもしれない。日刊スポーツによれば練習試合で遠藤&矢島という司令塔系の選手を並べて試合をしたり、矢島&今野、また成長著しい高も加えた4人をベースに使い分ける方針と言う。相手によってボランチのスタイルを分けるという斬新な発想にはびっくりした。昨季までの遠藤&今野という鉄板であるWボランチを1度解体することすら意味する。若返りもそうだが守備的に引いてくる相手には矢島&遠藤、ガンバより全線の個が強い相手には高&今野、バランスを取りたい時は遠藤&今野、遠藤&高、今野&矢島、矢島&高という様々なチームの可能性すら広がる。出し手の数も試合によって変わるかもしれない。
そういう意味ではボランチ、特に矢島と高にかかる今季の期待は大きい。
SBの運用も面白そうだ。熊本から加入した田中達也は本来の2列目ではなくて右SBにコンバートされてると言う。初瀬が移籍したことで両が足りなかったSBに新たな可能性がプラスされる。

ファン・ウィジョ(左)とキム・ヨングォン(右)のコリアンコンビ
今季は最後尾と最前線に構える韓国人2人が鍵を握るであろう
(ガンバ大阪公式Instagramより引用)

宮本恒靖は日本列島に衝撃を与えられる?

今年は例年以上に期待できそうだ。川崎や神戸といった他チームより補強が目立った訳では無いが、的確な補強により冗談抜きでタイトル争いを狙えるメンバーは揃ったと言える。あとはこのまま怪我なく開幕に突入し、我々をかつて魅了した高い位置での細かいパスワークで敵の包囲網を掻い潜りゴールを奪う攻撃的でかつ勝利という結果を出せるガンバ大阪を復活させて昨季降格の危機を救ったレジェンドと共に新たな時代を築いてもらいたい。

PS.本日2月7日は我らが宮本恒靖の誕生日。おめでとうございます!!

貴方の見つめる視線の先が僕らの夢である。
共に新たな時代を築こう!(Jリーグ公式Instagramより引用)

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