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" 誰にも殺されていない "アパレル業界。

心機一転、noteをしっかり活用していこうと思いマガジンなるものを作ってみました。

foufouの話や、アパレルや消費や生活の話を自分でまとめるという意味でもこうしてしっかり文章書いてみようと思います。

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『 誰がアパレルを殺すのか 』という日経のコラムがはじまったのは2016年。
翌年には本として出版され話題になったのが記憶に新しいです。

「消費者の価値観の変化」「ファストファッションの台頭」など様々な要因がありアパレル企業、とくに百貨店に店舗を展開する企業は、苦戦し続けています。
91年には15兆円あった市場規模も17年には9兆円まで縮小。

多くの企業が様々な角度から「アパレル、黄金時代」を取り戻そうと、
新鮮に ”見える” 施策を打つも、どれも効果があったとはいえないのではないでしょうか。

しかしこれを見てるみなさんはきっと思ってるはず。
「昔より選択肢も多くて、手ごろにお洒落できて嬉しいわ」なんて。

そうです、つまり「殺される」のはこれまで「出せば売れる」で利益を得続けていたあんな企業やそんな企業であって、
実は私たちのような一般の消費者からすれば今が一番「ファッションサイコー」な時代なんです。

ユニクロやH&Mをはじめとするファストファッションをはじめ、
メルカリやヤフオク、SHOPLISTやZOZO TOWNなど、

いまでは古着も新品も、おまかせ便だとかレンタルだとかオーダーだとかごちゃ混ぜになって
自分がなりたい姿になるべく安くなれてしまう時代

限られた選択肢の中から、あれこれ「こだわり」だの「クリエイティブ」だのといった
抽象的で曖昧な謳い文句でだまされることなく、自分の情報を元に最善を選択できる時代。

まさに「ファッションの民主化」。

実は私たちは「革命」のど真ん中にいるだけで、新時代が顔を出してくれたという話なだけです。

ただ、あまりに選択肢が多すぎて「自分が情報を取捨選択しないと」結果的に混乱してしまうだけなのかもしれません。

だからこそ、「ファッション」に対してあまり高尚なものとしてみるのではなく
「所詮は服」という気持ちを持つことは服が好きだからこそ大事なのでは。


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