【必読】韓国バス完全攻略マニュアル
こんにちは
日本生まれ日本育ちのFOSTERです。
実は先日、ハングルが全く分からない状態で初渡韓してきたのですが、韓国バスがどうも複雑だったので、備忘も兼ねてマニュアルを作成しました...!
ハングル読めないが韓国バス乗りたい方、乗ったことがなくて勇気が出ない方は是非お読みください
私が韓国バスを使うことになった経緯
飛行機の中で決まるプラン
筆者、先述したとおり初渡韓でハングルも分からない人間です。しばらくはソウル近辺で大人しく観光しよう…と思っていたのです。
そもそもノープランで飛行機に飛び乗っており、行先も未定な始末。飛行機内で「どこに行こうかな〜」と「ソウル 観光」等の単純なキーワードで色々検索していたところ、気になる場所が目に飛び込んできました.…
何を隠そう、城が大好きで国内の城を虱潰しに歩いている自称城オタクの私、こんな面白そうなところ見逃せるはずはありません。
「1時間くらいの距離って言ってるし、初心者でも行けるやろ!」という本能の囁きに耳を澄ませ、行先は秒でスウォンファソンに決まりました。
避けられないバス
さぁ!行先は決まった!あとは行き方だ!
ということでnaverマップアプリを初起動。経路を調べます。
ふむ、どうやら数字が四角く囲われている表記はバスのようです。
「さすがに初めての国でバスは抵抗あるな〜」となけなしの理性が働いた私、バスを使わないルートを調べますが…
…
「…あれ?バス使わないルートが出てこないな…」
どれだけ調べても出てこない!
ここでようやく気付きます。
「多分これ、バス使わんと行けへん場所や!!!」
初めての国のバスを使うことへの恐怖
VS
水原華城への興味
で脳内ファイト始まりますが、城への愛がDNAに刻み込まれた私、カンマ0秒で水原華城への興味が勝ちました。
「最悪、タクシー使えばホテルまで帰れるやろ!」という楽観思考のもと、即効でバス利用が決定。
韓国のバスは2種類に大別される
前置きが長くなりましたが、ここからはちゃんとマニュアルです。
韓国のバスは、大体ニ種類に大別されます
4桁バス
4桁バスは、系列番号が4桁のバスのことを差しています。
詳しくは調べてないので間違ってる可能性はありますが、多分4桁バスの基準は幹線道路を走るような長距離移動をするかしないかだと思っています。長距離を走るバスは基本4桁です。
構造は、修学旅行のときに無理やり詰め込まれたツアーバスに近いです。横向きの座席はありませんし、入口出口は前1箇所。
それ以外
俺か、俺以外か。
4桁バスか、それ以外か。
3桁や2桁のバス。これは多分短距離のバスです。日本の市バスに近いのはこちらですね。前に入口、バス真ん中に出口があります。
乗る前に気をつけること
酔い止めを飲め
不穏な内容が飛び出しましたね…
注意してほしいのが、韓国、運転はそこまで荒くないのです。…がとにかく揺れます。
「韓国の運転は荒い」という前情報を入手していた私は、バスに恐れおののいていたのですが、想像していたより全然余裕。スピードもそんなに早くないし、ブレーキの踏み方もゆるやか。
ただ、道が湾曲しているのか、とにかく跳ねて揺れるんです。揺れる揺れる!人体がポンポン跳ねます。
酔いやすくて、なおかつ4桁バスに乗られる方は要注意です。
バスが来るのを見逃さない
韓国のバス、系統がかなり多いんです。
そのため、バス停で待ってる人が常にバスに乗るとは限らないのです。
結果どういう事が起きるかというと、
「バス停にたどり着いた…あとは乗るだけ…」と気を抜いてバス停ベンチに腰掛けていると、バスの運転手から「乗らない客」認定されて、バス停で待っているのにスキップされます。ただでさえ時間が足りない旅行中にこの乗り逃がしはかなり痛手。
自分が乗りたいバスが来たら、食い気味に乗車位置まで詰めて、手を振ってアピールしましょう(これはガチ)
ちなみに待ち時間と席の空き具合はnaverマップで確認できます。韓国のバス、割とパンクチュアルで時間通りに普通に来ます。
乗車位置は固定じゃない
何度も言います。韓国のバス、路線がかなり多いんです。
ひとつの停留所に複数の系統のバスが同時に到着することもザラにあります。
この時、1番手前に来たバスが自分が乗りたいバスだったなら、通常通りの立ち位置で待って手を振ればいいんです。
問題は、自分が乗りたいバスが2台目、3台目に停まった場合にどうするか。
自分が乗りたいバスまで全力で走ってください!!!
2台目のバス、1台目のバスが発車した後、停留所まで来るかというと来ません。
1台目と一緒に止まり、1台目と一緒に走り出します。
つまり、1台目の後ろで待っていたら乗り逃がすんです。
これも折角バスの到着時間に間に合っているのに大きな痛手。
ヒールだろうがスカートだろうがなりふり構わず後方へ走ってバスを捕まえてください。
Tmoney残高には余裕をもたせよう
韓国、日本比で交通費がとにかく安い。
事実空港から20kmくらい離れた水原華城に行くまで3,000ウォンくらいしかかかってないんです。
幹線道路使ったバスが3,000ウォンというのは破格過ぎるでしょうよ。
とにかく、Tmoneyカードに10,000ウォンくらい入れておけば、割と辺鄙なところでも行って帰ってこれます。
私はハングルわからないので、バス内でお金足りなくなって現金でチャージを運転手さんに交渉するようなことは避けたく、常に余裕を持ってTmoneyカードにお金を入れてました。
乗車時に気をつけること
前から乗車してTmoneyカードタッチ
韓国は乗車時と降車時、ともにタッチする必要があります。
入口は絶対に前で固定のため、迷う心配はありません。
バスに前から乗ったらまずはカードをタッチしましょう。
座席が空いていたら座る。ただし優先席には座らない。
可能な限り座りましょう(というより座席が空いているのに立つ人はかなり珍しいです)
前述したとおり、韓国のバスはかなり揺れます。立っているとよろめくことになり逆に迷惑がかかる上にかなり危険なので、空席が入口から遠くにしかなくても、可能な限り座ることをオススメします。
ただし、この時優先席には座ってはいけません。(勿論この記事を読んでいる高齢者の方、妊婦さんなど座るべき方は座ってください)
優先席は背もたれの色が他の椅子と異なっているのですぐに分かります。韓国では優先席に座るのはかなりタブーなようなので、元気な人は優先席には座らないようにしましょう。
ちなみに、座る位置としては、出口に近い場所がオススメです。
出口はバスの種類によって違います。後ろに出口がある非4桁バスは後ろ、後ろにそもそも出口がない4桁バスは前から降ります。
なので、非4桁バスの時はバスの中央に。4桁バスの時は前の方に座りましょう。
乗車中に気をつけること
降りる停車駅はnaverマップの現在地で確認が手堅い
日本だったら停留所の名前がアナウンスされたら、そこで降りたら良いですね。至極簡単です。
韓国でも、英語でアナウンスされるやろうし、余裕やろと思っていたんです。乗るまでは。
4桁バスに乗られる方は要注意です。
英語の表示、アナウンス、いずれもありません。
私、初韓国バスが4桁バスだったのですが、いつまで経っても英語のアナウンスがないので英語がないことを瞬時に把握しました。
こうなったらハングル表記が合致する駅で降りるしか無い...!
ということで、naverマップの停留所一覧とバス車内のアナウンスとにらめっこをしていたのですが…
う〜ん、分からん!
似たような表記になるともう分からん!
何ならnaverマップ上で日本語表記になってるバス停も、バス車内アナウンスではハングル表記なので分からん!
作戦変更だ!ということで最後にたどり着いたのが
現 在 地
マップに表示される現在地が目的駅に近付いたら降りるというかなり素朴な手段。
シンプルにして最強。
最初は、停車駅数を覚えていれば大丈夫かなと思っていたのですが、この4桁バス、もう一つ落とし穴があるんです。
それは、(経由)バス停の存在。
ここまでのスクショを見て勘づいた方はいるでしょうか?
停留所駅一覧に、太字の駅と細字の駅が存在することを…そして細字の駅には皆等しく括弧がついていることを…
これらの細字の括弧付きの表記は全て経由バス停です。4桁バス、この経由バス停の停留所に人がいなければ容赦なく飛ばします。
大したアナウンスもなく、ぬるっと飛ばしていきます。
しかも、マップ上にこれらの駅は表示されません。
結果、停留所数をカウントする難易度が鬼レベ。
普通に無理でした。
(ちなみにこちらの経由バス停システムはおそらく4桁バス特有で、非4桁バスには無さそうでした)
私は現在地がある程度近くなっているのを確認したうえで、目的地の「京義大学」の1個前のバス停の「ホニャホニャTG」という駅名が表示されるまでずっとスタンバイ。
「ホニャホニャTG」の表記が切り替わった次の駅で降りる、と目標にしていたら無事に降りることができました。
出口に近い席が空いたら移る
後述しますが、韓国のバス、停車時間が鬼短いのでサッササッサと降車する必要があります。
そのため、出口に近い席が空いたらその都度移っておくくらいが丁度よいです。
降車時に気をつけること
降車ボタンを押す
これは日本のバスにも馴染み深いですね。
自分が降りるバスが近づいてきたら降車ボタンを押します。簡単ですね。
ただ1つ気をつけるとしたら、降車ボタンの数が少ないということくらいです。
日本だと1席に1つくらいの頻度でありますが、韓国は2席に1つくらいしかないので普通に押しづらいです。
何なら立ち歩いてボタンを押しに行くこともあります。
すぐに見つからないこともあるので、バスに乗ったら近くの降車ボタンを探しておくのが安心です。
降りる1個手前のバス停を過ぎたら、出口まで移動を開始する
これは日本だと若干マナー違反ですが、韓国だと必須。
むしろ直前まで席を立たないほうがマナー違反です。
前述したように、停車時間が鬼短いので、サッササッサと移動しておく必要があります。車内が混んでいるからと言って遠慮してはいけません。韓国の人、降りるために移動する人にかなり寛容なので、道を譲ってくれたり、通りやすいように立ち位置を詰めてくれたりします。
配慮に甘えて遠慮なく移動しましょう。
降りる1個手前のバス停を過ぎたら、Tmoneyカードをタッチする
Tmoneyカード、フライングです。
日本だと無い習慣なので、これが1番驚きました。
私はこの文化、効率的でとても好きです。
降りる前にピッとしておいて、降りるための時間を可能な限り少なくしましょう。
最後に
困ったら周りのマネをする
もし何かわからないことがあったら、とにかく周りのマネをして乗り切りましょう。郷に入っては郷に従え。
私は基本スマホをいじっているとバス酔いするので、周りの韓国人をひたすら観察していました。
皆のマネをしたら何とかなります。
以上が韓国バス完全攻略マニュアルでございます。
気付けば5,000字も記入していましたね…韓国バス、おそるべし…
ハングルわからないけれどバスに乗りたい同士の方がいたら、是非参考にしていただけたら嬉しいです。
また、何か補足がある知見者の方いましたら、是非コメントくださいませ~!
以上、韓国バス完全攻略マニュアルでした!
良い旅を!
おまけ
韓国バスは寝られるが、オススメしない
異国のバスに初めて乗って寝る人間はいるのでしょうか?
いました、私ですね。
帰りの4桁バスに乗っていると、暖かい車内と心地よい(?)揺れに誘われ、強烈な眠気に襲われました。
ただし、異国バスで寝るのは流石にヤバい...!と何とか堪えていたのですが…
気付いてしまったのです…
まわりに座っている韓国人が皆寝ていることに.…
「わ〜い!これで寝られるゾ!」
ということで、私も健やかに入眠。
40分ほど寝ていたら、隣に座っていたお兄さんに申し訳無さそうに起こされました。お兄さんはどうやら降りたかったようです。
光の速さで立ち上がり、道を譲るとおそらく感謝されてお兄さんは去っていきました。
パスポートや財布は全て無事。韓国、素晴らしい。
ただ当たり前ですが危険行為なので、良いこの皆さんは真似しないでくださいね。
あと、3桁バスなどは人の入れ替わりが激しいので寝ないほうが良いと思います。
以上おまけでした。
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