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原価うんぬん、D2Cうんぬんでも本質は変わってない


ファッション業界にいま必要なのは
小手先や枠組みだけのEC化でも
中間マージン削って原価50%の~みたいなことじゃきっとないのかなと思う。

世の中の流れ上、
D2Cというワードだけが前に出るのはわかる。
だから僕の活動もまともそうに批評したがる大人たちにはそう捉えられてる。
「中間マージンをなくし原価50%でお手頃価格だから人気」だと。
しかし、それは全く大きな間違いで、多分foufouが値段的にお手頃だからという理由で買ってる人はいない。笑

たしかに原価率は最低でも50%だけれど、むしろ年々値段はあがっているんだ。そもそも関わる人も増えて、品質も全然違う。不良の返品もあまり来ないほど。

なんでじゃあ買ってくださる方がいるのかといえば、「わたしが着たい!」と思ってくれたからだ。最後のトリガーはそれだけだ。
もちろんその要素の一つに「価格と品質のバランス」という項目は入るのかもしれないがそれが重要だとしたら、もう売れていないはずだ。安いところたくさんあるし。

だから本質は昔からなにも変わってないよ。
僕はそれを「ファッションは魔法」というポップな言葉に言い換えているけれど、つまり論理や数字でブランドを捉えようとすると失敗する。
枠組みと仕組みで出来たブランドと、1人の狂人が作った熱狂を纏ったブランド、ネットで同じ棚に並べられたらそりゃどちらに支持が集まるかは単純な話だ。

でもファンタジーを楽しむための「リアルな質感」がないのはもっとよろしくない。
みんな、もう子供じゃないんだから着ぐるみの中のこともパークの外の景色もちゃんと知ってる。
それでも魔法にかかりにいくのだ。
ネットもD2Cも手段、大事なのはその奥の話。
そこが間違えて伝わらないように気にかけていきたい。

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